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「ニューヨーク、ビル群の重さで沈む 洪水の脅威に専門家警鐘」CNN 2023/5/24

【記事の要約】
米地質調査所などの研究チームは、ニューヨーク市5区にあるビルの重量と実際の地表の地質状況を示す衛星データと比較しながら建物の重さが地面に及ぼす影響を計算した。その結果、平均で年間約1~2ミリ沈下し、場所によっては最大4.5ミリに達する場所もあった。また、ニューヨーク市周辺の海面は世界の2倍を超すペースで上昇しており、地盤沈下は洪水の原因となる恐れがある。他の都市も同様の問題を抱えており、インドネシアの首都でも急速に地盤沈下が進み首都の移転が計画された。

【私の考え】
東日本大震災のときに、東京沿岸部の埋立地を中心に液状化現象が発生した。このような地盤はもともと弱い性質を持っており、ニューヨークのように地盤沈下が起こる可能性がある。一方、インドネシアのような急速な地盤沈下は地下水の取水により起きるため、インドネシアとニューヨークを同列に考えることはできない。しかし、いずれも都市部への人口集中が原因となっており、人口を分散させる社会の仕組みが重要だと考える。


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