見出し画像

人ごみの中だから、星を見る ―King & Prince「なにもの」@ベストアーティスト2023 

ベストアーティスト2023で披露された、「なにもの」の動画が2024年2月9日までの期間限定で公開されました。ありがたき時代です…
この記事も期間限定になってしまいますが、一応後から読み直しても分かるように説明。

放送日は「ピース」ツアー大阪公演の真っ最中で、Asueアリーナ大阪からの中継となりました。「なにもの」はアンコール中に披露されたもので、二人はツアーグッズのトレーナーとジーンズというラフな出で立ち。公演中で当然ファンに囲まれた、どホーム状態ということもあり、大分リラックスしているように見受けられました(実際そうだったそうです)。
メインステージで歌い出し、サビ(2番)に入ると、もう”仲睦まじく”としか表現できない距離感と笑顔でセンターステージに向かって歩く2人。レンナガセが海人先生の肩に手を置いてオタクの感情爆発させたり、花道途中で位置を入れ替わり、notティアラ勢に
「右の子が可愛かった」
(途中入れ替わってるよ)
「えっ………」
という困惑をもたらしたりしました。

等身大の2人のフランクな空気感や、リラックスした中でも確かなパフォーマンスで、ティアラ以外の方々にも好評だったようで、嬉しい限りです。

「人ごみの中でも星を見る」

「なにもの」はご存じの通り2人体制1発目の曲であり、ドラマ「だが、情熱はある」の主題歌でもありました。だが情はダブル主題歌で、もう一曲の主題歌がSixTONESの「こっから」と、タイトルのシンメ感が強いこともあり、個人的にだいぶだが情を重ねて聴いていたふしがありました。

ですが、この日のパフォーマンスを観て、この曲は確かに、King & Princeのための曲であることが大前提なのだなぁと実感したところです。
そう感じさせられた場面があったのです。

落ちサビの、「人ごみの中でも星を見る」の時の映像。
2人が見渡す限りファンに、そしてその手の中で黄色と白色に輝くペンライトに囲まれた風景。
これが、歌詞と重なって見えました。
ぜひ、動画をもう一度見てみてください。暗い会場の中で、チラチラと、でもたくさん瞬く光の中で歌う二人は、「人ごみの中でも星を見る」そのものなんじゃないかと。

今まで曲だけを聴いていたし、ドラマと重ねていたので、この詞を「人波にもまれても、空を見上げれば星がある」=目まぐるしい日々の中、遠くに輝く光(夢)を見失わない、という風にとらえていました。
きっとそれも間違いじゃない、と思います。

でも、今回のパフォーマンスを観て、2人を支えたいと願うファンの掲げる光も、人ごみの中の星であり、「人ごみの中だからこそ見える星」なのではないかと。そういう解釈もあるかもしれないと思いました。

果てしない未来へと

そして、それに続く

「今日の光景は果てしない未来へと」

ひとつひとつのコンサートで、ファンが伝える愛情と、King & Princeが与えてくれる喜びや感動の積み重ね。その具現化である「人ごみの中だからこそ見える星」が、King & Princeとファンの未来に繋がっていく…そんな捉え方もできるな、などと夢を観させてもらってしまいました。

あの美しい景色を見せてくれた、Asueアリーナ大阪公演に参戦したティアラの紳士淑女のみなさま、「なにもの」の新しい世界を見せてくれてありがとうございます。
そして大阪公演だけじゃなくて、「ピース」ツアーだけじゃなくて、これまでのたくさんのコンサートで「人ごみの中だから見える星」になってきたみなさま、ありがとうございます…と、また全方位感謝の気持ちでいっぱいになりました。
私もまた現場参戦して、星のうちの一つになりたいなぁと思うところです。
(『うちあわせ』参戦時はペンライトすら持ってなかったので)

アイドルってすごいですね。
人間を星に変えてしまう。たくさんの星々に囲まれて歌うことができる。
アイドルも人間なんだけど、やっぱり人間業じゃない。
こんな夢みたいな、魔法みたいな光景を作れる推し達の、果てしない未来の一部に、なりたいものです。


この記事が参加している募集

沼落ちnote