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芸術に興味なんてなかった。

【芸術】
-表現者あるいは表現物と、鑑賞者が相互に作用し合うことなどで、精神的・感覚的な変動を得ようとする活動。文芸、美術、音楽、演劇・映画などを指す。





「抽象」
そんなタイトルだった気がする。

青々とした丘のような景色を、
筆でぺたぺたと描いたような絵

一見、
小学生でも真似すれば描けそうな絵だった。
けど、重要なのはそこではなかった。



推測でしかないけれど、
作者と、自分と、
この絵の見え方は違うと思った。

彼にはどう見えているのだろう。
もっと漠然とした絵なのか。
もっと具現化されてる絵なのか。

そもそも、色味や構図さえも違うのか。
それを知りたいと思った。



「芸術、面白いかも。」

そう思った去年の11月の話。





今年は、
今までに触れてこなかったものに触れてみようと思う。

この前は、家で一人で映画を観た。
映画館にも行かない、
テレビで放映されていても観ない、
今まではそうだった。

ふと、観てみようと思って
おすすめ欄にあった映画を観た。



その映画は、自分の想像を超えてきた。
もちろん、物語も重要だけど、
視覚、聴覚にこんなにも刺激が行くものか。

嬉しい感覚だった。
映画にはまる人の気持ちが少し分かる気がした。

なんでもっと早く気づかなかったんだろう。
そうは思わなかった。
今まで知らなかった分、
たくさん観てみようと思った。





絵画でも、映像でも、
もっと芸術に触れてみよう。

飛び込むだけじゃない、触れてみる。
2019年は、触れる年にもなりそう。



「芸術に興味なんてない。」から、

「芸術に興味なんてなかった。」

そう言えるような一年にしてみたい。

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