Scrum Inc. 認定スクラムマスター(LSM)研修

概要

LSMとは

Scrum Inc. という団体が実施しているスクラム研修および認定資格です。

https://scruminc.jp/training/master/

2日間の研修を受講してオンライン試験に合格すると認定書がもらえます。

研修

インストラクター

・Joe Justice(Scrum Inc. President of Hardware スペシャルアドバイザー)

組織全体でスクラムを実践するチームや企業のコンサルとコーチをしている。
10年にわたり、企業全体でハードウェア・ソフトウェア双方のアジャイルを実践するチームの立ち上げをしてきた。
「The eXtreme Manufacturing Framework」の著者であり、リサーチや製造、エンジニアリングチームにアジャイルのプロセスを適用させることに力を注いでいる。

・荒本 実(Scrum Inc. Japan 代表取締役)

KDDIにおいて法人向けサービスのシステム開発、携帯端末アプリ開発などを経験。 組織、予算管理、決裁など仕事の進め方がウォータフォール型であったKDDIのサービス企画開発プロセスをアジャイル開発手法(スクラム)へ変革している。 スクラムはソフトウェア開発のみでなく、あらゆる分野に適用可能である。 改善を継続的に繰り返して生産性を加速し続けるためのスクラムの本質を学ぶ場となり、仕事の進め方を変革するきっかけとなるよう研修をサポートしたい。

・木下 史彦(株式会社永和システムマネジメント アジャイル事業部 事業部長 シニアコンサルタント)

2005年頃からエクストリーム・プログラミングを開発現場で実践。2010年には「価値創造契約」を提唱し,ソフトウェア受託開発の新しい形を示した。現在は自社の組織運営と並行して、「アジャイルな開発を通じてハッピーな現場を増やす」ことをモットーにコンサルティング・コーチング活動に従事。

Joeさんは英語で説明しますが同時通訳があるので英語に不安な自分でも安心でした。

会場

東京・大手町のKDDIホール。

参加者は全60名、システム開発者以外の人だったりこの研修の為に九州のほうから来ている人もいました。

昼食

2日間ともお弁当とお茶が配られました。チームメンバーと一緒に昼食をとるような形式なので色々話ができて楽しかったです。

持ち物

1日目にパソコンを持っていきましたが研修ではパソコンは使いませんでしたし、PC、スマホはできるだけ見ないようにとのことでした。テキストとスクラムの書籍を配られました。研修中に使うポストイットや文房具は用意されています。ボールペンはないので持参するといいと思います。1日目の最後に軽い懇親会があり講師や他の参加者との交流があるので名刺は持っていったほうがいいです。

研修内容

2日間の研修自体が「スクラム開発」の形式になっていて

・1日目
 ・午前(Sprint 1)
 ・午後(Sprint 2)
・2日目
 ・午前(Sprint 3)
 ・午後(Sprint 4)

と、実際にスプリントを回して、バーンダウンチャートを使いながら研修項目の消化具合をリアルタイムで確認し、次のスプリントの始まる前にスプリント計画を立ててから研修を実施するという構成になってました。そのほかスクラム開発が体感できるようなワークショップがいくつかありました。

講義の詳細・ワークショップなどは割愛します。

研修の中では

スクラムマスターとしてどうしたらよいか

というの考えさせられるような研修でした。

認定試験について

2日間の研修を受講後、2日後くらいにメールでオンライン受験用サイトのURLが送られてきます。

ユーザ情報を登録して試験を受けます。四択問題が30問。全問解答するとすぐに結果が表示されます。
75%以上の正解で合格となります。合格するとLSMの認定書と認定ロゴがダウンロードできます。

ちなみに私は1回目30問中21問正解(70%)で不合格。すぐに2回目が受けられました。2回目は30問中25問正解(83%)で合格しました。

まとめ

2日間の研修を受けて

今まで私の中でのスクラム開発に関しての知識としては本を読んだ程度で経験としてはわからない人だけが集まって3ヶ月実施した程度でした。

今回の研修を受けてスクラム開発にはどんな役割があり、どんなことをしなければいけないか、そしてどんなものを作らなくてはいけないのかがはっきりしました。またスクラム開発はどんな開発に向かないかなどを実際に実施している講師、トレーナーに話が聞くことができました。

私のやってきたスクラムのどこが間違っていたのかがわかり数年のもやもやがスッキリ解決しました。

2日間という時間としては長いですが内容が濃く、あっという間に2日間が過ぎてしまうくらいに感じました。これからはこの研修で学んだことを自社に広められるように活動していきたいと思います。

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