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ドキュメンタリー「King & Princeとおおみそか〜ふりかえる〜 」をふりかえる

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。


年始早々、大変な災害や事故、事件続きのなか、通常営業で記事をUPしてよいのかと逡巡しましたが、こうして前向きな話題を出すことで、少しでも誰かを明るい気持ちにさせることが出来れば…という思いで書いております。
被害を受けられた方々に、心からお見舞い申し上げます。
今自分にできる、「日常生活を大切にすること」「募金等で遠くからでも出来る支援をすること」を続けていきたいと思います。


キンプリ、私の大晦日の予定を大狂わせする


本題に入ります。

すごかったですね「King&Princeとおおみそか」。章タイトルの通りなんですが、私の大晦日の目算は崩れに崩れ、大変なことになりました。
これを読んでいるほとんどの皆さんは「King&Princeとおおみそか」を通過した世界線に居ると思うんですけど、一応概略の説明と、スゴポイントの列挙をしていきたいと思います。

<概略>

大タイトル「King&Princeとおおみそか」(三部構成)

第一部  12:00~14:30 「あそぶ」
媒体:YouTube生配信
内容:King&Princeはリアルタイムでドミノ並べをしつつ、メイン画面では収録済みの、ゲームプレイ動画を流す
配信時間:2.5時間


第二部  16:00 公開  「ふりかえる」
媒体:FCサイト動画コーナー「君、遊具であそばせ?」内
内容:King&Princeの二人が、会食しながら2023年を振り返る
動画時間:2時間


第三部  23:30~0:15頃 「としこす」
媒体:FAMILY CLUB online生配信
内容:年越しそばを嗜み、年明け後に一日がかりのドミノを満を持して倒す。

<スゴポイント>

「あそぶ」編
・「あそぶ」冒頭にて、唐突に「24時までにドミノ3万6千個並べます。8時入りでKPとスタッフ総出でやってます」というお知らせ。大晦日にガチドミノやるアイドル…。ガンガン素顔映り込むスタッフの皆さん…。

・収録済みの、お友達(Aぇ!Group正門くん、美 少年藤井くん、俳優の戸塚純貴さん)とのゲーム映像を流しつつ、ちっこいワイプでドミノ並べの様子を生配信する新しい試み。

・ファン側で勝手に想定しちゃってた「配信時間1時間」を大幅に上回る、2.5時間ぶっ続け配信。


「ふりかえる」編
・「あそぶ」配信後、1時間半のインターバルののち会員サイトにUPされた動画「ふりかえる」は、これまたファンの想定(30分程度)を大幅に超える2時間超の大作。
(見終わった時点で18:00)。


「としこす」編
・年越しそばにデミハンバーグをぶちかましたいれんかいによる、ハンバーグの取り合い痴話げんか。

・最終的な発表内容が、「ドーム公演」でも「全国ツアー」でもなくまさかの「King&Princeとうちあげ花火(音楽と花火の融合イベント)開催」。


…どうでしょう。
「おおみそか」開催発表時に、海人先生が言っていた「ファンのみんなを独占できる」の言葉に偽りなし。想定の3倍超の、ガチのマジの物理的独占を浴びて、ファンとして胆力鍛えられました。今後腹くくって推します。あと予定は長め想定で組みます。

私はというと、お陰様で13:00以降の予定が大幅に変更になり、おせちの完成が4時間ほどずれ込みました。KP恐るべし。

おせち頑張ったから自慢させて。


「King & Princeとおおみそか〜ふりかえる〜 」は、類稀なドキュメンタリー作品

さて、一連の「おおみそか」三部作の二部め、「King & Princeとおおみそか〜ふりかえる〜 」。先に書いた通り、ファンクラブ限定で公開された2時間超の映像です。

内容をもう少し詳しく説明すると、King&Princeの2人が2023年を振り返る対談企画。しゃぶしゃぶ屋の個室に入室するところから、コース料理とお酒を嗜み、デザートを食べ終えるまでの映像。

これ、サラッと書いてはいますけど、かなりのレアな映像だと思います。
「れんかいが食べてるところを長い尺で観られる」とかいうレベルでなく。

私は、「ふりかえる」はひとつのドキュメンタリー作品である、と思っています。
勝手に思っただけなので論理的な根拠とかはないです。でも、どのような点が素晴らしくまた画期的であるかは挙げられるかなと思うので、以下に書いていきたいと思います。


あなたは、人が食事を始めて食べ終えるまでの(ほぼ)ノーカット映像を2時間見たことがあるか

私はないですね。
アイドルとか、さらには芸能人・著名人という括りにかかわらず、「人が食事する映像」が、頭と終わりのある一本の映像として仕上げられている。しかも2時間超の映像作品。
もう一度言いますが、かなりレアな映像だと思います。
そして、それがファンクラブ会員のみに向けたものであるとはいえ、十分に成立している、2時間通しで鑑賞し続けられるものになっている。これはすごいことだと思います。

正直、Youtuberの生配信等であれば、こういった形式もなくはないかもしれませんが、「双方向性が全くない」「2時間という長さ」という点では、類を見ないものだと思います。
また、「孤独のグルメ」のような食ドラマとは、ノンフィクションであるという点で異なります。

この希少なドキュメンタリーが、同じくFC内の「もぐもぐ動画」の延長であるかのように、何気なくUPされているという事実。年会費5,000円のFC会員としては、かなり贅沢な経験をさせてもらったと受け止めています。


れんかいへの、チームキンプリの絶大なる信頼

私は常々、「信頼する」という言葉は取り扱い注意な言葉だと思っています。
信頼を寄せる側に、対象への期待が結構な割合で含まれている、かみ砕いて言うと、一方的な「こうあってほしい」の押し付けになりがちだからです。
しかし、今回の「ふりかえる」の構成は、チームキンプリ(スタッフ陣)からの、れんかいの実績に裏打ちされた絶大なる信頼によって成立したものであると言わざるを得ない。

先に述べた通り、稀有な映像ですが、それはひとつのドキュメンタリーとして鑑賞に堪えうるものに仕上げるのが難しいため。そして、リスクが高いためだと思います。

食事とは生の行為であり、その人の性格や品性が映し出されるものです。
かつ、今回はコース料理、しかもしゃぶしゃぶという状況。この場面設定には、

・料理の供される順番が明確なため、過剰なカットや入れ替えという編集が困難
・鍋なので、同じく鍋の様子から過剰な編集がバレやすい
・鍋の半調理という作業を行いながらの食事と会話なため、気を配る部分が多く、所作や発言にボロが出やすい

というリスクがあると思います。
こうしたリスクを想定しているのかいないのかはわかりませんが、それをものともしないれんかいの食べ姿飲み姿の美しいこと。彼らの「品格」をひしひしと感じました。そしてそれは終始崩れることはなかった。


漫然とした「ふりかえり」ではなく、確固たる目的意識を感じる

過去の「もぐもぐ動画」と明確に違う点は長尺であること以外にもあります。
それが、おそらくですが「ファンを安心させる」という、2023.5.23以降幾度となく口にしていた目的を「言葉」で伝えることを徹底したものである、ということ。
特に、脱退発表~脱退期間の思いという非常にセンシティブな部分について、言葉を尽くしているということ。

しかも、赤裸々ではありつつ、彼らの中でしっかり消化して、思い出として大切にしている上に、前を向いていることを、ファンが希望を持って受け止められる言葉にしている点が素晴らしいと思います。
それが象徴的に表れているのが、脱退発表~脱退までの期間を「高三(高校三年生)」と表現したことです。関係者すべてにとって痛みを伴う別れであったはずですが、それをにじませて誰かを悪者にすることなく、何なら輝きすら感じさせるこの表現。深く深く感銘を受けました。

れんかいのこの一年は、楽しみの陰に、多大な苦しみと葛藤と悲しみがあったことは想像に難くありません。しかしれんかいは、そんな彼らを想って今も不安感や悲しみを抱くファン、その想いをすくい上げる言葉で表現できるようになった。
その境地に至るまでの彼らの努力や献身、莫大な労力を過剰にアピールせず、自身の中で消化してファンに提示してくれる。もう端的に言って「人間出来すぎ」です。


話題選びの匙加減の絶妙さ

上で、「センシティブな部分について言葉を尽くしている」と書きました。これは素晴らしい一方で、このような重厚な話題が続くのはやはり観ている側にとっては体力を使うことと思います。
そうせずに、随所でプライベートの前向きかつファニーな目標だったり、あっけらかんとした遊びを挟み、長い会話の中で重いと軽いのバランスが絶妙に取れている。これもまた、意識しているのかしていないのかはわかりませんが、絶妙なタイミングと割合で構成されていると感じました。

聞かせどころと萌えどころ、ファンの求める要素をしっかり把握している二人であると感じましたし、このような場でもアイドルとしての品格を保てる彼らのプロ意識に、また深く深く感銘を受けるところです。
2人こうした対話ができる、という点も、チームキンプリが彼らに寄せる信頼の礎になっているのかなと思います。


King&Princeの与えてくれた愛情と希望に報いたい

そもそも、「推す側」は過剰に見返りを求めず愛を注ぐものであると、私は認識しています。しかしKing&Princeひいてはれんかいは、「れんかいを推していることに誇りを持てる」という大きな副産物を与えてくれる。これは全く当然なことでは無いと思います。
彼らが謂れなき厳しい言葉をかけられる場面を目にすることは、1度や2度ではありません。そのような厳しい状況にあって、大きな愛を返してくれる。そんな彼らの姿勢が如実に表れた、「King&Princeとおおみそか三部作」であったと思います。
この、与えられた愛情をさらに何倍にも大きくして返せるような一年にすることが、私の2024年の目標の一つでもあります。



まだまだ痛ましいニュースが続いていますが、現実から目を背けずに、一方で明るい未来への希望を捨てることなく、これからの日々を過ごしていけたら、と思います。
…ちゃんと真面目なことも書けるんですよ。


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