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けいおん!は効果音の選択がオシャレすぎる

久しぶりにけいおん!のアニメを見ていたら瞬間瞬間に使われている効果音の使われ方がオシャレで最高だったという感想を記します。

そもそもけいおん!は非常にオシャレなアニメ

けいおん!ってそもそもアニメ全体の雰囲気がめちゃくちゃオシャレですよね。
いつか終わることを知っていながら、この瞬間は永遠に続くと信じているかのような顔で日々を暮らす女子高生たち・・・その空気感には、楽しさ・寂しさ・期待・不安・諦め・この世のすべての感情 が詰まっています。
つまりオシャレなんです。

あとこれはもはや京アニなので言うまでもないが、演出も超オシャレ。

これけいおん!!(アニメ第2期)の前半OPの映像の抜粋なのですが、OP映像のタイトルロゴがこんなさりげないことありますか?唯も真顔で小走りしてるし。日常系アニメなのに。プラダの広告かと思った。オシャレパラメータ飛び抜けてますね。

あとその・・・ここが自分的最高のオシャレポイントなんですけど・・・けいおん!はキャラクターが視聴者に全く関与しないんですよね。
それが顕著なのが次回予告。他のアニメだと、次回予告の短い時間に収まるようにキャラクターがセリフを読む演出が取られがち。これは何となく、我々視聴者だったりアニメ放送枠の型に合わせてキャラクターが演じているように感じてしまいます。
しかしけいおん!の次回予告は、アニメ本編でキャラクターが喋ったセリフを切り貼りするという演出になっています。
その演出がこう・・・キャラクターたちがこちらに一切干渉しないのがアニメとして徹底しているというか・・・制作陣による、「視聴者は神の目線でこの子たちを見ていてください」という主張が読み取れて、視聴者に媚びないプロ意識を感じますね。オシャレ!!

アホみたいな効果音でハズしてくる

そんなオシャレなけいおん!ですが、ギャグシーンではこれでもかというくらい"ハズし"てきます。

例えば、澪が律を叩くシーンが毎話何回かあると思うんですけど、その時の効果音が"ポヒュイ!"ってめちゃくちゃアホみたいな音なんですよ。文字にすると"ポヒュイ!"になる音はヤバイですよアホすぎて。

あと、他のアニメと比べて効果音の音量デカくないですか?気のせい?
そのせいかも分かりませんが"ポヒュイ!"も凄く圧を感じて、「ギャグシーン!!!!」という印象を持ちます。

普段のオシャレ空気に挟まれる激烈ギャグ演出・・・これはもうメロンに生ハムみたいなもので、真逆要素のギャップによって面白さを生み出しているんじゃないでしょうか。
しかしこれはメロンがちゃんと甘く、生ハムがちゃんと塩辛いからこそ成り立つ面白さで、まずいメロンにしょぼい生ハムを合わせても「なにこれ?」ってなると思います。けいおん!では、メロンは夕張で生ハムはイベリコなので、結果的に素晴らしいものが出来上がっています。生ハムメロンっておいしいんですか?

そういうギャップ、つまりは"ハズし"を、恥ずかしげなく惜しみなく使っているところが・・・オシャレなわけですよ。私がオシャレと感じたので、それはオシャレなんです。

あとギャグっぽいシーンで流れがちな ポョンポョンポョン  ポョンポョンポョン  ポョンポョンポョンポョンポョポョンポョン...みたいなBGMの"ポョン"もダサくて素晴らしい。

オシャレな雰囲気で突然流れる"ポョン"・・・これはもうメロンに生ハム、スイカに塩、プリンに醤油と同じですね。お腹空いてきた!そろそろお昼ご飯食べまーす。

結論

・けいおん!はオシャレ
・オシャレピーポーはけいおん!を見よう

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