ブラックロータスに関する駄文

まとめ

・昔の憧れ、目標、そしてネタ
・ブラックロータスは3種類
・個人的に今の値段は高すぎると思う
・大きなカネが動くことは良いことも悪いこともあるんだよなぁ
・俺は今時点ではプレイする側ではないんやけど、する側の人たちからしたら現状ってどうなんやろうね

ブラックロータス(90年代後半)

俺がマジック・ザ・ギャザリングを知ったのは第5版とウェザーライトからで、本格的に始めたのは5版とテンペストからです。97年。
いやそんなことはどうでもいいや。

その頃のマジック・ザ・ギャザリングはオタクの趣味で、プレイ人口もそんなにいなかった。専門店なんて大阪に数店あったくらい。東京事情は知らん。
ブラックロータスは存在だけ知っていた。効果は強かったしイラストはくすんでいてきれい。イラストレーターの名前表記も違っていて、5版から始めた俺には新鮮に見えた。そして世界に数万枚しかない、というのも憧れだった。
ただ、当時の相場で数万円。日本で手に入れようとすると個人輸入とかになったのかなぁ。でも、手に入れられない金額じゃなかった。
「高校生になってアルバイトしたら、いつか手に入れたいな」くらい価値。原付き買うくらいの値段で買えたんじゃないかな。だから憧れだけど目標にできた。
ブラックロータスって強いけど、カードの効果としてそれだけじゃゲームに勝てないんですよ。そういう意味でネタにもできた。
ゲームで負けてるときに
「何引いたら勝てんねんコレ……」
「ブラックロータス」
「3マナwwwいらねえwww」って感じでネタにできた。

こっからはブラックロータスのことを「ロータス」って書くね。理由は俺らが昔そう呼んでたから。

説明:アルファ、ベータ、アンリミテッド

ロータスが収録されているエキスパンション(説明1)は「アルファ」、「ベータ」、「アンリミテッド」の3種類。

説明1:エキスパンションはマジック・ザ・ギャザリングの製品の種類のこと。エキスパンションには百ちょい~4百くらいの種類のカードが含まれていて、それ以外のカードは出ない。

アルファは一番最初に発売されたエキスパンション。正式名称は「リミテッドエディション」だっけか。ベータも。
カードの角の形がそれ以降の製品と少し違っていて、公式大会で使うのには半透明スリーブ必須のはず。
そのせいで、昔はアルファ版よりベータ版の方が人気があった。少なくとも俺らの間では。(コレクターはいたけど、今みたいに投資家はあんまりいなかったので)

ベータはアルファの次に出たエキスパンション。アルファがくっそ売れて作った製品。アルファの印刷ミスとかも修正されてる。

参考
https://mtg-jp.com/products/0000140/

アンリミテッドエディションはそのあとに発売されたもの。
「限定版じゃないやつ」って意味だな。アルファとベータがリミテッドエディション。
これはベータと同じ仕様で、枠が白い。「白枠」って言われる。
このアルファ~アンリミテッドまでにしか含まれていない強いカードって糞高いけど、まだアンリミテッド版は手に入れられる値段。
だと思っていたらこれもクソ上がっているんですよ。

個人的に今の値段は高すぎると思う

ブラックロータスはまだいいんですよ。1枚ありゃいいから。
いやよくねぇけど。
デュアルランドってやつがあるんですよね。
https://www.enndalgames.com/products/list.php?category_id=702

これ、デッキによっては1種類が4枚。場合によっては12枚とか16枚とか必要になるんですよ。
昔は5千円~1万円だったから、これも「高校生がバイトしたら頑張って揃えられた」ってカード。今はなにこれ……。

なんでこうなってんの? っつーとどうも投資マネーが入ってきているっぽいです。しらんけど。1千万円分カード買って、しばらく置いて1千2百万円で売れりゃ儲かるでしょうよ。
ただ、そのマネーゲームやられてる間、トレーディングカードゲームができないんですよ。
んで1千2百万で売れた実績が作れちゃうと、次に市場に出るときは1千5百万になっちゃうんだよ。

不動産かよ。バブルかよ。

個人的にはとっとと弾けてほしいけど、弾けたら色々問題起こりそう。カードショップもいっぱい潰れそうだし。

ちなみに俺は引退時にほぼ全部のカードを友達に上げたので、バブルの恩恵は受けてないです。クレイドルは3枚持ってたし、モックスダイヤも2枚持ってた。

大きなカネが動くおかげでショップが多くて安定している

でもまあ、値段が上がることで、市場に流れるお金が増えて、良いことも起きるんですよ。
今、カードゲームショップいっぱいあるし、安定して「あの店潰れたってよ」みたいな話もあんまり聞かない。聞かないよね?
昔のマジック・ザ・ギャザリングのカードって、500円で仕入れて1000円で売る、みたいな感じだったけど、今はその桁が1つ2つ上がってる。
デュアルランドとか、5万~10万でも売れるってことがわかってるから、強気で仕入れができる。
なんでそんな強気な商売ができるかっつーと、再録禁止って取り決めがあるからです。
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%86%8D%E9%8C%B2%E7%A6%81%E6%AD%A2%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89

ようするに、ブラックロータス(やその他昔のカード)は今印刷されている枚数以上に増えないんです。紙だから劣化していくばかり。
プレイヤーからするとくそくらえなポリシーですが、コレのおかげでカードショップが安定して商売できているってことです。難しいもんですね。

オンラインだとこの取り決めが無効になるので色々オンラインの方ではやっているみたいですが、かといってオンラインに力を入れすぎると紙のカードゲームのほうが……っていう問題もあるし。
まあ、みんな頑張れー、という感じ。

という感じの客席からの見

です。俺は。
現役プレイヤーからするとどうなんでしょうねぇ。店が安定している、イベントが安定して開かれる(今はそれどころじゃないけど)。
というのが

今から「俺、マジック・ザ・ギャザリングのレガシー(ブラックロータスとか使えるルール)始めるわ!」って人がいたら「お、おう……頑張れ……」としか言えない。
まあ、仲間内でやるならプロキシー(代理カード、デッキに入れて、いらないカードにマークつけて「別のカード」として扱う)OKにすれば問題ないんですけどね。とはいえそこまでしてレガシーやりたいか? という話。

駄文:店や会場にゴミを捨てるな

昔は関西にいたので大阪の大会とかに出てたんですけどね、プレイヤーマナーがくっそ悪かったんですよ。(もちろん一部の人間)
会場で飲食してゴミはそのままにしたり、近くのゴミ箱に捨てたり、会場の備え付けゴミ箱に捨てて入り切らないものはそのままゴミ箱近くに放置したり。
「大会参加者でゴミ捨てが発覚したらを失格(DQ)にする」とかブチギレた案内放送が出るレベル。
おかげでいくつかの会場が借りれなくなったはず。そのせいでどんどん不便な会場になっていった。
今はどうかわからないけれども。

駄文:新郎新婦を盛大な拍手でお迎え

でもおもしろエピソードもあるんですよ。
大きめのホールで大会やってたときに、その隣のホールで結婚式をやっていたようで。
大会中に隣のホールからの音漏れで「それでは新郎新婦を大きな拍手でお迎えください!」ってアナウンスが聞こえてきまして。
大会参加者が大きな拍手。おめでとうございます見ず知らずの新郎新婦! お幸せに!

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