LAMのイラスト術 行ってきた.テキストその1

LAMのイラスト術行ってきたのでレポです。
https://peatix.com/event/718853?lang=ja

イベント概要

・2019年7月6日(土曜日) 14時~
・DNPプラザ市ヶ谷(東京クロノスカフェやってる場所)

出てた人
川野優希さん:進行役
LAMさん:伝える人
カトウさん:伝える人
※以降は敬称省略しますが敬ってます。

【オープニングトーク】

・雷雷公社、正式な結成は2017年頃
・それ以前もLAMの活動でカトウに支援してもらっていた
・LAMの名前しか出ないのは違うと思い、雷雷公社として立ち上げた
・電電公社のパクリではない
・LAMのPNの由来はうる星やつらのラムちゃんから

【パート1:東京クロノス】

<なぜイラストを担当することになったのか>
・画面端にチラっと映る程度でも、どのキャラか判別できるような絵が描ける人ということでLAMがアサインされた
・VRというコンテンツのため、視界にちらっと映る、という状況も想定される
・色で登場人物の違いが表せる人物としてフォーカスされた

<キャラクターデザインについて>
・各キャラクターにイメージカラーを設定している

・最初に作成した(完成した)のは東国ユリア
・髪色、デザインはかなり攻めた。好きな要素をいろいろ詰め込んだ

・一番難産だったのは櫻井響介(主人公)
・主人公として「好きになってもらえる」ように、キャラクターとして「個性が出せるように」、プレイを通して「感情移入してもらえるように」ということを考えてデリケートにデザインした

<意識していること>
・キャラクターデザインは引き算、わかりやすければわかり易いほど強いと考えている
・昨日SNSでちらっと見たキャラクターを今日思い出せるか? ということを意識
・2~3単語で覚えてもらえるようなキャラクターデザインにしている
 (緑の髪の娘、ピンク髪のカメラ持った娘、など)

<ノベル「渋谷隔絶」の表紙>

・ピンクとピーコックブルーだけで、書店で目立つイラストにしたかった。
・空の色などはブレードランナーのように、怪しさや、バチっとした、という印象を出したかった
・LAM「まあブレードランナー見たこと無いんですけど」

・ハッピーな絵には見せず、不穏そうな絵、心理的に不安定な色合いを意識した
・人物も肌色を使わず、背景と色をあわせて色数を減らした

・背景は線をいじるのではなく、色合いで通常の渋谷と違う感じを出したかった

・目次にキャラクター紹介がほしいというオーダーを受けたが、キャラ愛が強くなりすぎてポスターを描いた
・お楽しみに

<東京クロノスPSVR版ジャケットイラストについて>

・よく描けた、と自分でも思っている
・最初のビジュアルは黒基調だったが、PSVRは白基調にしている
・内容はミステリーだが、それより「青春の物語」というイメージを出したかった。爽やかに見えるように

・表情や構図を気にしながら作成した
・まずキャラクターを配置して、その後、そのキャラクターっぽい方向を見せた
・上を向く、うつむくなど、目線でネガティブ、ポジティブ、悩み、などが表現できると思っている

<東京クロノスのキャラデザだわりポイントなど>

・デザインに雷マークをよく使う、メイン級の子に雷を背負ってほしかった
・今回は東国ユリアに雷マークをつけた
・制服の校章デザインも雷を入れている

・下着も全員分をデザインしている
・見てほしい。カフェでなんで展示されてないの? ← カフェだからです。

<LAMのイラストについて>

・発表してリアクションもらえるようになったのは、2~3年前くらいから
・フリーのイラストレーターとしては1.5年程度

・東京クロノス等の関係で、ここ1~2年はすごい量のイラストを描いた
・会社員時代は週に1~0.5枚だったが、フリーになってからは商業級のイラストを1日~2日に1枚くらい描いていた

・2~3年全力でやればプロ級のイラストが書けるようになる
・大事なのは好みや流行を考えることが大事、なにがいいのかを考えながら絵を描いていた

<キャラデザについて>

・キャラクターデザイン、3案程度出すようにしている
・今回、・キャラデザについて要望や大きなリテイクはなかった
・パティは「キモ可愛いぬいぐるみ」という説明から手癖で描いた

<影響を受けている人・モノ>

・引き算の考え方は、ヤスダスズヒトさんの影響を受けていると思う

・ヘスティアはデザインが洗練されている。白ワンピに青い紐だけでヘスティアになっている

・わかりやすさはポケモンのジムリーダーなどからも影響を受けている
・ポケモンのジムリーダーは特徴的で良いデザイン。覚えてもらうためのデザイン

<東京クロノスこぼれ話>

・トンマナ(トーン&マナー)も作っている

・東京クロノスに、作品としてのテーマカラーは設定していない
・モノトーン(舞台)+カラフル(キャラクター)という色イメージ
・グレーも濃さを決めている

<質疑応答からのこぼれ話:イラスト練習>

・上達のためにとにかく資料を見ている
・Pixivなどで上手なイラストを見るときも「何が上手と思ったのか」、「どこが素敵と思ったのか」を見ている
・いいと思ったものを吸収していく
・1枚1枚、描くときに課題を設けている(苦手な角度に挑戦、など)
・考えないで、手癖で描いてもうまくならない。常に意識して描く

その2はコチラです。

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