見出し画像

風呂敷探し

父の四十九日が近づいてきて、お供えだとか、粗供養だとか、わからんなりに周囲に教えていただき、準備をしています。

こちらのお寺では、四十九日にお骨とお位牌を持っていきお経をあげていただくようで…
何がいるのやら…

親戚関係に聞くと、口頭で気軽に教えてくれますが…
さすがにこれは知ってると思ってた!と言うような細かなニュアンスまでは教えてもらえず…

ご近所の方とかに改めて細かく聞いてみると、「そんなんとちゃうで」と解釈が違っていたり…
物事に先があって…「え、あれも用意せな」と言われたり…


わからないことを知ったかぶりするのも嫌だし、父が残した懐具合も寂しくお任せにもできず…

品のあるシンプルと言うか、一番下の方でもスッキリとした対応で止めたいわけで。

なかなか詳しく教えてくれないお寺事。
たまたま親切に教えてくださる方からリサーチをして、親族関係のラフな指示の中に落とし込み、「こんな感じかなぁ」と言う…準備をしているところでございます。


地域の親切な方は、お葬式のたびに、故人ごとにノートをつけられていて。

誰々ノート🗒️
いついつ 四十九日
持っていくもの ◯◯◯、◯◯、◯◯◯◯
お布施 ◯万円

時間、食事、手配ごと

など、すべて記帳されていて、それを参考に見せてくださった。ありがてぇ。


私も、のちにいるかはわからないけれど、お金の出入りもあるので、🗒️書けることは書いておこうと思いました。



で、今、バタバタしているのはお風呂敷。

お寺にお供えを持っていくのだけれど…

お米 or お菓子

果物

と聞きました。

じゃ、お菓子と果物で!と思っていたら…

「お菓子はたくさんもらうから、そんなにいらんとお寺さんが言っていた」
と言う方が現れました。

はぁ?

お寺さんってそんなやんわり注文しはるんや〜。。。😑

「お米ってどう持ち込むんですか?」

とたずねると…お重に入れて持ち込むと言う…

え〜‼️
お重… そんなんスッと出てこんで!

いや待て🫷お重…お重…
えっと、お重…なんか記憶が…

あー!
母が家を出て、父に頼まれて家の掃除をした際、確か…綺麗な塗りのお椀とかお重だけを押入れに整理して片付けたような…

で、出てきました〜!
やるやん、私😭

安物か上物かわかりませんが、
これだけは傷が少なく
袋でしっかり包まれてました。


よしよし。
じゃ、イトコ米をいれましょうぞ。

え?玄米?精米?

精米するそうです。

で、ふと…

タッパーじゃないけど、米って、お重でどう運ぶん?あー!風呂敷やー!


風呂敷、風呂敷、風呂敷…

ちゃんと私、出てきた数枚の安モン風呂敷の綺麗どころを引き出しにしまってましたー!

すごいすごい!
無我夢中だった断捨離の中、
ちゃんと無意識下で、
母が残してやって欲しそうなこと、抑えてたじゃん!


と、すっかり準備ができたつもりでした…


ら、

あれ?
今日になって、
お位牌って、裸で運ばないんじゃないの?とか思い出して、ネット検索🔍

やっぱりだ…
もう一枚、地味な小さい風呂敷いるじゃん!


風呂敷は数枚あったような…

化繊の風呂敷を畳んで入れておいた引き出しを見ると…あやめの柄の風呂敷発見💡

コレに重箱を包んで…
お位牌を紺色に包んで…

ん?

カビ?
😑


洗ってもら洗っても取れない…

さすがにお米をこれにはムリだな。

とは言え、お位牌を柄ものでシミのある風呂敷とはいかないし…

また捜索。。。


実は、和ダンスも、父に言われて、断捨離の時に整理してまして。


あるとしたら…
あの辺の箱ぐらいじゃないか?

和ダンスの上にも入りきらない和服の箱たち…


薄っぺらい箱を開けると…

家紋が染め抜かれた
紺色のお風呂敷
大小二枚


出てきたー!


あー!整理しててよかったよ。
うわもう記憶になかったわ…


まあ、今回使わなければ、もう次使ってもらえるかどうかわからない代物たち。
今回使わないでどうする!
(家紋入りだからね…)


母は…
同級生に染め物屋のボンボンがいて…
田舎に帰ってきてからは、
オススメされるままに、
着物や帯、お風呂敷なんかをどんどん作ってました。


お葬式で着る白装束とかも家族分用意してまして…😑(今時着る喪主なんていない…)
誰1人袖を通すことなく、和ダンスに眠っています。


それほどまでに準備をしても…

使う時には、
使い方もしまったところもわからない状況(認知症)になっているとは、、、
せちがらいのぉ。

コレが現金で残っていたなら、、、父は喜んで全て母にやったであろうに。
これも何かの自業自得ってのかなぁ…



和ダンス片付けを依頼した父は私にいいました。

「悪い。着物と(編み物教室の)毛糸なんだが…お前に、M(母)が買ってやったものも全て、Mときょうだいに譲ってやってくれ。もう、金はないし、代わりそうなもんはそれくらいやろう。頼む。」

「。。。😑わかったよ。全部あげるわ。」

「すまん。」😑


私だって、
母に「これどう?かわいいわよ?」なんて言われながら選んだっちゅうねん!
とかも思いましたけど…
その母との時間が尊いわけで。別にモノは確かにもういいかぁ。気付け教室行ったりして、何度も着たりできたしね。
もう着ることないしなー。

と、断捨離の時に思いました。

つか、コレもらっても、お金になるんだか…
今、溢れかえってますからね…断捨離着物…

上にもまだあります…


ま、とりあえず…
形にハマるつもりはないけれど…

遠い昔、ハブリが良かった時代の、父と母の思いの端っこを使って、四十九日のお寺ごとをおさめたいと思います。


これ、断捨離、片付けしてなかったらやばかったな…


ぁぁぁぁ
とりあえず、風呂敷あって良かったぁ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?