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福岡ひとり飲みの楽しみ方(再投稿します)

いつも行く、出張先の福岡のとあるお店。
ほとんど地元民のみが集まる、ラフで家庭的な雰囲気が大好きで、よくお邪魔する。

最近は、席についたとたんに、
「芋焼酎ソーダ割りでいいですか?」と店員さんにも覚えていただいた。
見事に爽やかな笑顔は、正義だ。
「はい、正解。宜しく。」以外の答えはない。

それにつけても、学生さんのバイトさん達のきびきびした動き、笑顔、どんなご指導なさってるのだろう。店長さんのさりげない気配りも心地よいし、本当に凄い店だ。

なので、類友なのか引き寄せの法則なのかはどうでもいいんだが、お客様の雰囲気も良い。
そして、面白い人も多くて、ひとり飲みにはうってつけの美味しい肴に溢れている。

例えばある平日の夜。男性二人、女性一人のグループがお隣にいらした。男性の一人は関西弁。女性は多分、博多弁。もう一人の男性はめちゃ東京弁。

仕事の話しから、プライベートの話しまで話題が広がるなか、一際語りが熱くなる関西弁。
お子様の教育問題でご夫婦の意見が合わないらしい。先輩格らしい女性が博多弁で意見を伝えるが、
「そりゃ、しゃあしかねー!」など、
絶対に全国的認知度は低い、意味がわからん系の言葉ばかりで、他の二人にわかるわけない。が、それはさておき会話は続くのだ。
ほろ酔いなのか、お互いの無理解にはまったく動じず、三者三様で濃いことばの連打。

特に女性の博多弁は、とても流暢で小気味良く続いて、早口言葉みたいで面白い。個人的に大好きな感じ。
最後の「だからですね。」も定番化。
好き!

すると負けじと東京人、「そりゃそうじゃんねー。」とか「やっぱ、男と女はわかりあえないからさー」と無理くりな感じで、でも頑張る。
「じゃん」「…さあ」は東京弁と聞いたことがある。だからか、と妙な納得。  

極めつけは、オーダーしたビールとハイボールが到着した時のこと。どうやらハイボールには濃いめ、薄いめがあるらしい。見た目にも別物の濃さ。その濃いめが、当たり前のように何故か女性の前に置かれた。以下、三者と店長さんの会話。

「誰ね。こんな濃いもん飲むとは。」
「あれ。違いましたか?」
「僕は頼んでないなあ。ビールしか飲まないからさあ。」
「ほんまでっか。今飲んでますやん。それ、濃いめのハイボールやがな。」
「これは、ウーロン割りだからさあ。」
「しゃあしか。みな、酔ってるからもうわからん。それより、私が一番強そうに見えたとですか?店長さん。私はそんなに強か女じゃありません!」かなり大きい声。
案の定、店中で笑いの輪が広がる。

しばらくして。
「お代わりね!ハイボール。嫌いやけんね、薄かやつは!」
で、見事に犯人が自白?

爆笑を堪えきれた自分が偉いと思う。
いや少しは吹いちゃったから、駄目か。

美味しい料理と会話があれば、
本当にこの世は天国だ。
福岡は面白いこつようあるけん。
いつも楽しすぎるからさあ。
絶対にやめられんから。ですね🤗
ひとり飲みは💝

アイラブ💝福岡✴️

自己紹介
カウンセラーをしています。
職業病なのか特技なのか、
飲食店での面白い会話に、耳がついダンボに
なってしまいます。
プライバシーの考慮は勿論ですが、
楽しい話だと、いくつか同時に聞き分けたり
できるのでひとり飲みが大好きです。










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