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「Korea may challenge China’s dominance in ship to shore cranes at ports」AJOT 2023/5/24

【記事の要約】
年間2,200万TEUの処理能力を持つ釜山港では、2023年秋に自動化されたターミナルの部分的な運用を開始する。世界のほとんどの港湾で中国のクレーン・メーカーZPMCが使用されているが、釜山港では国家安全保障を巡る中国との問題が浮上する前から、韓国でガントリークレーン製造を復活させるため、韓国製のクレーンを使用することを決定した。同ターミナルで使用される遠隔操作が可能なガントリクレーンは、複数のパートナーとともに現代自動車が韓国で製造する。

【私の考え】
釜山港では、世界最大級のコンテナ船一隻に対して、1台で6個のコンテナを積載する能力のあるガントリークレーンを6台用いている。さらに、2040年に港を拡張する計画もある。この規模の大きさから韓国国内だけで相当数のクレーンの受注があると考える。また、自動化された港湾では、トラックの搬入、コンテナの積込み等がシステムに基づき効率的に行われるため、全てをシステムと連携させることが重要であり国産が優れた力を持っている。造船やトランシップを軸とした釜山港の開発など、港湾全体を発展させようとする政策が新たな産業育成につながる良い例だと考えた。


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