見出し画像

1:UnityとVRoidで初めての3Dアニメーション!(備忘録)

~1の巻:VRoidでアニメーションを作れるようにUnityの環境を整える~


  • 作りたいシーンのポイント!

    • キャラクターはVRoidStudioでモデリングしたもの

    • キャラのモーションはMixamoからダウンロードしたものを使いたい

    • ライブステージはBOOTHでダウンロードした3Dモデルを使い、テクスチャーや照明の色などはカスタマイズしたい!

    • 観客席にはランダムに揺れるサイリウムがほしい


1.Unityで新しいプロジェクトを作成する

今回、エディターバージョンは2022.3.5f1で作成した。
ここで絶対に間違えてはいけないポイント!
プロジェクトは3D(URP)で作成する!

(なぜなら、のちに使う「VFX Graph」というビジュアルエフェクトエディターがURPかHDRPの環境でしか使えないからっ!)


2.UniVRMをダウンロード&Unityにインポートする

VRoidをUnityで動かすために必要な「UniVRM」をダウンロードする。
今回、バージョンは「0.88.0」を使った。
(VRoidモデルのパーフェクトシンクの設定を「0.88.0」でやっていたので、
モデルと合わせておいたほうが良いかと思った次第。)

↓UniVRMのダウンロードここ。
https://github.com/vrm-c/UniVRM/releases?q=0.88.0&expanded=true

ページのここを押すとダウンロードできる


ダウンロードしたファイルの中、
「UniVRM-0.88.0」のアイコンをダブルクリックするとimport画面が開くのでそのまま「import」押すとUnityにインポートされる。

下記のようなポップアップが出るので真ん中の「Yes,just for these files」をクリック。

真ん中を選択

3.UTS/Universal 2.5.1をダウンロード&Unityからインポートする

VRoidはUniVRMをインポートしても「URPの環境に適応していない」ため、このままではピンク色で表示される。
なので、URP環境でも表示できるようにする。

まずは、「UTS/Universal 2.5.1」の「Source code(zip)」をダウンロード。
↓ここから
https://github.com/unity3d-jp/UnityChanToonShaderVer2_Project/releases


このSource code(zip)をおしてダウンロード


次は、インポート作業。
Unityの上部メニューバーのWindow>Package Manager

Pckage Managerの場所


Package Managerウィンドウが開いたら、
ウィンドウ左上の「+」から「Add package from disk…」

Add package from disk…の場所

ここで、ダウンロードした「UTS/Universal 2.5.1」フォルダー内の
「package.json」ファイルを選択するとインポートが始まる。

なんか下にエラーでたけど、ConsoleタブのClearをクリックして消しておいた。

エラーでた。

ConsoleタブのClearの場所。押すとひとまずエラー表示消える。

4.VRoidMaterialChangerをダウンロード&インポートする

VRoidをURP適応させるためには、「VRoidMaterialChanger」も使う。

↓ここから「VRoidMaterialChanger」をダウンロード

ダウンロードしたら、「UniVRM」の時みたいにダブルクリックして「import」ボタンをおす。


5.VRoid(VRM)をUnityで表示させる

UnityのProjectウィンドウのAssetsフォルダ上で右クリック。
Create>Folderで1つ新しいフォルダーを作る。

新しいフォルダーをつくる場所

そのフォルダーにVRoidのVRMファイルをドラッグ&ドロップ。
フォルダーの名前はキャラクターの名前にしておくと分かりやすい。

フォルダーの中にピンク色だけどVRoidのキャラのPrefabがある。
これをHierarchyにドラッグ&ドロップ。

HierarchyウィンドウのVRoidモデルのPrefabを選択した状態で、
上部メニューバーにある
URP>VRoid>Materials Intialize To Toon Shaderをクリック。
するとちょっとだけ惜しい感じではあるけど変換されてくる。


変換されるが、ちょっと惜しい・・・

先ほど作ったProject>Aseets内のVRoidモデルフォルダーの中にある
「.Materials」にあるマテリアルを、すべて1つずつポチっと一度クリックする。そうすると正しく表示される。(というバグらしい。)

マテリアルを1つずつ一度クリックする


全部1度クリックした状態。目元などが正しく表示された。

でも顔のアウトライン(輪郭線)がない・・・!


顔のアウトラインがほしい!

先ほどポチポチと押したうちの「顔のマテリアル(FACE_SKIN)」を選択。
Inspectorウィンドウに色々表示されるので、下にスクロールしていくと「Outline settings」の項目がでてくる。
Outline widch=輪郭線の太さ
Outline Color=輪郭線の色

好みの線と色を設定する。

スポイドの横をクリックするとカラーウィンドウでてくる。

これでURP環境でVRoidがいい感じに表示できるようになった!


6.ライブステージをダウンロード&インポート

今回使うライブステージの3D素材はBOOTHで無料でダウンロードできるものを使用。
(のちほど、テクスチャや照明色、サイリウムをカスタマイズする)

3D素材=プリメロ工房様「屋内ライブステージ」
↓こちらからダウンロード
https://booth.pm/ja/items/4175775

ダウンロードしたフォルダ内の「unitypackageデータ」にあるLiveStageファイルをダブルクリックするとimport画面が出るのでそのままimportを押す。
するとUnityのProject>Assrtsに「LiveStage」フォルダがインポートされる。


7.ライブステージを表示させる

ライブステージもURP環境に適応されていないため、ピンク色表示になる。
正しい表示になるように設定する。

上部メニューバー
Window>Rendering>Render Pipeline Converterを開く

Render Pipeline Converterの場所(赤丸)とLiveStageの場所(黄丸)


Render Pipeline Converterが開いたら、
ウィンドウ内プルダウンから「Built-in to URP」を選択。
少し下にスクロールして「Material Upgrade」にチェックをいれる。
右下「Initialize Converters」をおす。

Render Pipeline Converter設定画面

(ここでポップアップがでたら、save and continue(続ける)を押して問題ない。)

最後に「Convert Assets」をおすと、LiveStageのPrefabが正常に表示されるようになる。

ピンクから正常に表示されるようになった

Assets>LiveStage内にあるLiveStageのPrefab(青いキューブで表示されてる)をHierarchyウィンドウにドラッグ&ドロップ。

これでURP環境のSceneにLiveStageとVRoidが表示された

ひとまずこれで環境は整った!


次回は「ライブステージをカスタマイズしていく①」の巻!
ライブステージ上にあるスクリーンと頭上のスクリーンのテクスチャを好きなデザインに変更する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?