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パンチ娘の大切な人に会う

【その14】

「リナさんとお付き合いさせて頂いてます。4月から東京の私の家で住んでいただくことになり、ご挨拶を…」
緊張からか動きが固い。
「ま、どうぞおかけください」
余裕の表情で手土産を受けとり着席を促すパンチ。

見ず知らずの土地で2年ほど一人暮らしをしていた娘。これから同居人ができ安心だとパンチは感謝を伝えた。
「もちろん、一緒に住むので将来のことも考えております」
誠実な青年にパンチは好感を持った。
かつて
大人になったらお父さんと結婚する!と言ってた小さな結婚詐欺師は成長して良いパートナーを見つけたものだ。

#パンチ娘の大切な人に会う  
#やまわきえりこの一語一絵

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