ブルーアーカイブの「俺好き」ポイント

ブルーアーカイブを始めました。
今の時代に「xxはじめました!」っていう「はじめた」がどの状態を指すのか微妙なところですよね。
やろうと思えば今すぐ始められるし、かといって起動しなくなるだけですぐやめられる。なので主観で言えばいいんですよ。俺は始めました。


今は1章が終わって2章の途中です

最初にもらった無料ガチャ用のアイテム?は使い切りました。
その状態でいくつかの「俺好き(俺はこういうところが好き)」ポイントが出たのでお伝えしたいと思いこの怪文書を綴っています。

まずインストールして起動してチュートリアル的なシナリオをやって。
なんかいっぱいキャラクターが出てきたぞ。どうしよう……わからん。
こんにちは、君たち誰? Pixivではよくお見かけいたしますが。
という状態でスタート。

ゲームシステム

この画面に表示されてるボタンなにかわかる?
マジな話オレはわからない

今の俺

ソシャゲってアレでしょ、ガチャで引いたキャラクターのレベルを上げてなんか色々強化していかなきゃいけないんでしょ?

なるほどわからん

スキル? 固有武器? 神秘解放?
とりあえず何かをどうかすれば強くなるんだな。なるほど。
また今度にするわ。

という状態なんですけどね。この画面に救われました。

うつむく僕に彼女の声
「私この人知ってる!」

ストーリー! なるほどこれをやればいいんだな。

キャラクターを育てなくてもゲームはできる

ストーリーをやって、そういうことがわかりました。
ストーリーでのキャラクターは持っていなくても操作できる。勝手にレベルが上がってくれる。ありがたい。
シナリオに集中できるのはありがたい。

シナリオが良い

内容が良い、という意味ではなく。いや内容も面白くて素敵なんですが。
細かいチャプターに分かれているのが非常にありがたいです。
ゲームって気が乗ると1時間とかやっちゃうんですけど、始めるときってそうじゃないじゃないですか(偏見)。
とりあえず起動して1話くらい見るかー、からついつい続きが気になって次の1話、その次の1話、と進んでいっちゃう。結果的に1時間とかやっちゃう。
でも、10分で一区切りもできる。これがありがたい。電車とか、ちょっとした時間にちょっとだけ進められる。

その結果がこれだよ!

フルボイスじゃない

ボイス最後まで聞かずに飛ばしちゃう派なんですけど、これ微妙に罪悪感あるんですよね。フルボイスじゃないって、この罪悪感がないんですよ。これがありがたい。

というのがシステムに関する俺好きポイントでした。

ゲームって「やる理由」と「やめる理由」があって、前者が勝っている限りは続けて後者が勝った途端にやらなくなるんですよね。(主語は「俺」)
起動が遅い、シナリオが長い、レベル上げがだるい。ゲームってふと我に返るポイントがあって、いかにそれを感じないかが大事だと思います。

というのを踏まえてゲームの中身についてです。

シナリオ

ソシャゲって大量にキャラがいるじゃないですか。1年2年続いているゲームだともう最初からわけわかんねぇ。
今から始める? オッケー最初から全キャラ引ける(可能性がある)ガチャを100回引かせてあげる! って言われてもこちとらそのキャラに思い入れも何もねえんだよ!
人によっては性能見たりしてリセマラ? とかするらしいですね。

ワイの生徒リスト(鎮守府)抜粋
生徒リスト(騎空艇)抜粋

ピッシブの箱で人気キャラは見たことありますが、他のキャラは見たことがありません。なので、星3とかでも「……誰?」ってなります。
とりあえずメインストーリー? ってのをやるかぁ。

Vol.1 対策委員会編

また知らん人だらけ。あ、この砂狼さんは知ってる。ピッシブの箱で見た。
というくらいの知識でスタート。
で、さっき伝えたシステムのおかげ(1チャプターあたりが短くて中断しやすい、フルボイスじゃないからテキストベースでサクサク読める)でどんどん進めることができました。

エロゲーじゃんこれ!

表情が変わる立ち絵、画面下に表示されるテキスト、たまに入る一枚絵。
吉里吉里じゃん! 古き良きエロゲーじゃん! 現代社会に適応したエロゲーじゃん!
そりゃあプレイしやすいわ。すんなりと入ってくるわ。

深掘りされるキャラクター

対策委員会編、という名前通り、メインは5人の対策委員。へー、ホシノってこういうキャラクターだったんだ。ピッシブだと居眠りしているところをカン(槓子(カンツ)を作る行為)されているのしか見たことなかったけど、しっかりと委員長している素敵なキャラクターじゃん。え、そんな感じの過去が? へぇ、好き。

キャラクターを好きになるきっかけって「シナリオ」なんですよね。どういう性格で、誰とどういう繋がりで、どういう信念を持っている。そのあたりがしっかり見れる。
知らないソシャゲキャラでも濃い(略)出るけど、知ったほうがより濃厚な(略)

集団で出てくるキャラクター

対策委員会、便利屋68、ゲヘナ風紀委員。ざっくりしたグループわけがされているのが非常に助かる。お陰で登場人物が多くても混乱しなくて済む。
それぞれの集団で細かい設定があり、キャラクターにも個性があり、伏線や関係を匂わせてくる。
でもあくまで「対策委員会編」としてサブキャラとしての役割になっている。すごい。人気が出ても「この話では」主人公ではないという立ち位置がしっかりしている。
こういうの大好き。でもこの感覚どこかで……そうだ

西尾維新だ。

男の子ってそういうのが好き

学園都市キヴォトスでも一二を争うマンモス校の風紀委員長で最強の一角に数えられる実力者、空崎ヒナ。
そりゃそんな色々を詰め込まれたキャラクターに魅力を感じないわけないよ。登場するだけで周囲を圧倒する存在。

「《殺し名》序列一位、殺戮奇術集団匂宮雑技団の団員No.18、第十三期イクスパーラメントの功罪の仔(バイプロダクト)、匂宮出夢」
と言われてテンションが上がらない男子はいない。

どうしてここに!? ってうろたえるシーンがあるけどさ、そりゃ目の前に匂宮出夢が来たら恐怖するわ。空崎ヒナってそういう存在だろ?

そんな主役級の設定を持つ存在をサブキャラとして関わらせる。キャラクターたちの会話から凄さを強調させる。そんなシナリオが面白くないわけがない。

深い設定と複雑な関係と主役の進む道

そんな深い設定、各集団の狙いとパラーバランス、突然出てくる素敵ワード「万魔殿(パンデモニウム・ソサエティー)」。
っていういろんな思惑が絡んでいる状態だけどこれは対策委員会の物語。それがぶれてない。
ゲヘナってでけぇ学校があるんすよ、ティーパーティーってすげぇ人らがいるんすよ、便利屋68っておもしろ集団がおるんすわ。でもまあ今は名前だけ知っといてくれればいいっすわ。
ソシャゲのシナリオ、という形式で未来を提示しつつ対策委員会をしっかり掘り下げている。素晴らしい。
冷静に考えると(明日も分からぬソシャゲという世界で)よくやったなぁ、と思いました。

でも正直もうちょっと深ぼれない?

伏線バリバリしつつきちんと対策委員会のお話としてまとめてすごい。いいシナリオだった。
でもさ、もうちょっとこの娘達の活躍見たくない? 最後の方結構あっさりしてたじゃん。便利屋と風紀委員をもう少し絡ませたりさ、そういうの見たくない。みたいよね。

そうだね、薄い本だね

はかどるね。
おもしろ日常も、クソ真面目深掘りも。あの時にああ行動していたらどうなっていただろう、このキャラが実はここにいたら。もし2章、3章に出てた(まだ3章に行ってないのでしらんけど)あのキャラも関わらせたら。
という気持ち、みんなにもあると思う。

そうだよね、薄い本だよね

敵のコーポレーションがもっと鬼畜な実験とか(略)
やっぱり王道の先生との(略)
ぶっちゃけ便利屋と風紀委員ってどっちがつええと思う?(略)

シナリオに無駄がなく、いい感じの短さでサクサク進められる。
そしてその分もっと深くこのキャラクターの活躍がみたい、という気持ちも出ちゃう。
ブルアカをやっていないときもブルアカのことを考えられる。プレイ時間は一日24時間。すごいゲームだと思いました。

え、メモリアルロビーっていうのがあるんですか?

いいゲームですね

ということでブルーアーカイブ始めました。続いてます。お陰で夏コミはちょっとブルアカ理解した状態で挑むことができます。ありがとうブルーアーカイブ。

おまけ:曲

このゲーム最高じゃん、と思ったのは便利屋68が出た時。のBGMが最高に良かったからです。ああいう曲好き。「Unwelcome School」って曲らしいです。
こころナビの「Stressful Angel」くらい好き。

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