世界遺産検定二級受験記録

2019年2月24日(日)に世界遺産検定の2級を受けてきました。

2019年、のしたが取り組む19のことのうちの1つです。


■もくじ
1.結果

2.そもそもなぜ受けようと思ったのか

3.受けてみてどうだったか

4.勉強方法について

5.まとめ


■1.結果
たぶん合格 (自己採点では合格、正式な結果は3月)

100点満点中76点でした。合格は60点です。


■2.そもそもなぜ受けようと思ったのか
2019の目標でも書きましたが、日本史を義務教育〜でせっかく覚えたはずなのに中途半端にしか覚えてないのがもったいないためです。
それも自分がこれまで学校でやってきた勉強は全て「試験のための勉強」になってしまっていて、知識として残っている感覚がなく、旅行に行って日本史で習ったような内容に触れても「久しぶりに聞いたw」「やったなあw」みたいな感想しか出ないことが殆どです。
あるとき、いつもバカやってる友達が旅先でボソッと「あっこれ寝殿造りじゃん」みたいな感想を言っており、知識をちゃんとアウトプットできているその友達がカッコ良く思えたし、「そんなセリフ言えるようになりてえ~~~~w」と思いました。
あと単純に歴史ものの漫画やらFGOやらパズドラやらで史実や神話を元ネタにしたキャラが出てくるたび、元ネタ知ってたらもっと楽しいんだろうな~(知ってたはずなんだけどな〜)と都度思っていてそのたび調べたりもして、そうやってできたガタガタの地盤をどこかのタイミングでちゃんと塗り固めたいと漠然と思っていました。それを何の指針もなく勉強するのも続かなそうだったので世界遺産検定を受けることにしました。


■3.受けてみてどうだったか
受ける前のイメージどおり、「単語だけ知ってるけど意味は分からない(忘れた)」事柄を学ぶには適していたと思います。
が、15年かけて熟成された「勉強=抵抗のあるもの」という印象がどうしても抜けづらく、試験10日前くらいまでやる気が起きませんでした。
「60点/100点で合格」「受験者の半分は合格」という楽観的なデータも怠けに拍車をかけたと思います。
テキスト前半を流し見したあとに過去問をやってみたら合格点に達しなかった(40点)んですが、その瞬間「教養のための勉強」から「試験に受かるための勉強」になってしまった感が否めません。
それでもやっぱり内容に興味がある分、ひとたび勉強を始めてからは「今日もやらなきゃな~~~~あっ、勉強頑張るんだしまずはアイス食べたい」みたいなエンジンのかかりにくさは学生の頃より少なかったと思います。
あと、久々に「テスト期間おわった~~~!!」みたいな解放感が得られて懐かしかったです。
本来の目的であった教養は得られたとは言い難いので、もっと地に足つけて1級も受けようと思います。


■4.勉強方法について
1.2.3.と自分のことばかり書きましたが、
世界遺産検定2級を受けようと思ってこの記事にたどり着いた人向けに書きます。
※試験に受かるための勉強であって、純粋に世界遺産に詳しくなりたい人にはあまりおすすめできません。

・出題範囲
大きく分けて
「世界遺産の概要」
「日本の世界遺産」
「世界の世界遺産」
「世界遺産の時事」
で、深く問われる順番に「日本の世界遺産」>「世界遺産の概要」>「世界の世界遺産」>「世界遺産の時事」といった感じです。
配点順では「日本の世界遺産」≒「世界の世界遺産」>「世界遺産の概要」>「世界遺産の時事」といった感じだったと思います。

・やったこと
(0)テキスト、過去問を買う(できれば新品。後述)。
(1)テキストの「世界遺産の概要」「日本の世界遺産」を赤字と太字を中心に全部読む。この時点では世界の世界遺産は3件くらいしか読んでない。
(2)世界遺産の登録基準10個は暗記する。文章で覚えなくても、基準(i)は「傑作」基準(ii)は「交流」基準(iii)は「証拠」(iv)は..と覚えておくだけでも後々なんとなくわかってきます。
(3)過去問解く⇒40点でした
(4)過去問で間違った「世界遺産の概要」「日本の世界遺産」を復習する。
(5)過去問に登場した「世界の世界遺産」を片っ端から書き出す。
(6)書き出した「世界の世界遺産」をテキストで読み、遺産名・赤字部分・概要(1行程度)をリスト化しておき、通勤中などにいつでも復習できるようにする。
(7)(3)~(6)を繰り返す。4回目くらいで60点行きました。
(8)ごっちゃになりやすい項目(ヨーロッパの建築様式の特徴と建物など)をリストにしてそれぞれ覚える。
(9)「2019年 世界遺産」でググって出てきた内容覚える。

最終的に覚えた世界の世界遺産は全範囲が300件であるうちの80件程度でしたが、それでも問題の4択のうちの1択はだいたい知ってる内容だったりするので、消去法で4択が3択になり、2択になっていきます。

・テキストについて
メルカリで買った2014年のテキストを使っていましたが、できれば最新のテキストがいいです。
過去問やテキストにも出てきたのでアメリカの世界遺産もいくつか覚えましたが、2018年末でアメリカがユネスコを脱退したためか、出題されなかった気がします。
「2018年にユネスコを脱退した国はどことどこか」のようなかたちで登場するに留まっていました。
アメリカ載せないと結構範囲狭まる気がするけど最新のテキストどうなってるんだろ。。

・過去問について
過去問を解き、復習するたびにモリモリ点数が増えていきます。
復習しないのはもったいないです。やる度に復習する内容が減っていくのは快感でした。
2016年の過去問をメルカリで落として満足してましたが、
あまりにも過去問が点数に直結するので、2017年の過去問も試験の前日に新品で買いました。


■まとめ

このままハイ終わりだと1ヶ月後に全てを忘れそうなので、覚えたことを忘れないようにしつつ、1級試験のある7/7までに全遺産を覚えながら今回不十分だった背景の部分も覚えていければと思います。1級は2級合格者しか受けられないにも関わらず、合格ラインは70点/100点、合格率も20〜30%とどんだけ難易度上がってんだて感じですが。

せっかくなので、日本がユネスコ抜けないことを祈ります。。

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