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進学する理由

「あと2年間、本当に学ぶつもりなのか。」

そう思った矢先の出来事。


ゼミの時間、
発表が思うようにいかなかった。

「勉強不足だよ」

前にも言われた言葉が、刺さらなかった。





思えば、いつも目的があって進学してきた。


高校受験、
教員になりたかった。
高校野球をしたかった。
進学しない理由がなかった。

大学受験、
やっぱり教員になりたかった。
親の説得もあり、1年余分に学んだけど、
教員になるには十分な大学に進学できた。

結局、教員の道は途中で途切れたけど、
特殊な学部が故に、
新たに学びたいものが見つかった。


そして、大学院受験、
「もう少し学ぼうかな」
「時間が欲しい」
「やりたいことがある」

今思えば、
進学という選択をしなければならない
ということはなかった。


人生で初めて、進学という選択をやめる。
まだ確定ではないけれど。

けど、はっきりした目的がないのに、
進学する理由もない。



なんとなく生きるのは嫌みたいだ。
なんとなく進むのは嫌みたいだ。



幸い、進学をやめる目的はある。
やりたいことがある。
住みたい街がある。
先に進む理由はある。

考えれば、今までと一緒だった。
目的の先に、
進学があるかないかの違いだけ。

今までと同じように、
目的に従って進むだけ。
進みたい方に進むだけ。




ひとつだけ違うとしたら、
これからも過ごすはずだった
仲間との時間がなくなること。

それだけは、寂しいなって思ったり。

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