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2021/11 JFL 東京武蔵野 vs FC刈谷

 まさに崖っぷち同士の直接対決。武蔵野は入替戦を避けるためにはどうしても負けられない戦い。一方、刈谷にとっても負ければ入替戦確定という事もあり負けられない戦い。試合は予想通り意地と意地のぶつかり合いのような展開でした。
 武蔵野は石原選手を怪我で欠いていました。代わりの先発は7番伊藤選手。よく前線で走り回っていました。澤野選手も前線から守備をしますし、FWの二人から前線でボールを追い回していました。
 ここ数試合の武蔵野は前半戦とは打って変わって前からプレスをしっかりとかける守備をしていました。負けが続いた前半戦はしっかり引いた守備でしたが、はっきり言ってただただずっと攻められ続けるだけで展開が見込めない状況だったので、戦い方を変えてようやく武蔵野らしい泥臭い守備からのロングボールで走るという戦い方になって結果もついてくるようになってきました。

 試合は武蔵野の守備ミスから刈谷が先制。後ろに残っていた選手がころんでしまうというアクシデントはあったものの少しお粗末な守備でした。
 ただここからずるずるといかなかったのが良かったですね。後半になって途中から入った田口選手が同点弾。入った直後でしたから采配的中といったところでしょうか。しかし本当に田口選手はここぞ!という時に決めてくれます。
 その後、刈谷の素晴らしいワンツーから2点目を取られます。少し守備の距離感が空いてしまったところにスピード良く入り込まれての失点でした。
 ただ武蔵野も田口選手のPKですぐに追いつきます。田口選手PK時に相手ベンチから「9番は同じところしか蹴らないぞ!データ通り!」とプレッシャーをかけるようなヤジのような指示が飛んでましたが、聞えよがしの指示がかえってデータなんて何にもないんだろうな・・・と観客席にいる私ですら思う程だったのであまり品が良くないという事もありますが、ああいうのどうなんでしょうね?と思ってしまいました。(少なくとも武蔵野にはああいうのやって欲しくないな・・・と思ってしまいました)
 そして90分経過とともに鈴木選手がクロスのこぼれ球に詰めてついに勝ち越し。武蔵野がこの試合でリードを奪ったのは90分過ぎのロスタイムのみでした。武蔵野らしいと言えば武蔵野らしい戦い方?でしょうか。
 結果論ですが刈谷ゴール前でのこぼれ球がことごとく武蔵野の選手の足元にこぼれてきていたような感覚がしました。勝ちへの執念が呼び込んだとも言えますし、それだけゴール前に武蔵野の選手が人数をかけて詰めていたとも言えるかもしれません。

 武蔵野はなんとか15位を維持。このままいけば入替戦を免れますが、次戦はHondaFCですから、まだまだ油断は出来ない状況です。

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