King & Prince「ピース」① ワレワレハコイビトドウシダ

King & Prince「ピース」シリーズ、1本目。

今、8/15 20:00です。

私は、ワレコイの感想(この記事)を同日中にアップしようとしましたが、諸々の自分協議の結果、8/20夜まで見送ることにしました。
こうなったからには、初期衝動だけで書いた速報並みの手癖記事を、
公開までの待ち時間にもう少し形にしようと思い、一生懸命リバイスしました。

改めて書きます。
まだ聴いてない人、絶対に読まないでください。
別に重大なことを書いているわけではありません。
私の手垢を付けた後に聴いてほしくないのです。
もう聴いた人、ちょっと思いを分かち合いたいので、よかったら読んでください。










聴いてない人、読まないでくださいね?







ねぇ、海人担息してる?

あんなに急いで書いたのは、海人担の生存確認がしたいっていうのも一因です。
発売から数日たったら海人担みんな土に還ってんじゃねぇかって心配で…
まあそれは冗談として、聴いたその時の衝撃をなるべく早く残しておきたかったのです。

もう単刀直入に、(私の心の中で)起きたことをそのまま書きます。


推しが、ソロ曲で、明確に





生々しくSEXの歌を歌っていた。


クリープハイプ好きの皆さんには大体予想がついていたかもしれないし、私も一応1枚だけアルバムを聴いていたことと、試聴部分で「夏」「汗」が出てきた時点でうっすら予想はしてた。
でも、実際聴くとビビるね。
Xで、「クリープハイプは詞の構成の優しさと、匂い立つ体液が共存しててすごい」みたいなこと書いたけど、ワレコイもまさにそのクリープハイプらしさを感じました。

一応、詞の内容さらっていきますね。
ほんと詞の構成が聴き手に優しいというか、誰が聴いても大体同じ道筋で受け止められるように書かれていると思うので、結構蛇足ですが。
しかも推しが歌うSEX描写を紐解くのだいぶ恥ずかしいんですが…。
じゃあ書くなよって言われたらそれまでなんだけど、一応感じたことの記録として残したいなって。
お目汚しすみません。

※1番書きたい部分()に注力してるので、それ以外の部分の暗喩など取りこぼしがあると思います。そういうもん、としてお読みください。

愛情の終わりと、残り火の欲情

聴いた人全員わかっていると思うけど、恋愛関係の終わりの歌ですね。
”だけどもうお別れ”って言ってるしね。
夏の終わりが恋の終わりを示唆していると。

そして、扇風機の暗喩。2パターンあります。

まず、扇風機×女の子(あたし)
”首を振ってた”は、「イヤイヤ(いやだ、別れたくない)」。

”汗みたいな涙を乾かす”ここ少し微妙です。
風を起こす主体は扇風機で、それによって乾く涙の持ち主は女の子。
よって単純に扇風機=女の子 が成り立たないのが気になるところです。
女の子が首を振ることで、自分の涙が乾くという解釈もありますが、
それでは風を起こす扇風機の機能がうまく活きていないし…と、解釈に悩んでいます。

もう1パターンが、扇風機×恋愛関係。

2番Aメロ 

足で点けたり消したりしてたら「中」にしたまま寝てしまったみたいで
タイマー切れてた

だんだんと愛情への向き合い方が雑になり、平熱になったまま恋愛関係のタイマーは切れた、ということでしょうかね。

ラスサビ、風にまつわる2つの表現。
夏の強くなる風に”吹き飛ばされそうな”儚い蜜月期の愛情、
秋の弱くなる風では”吹き飛ばせない”恋の終わりの気配。
この辺りも扇風機×恋愛関係の行く末を重ねてると。
”「ズットスキダヨ」”の宇宙人声と、
”全部好きだよ”の地球人みたいな声(notカタカナ)は、風力の違いによるものでしょう。
もういっちょ、秋と「飽き」の掛詞もはいってますね。

そして、本題の()SEXのくだりです。
noteってSEXがNGワードだったりするのかな。表現の自由じゃんね。

わざとふざけて「強」にしてから顔を近づけると変な声になる
二人の発明 

これはまず愛情のスイッチを強にして顔を近づける=密着する。
変な声というのは、扇風機の前であーって言うとア゛ーーーーってなる、
「ワレワレハウチュウジンダー」のあれですが。
この曲のタイトルにもなっている象徴的なシーンですが。

ここではそうですね、完全に喘ぎ声とのダブルミーニングですね。

だって、扇風機に向かって声を出して「ワレワレハ~」って、もう人類が誕生した時から、嘘、扇風機が発明された時から存在する”あるある”ですから。
その1点のみが二人の発明ではないです。
直接的にいうと、お互いの性感帯を的確に探り合えることが、恋人同士の発明です。

息もできないほどの寒気がするこの幸せ

はい。エクスタシーです。

もう愛は終わりでもまだ熱いあたし扇風機
だからもうお別れ?

ここだけ「暑い」じゃなくて「熱い」。
熱い=物体の温度の上昇。
扇風機ずっと点けてたら、本体が熱くなることもありましょう。
そして扇風機=あたし。
あたしも身体が熱いってことですね。
なんで熱くなるか?言わせんな恥ずかしい。

そして”愛は終わり”。
愛情なくても欲情だけは残ってる関係、よくあるよ。
対して、”お別れ?”と、曲中ここだけ?が付く。
別れを感じさせる何かと、それに反する何かがある。
別れの予感はすでに”愛は終わり”と断言している。
それに反する何か、それはこの流れで行くと、肉体関係は成立しているという事実でしょう。

涙みたいな汗が流れる

ここも、他は「汗みたいな涙」なのに「涙みたいな汗」になっています。
心では愛情の終わりを感じて泣いているけど、肉体は熱くなり汗をかくという矛盾を表しているのかな。

はい、あからさまなSEX描写はこのくらいでしょうか。

重ねてになりますが、尾崎世界観氏の詞は暗喩やダブルミーニングが多いものの、それらの答えが聴く人なりに分かるような構成ですね。
ゆえに、こうして言葉を重ねてああだこうだと読解するべき類のものではないです。
曲に乗せきちんとストレートに聴くべき詞だと思います。
だいぶ野暮してます。すみません。

このストレートな詞を、海人の声で歌われるとまあーセクシーというか、エロいというか。
海人のダンスは肉体、れぇんのダンスは線って思ってるけど、歌声もその感覚と通ずるなと思いました。

同じソロ曲かつワンルームソングなのに。

一方、れぇんのソロ曲「きみいろ」はもう完全に説明不要ぴゅあぴゅあソングでしたね。
この辺二人の好対照なところがよく出てます。

どっちもワンルームソングなんです。
でも、れぇんは絶対フローリングで海人は絶対和室。
れぇんは絶対エアコン効いてるのに海人は全然効いてないむしろエアコンなさそう。
視点も、彼氏目線と彼女目線で対照。
れぇんは”何年経ってもずっと”なのに海人は”もうお別れ”。

これ、どっちかが先に出来てそれに合わせたとか…絶対ないな。
普通に作ってみたらこの好対照ぶりになってたんだろうな。
いやすごいわ、れんかい双子だわ(雑まとめ)
(※8/19追記 メイキング観たら全然すり合わせしてたすんません。)

海人担と廉担、ソロ曲聴いた後の精神状態真逆そう。
これライブでやるんでしょ?
私、その日が命日になってたかもしれない。
私ごときのツラ構えの弱ェオタクが当選しなくてほんとによかったなって、思いました。

以上。


追記。
彼氏とコンビニ行った時、カゴいっぱいにカップ麺買うGirlめっちゃ好き。