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ELLEGARDENとわたし

おばんです。もう年の瀬ですね。
みなさま、お風邪などは召されていませんか?

うつには自己開示がいいと物の本で読んだものですから、一生懸命noteに取り組んでいるわけで、ただ、どうしても核心には触れられない。匿名だから遠慮することないのに。こうして感情からさらけ出して吐き出す練習をしているので、いつか核心部分にふれられるようになったら、よかったら聞いてくださいませ。

 
さて!弱音はいったん置いといて。
今年を締める文章には「ELLEGARDEN」、エルレを差し置いて何があるでしょうか。

とはいえ
私の中でエルレの存在は大切で、でもなんと説明していいものやら。
何か大きなきっかけがあったわけではないのですよ。だから書きづらい。
いっそ、わたしの人生を救ってくれたんです!なんて出来事があれば書きやすいものですが。
とにかく、ただ、ひたすらに、そこにいて、いなかったりして、生活していた、それだけ。

 

出会い

出会いはおそらく中学2~3年生、当時グレーゾーンだった音楽サイトで「Red Hot」のミュージックビデオを見つけてしまったこと。

I got the music playing loud in my head
I got a red hot chili blows it away

https://www.uta-net.com/song/25981/
「Uta-Net」より

「(頭の中で)でけぇ音が鳴っている」
「(レッド・ホット・チリがモヤモヤとかを)フッ飛ばしてくれる」

と、わたしは意訳するのですが、まぁまさに歌詞通り。
中学生といったら思春期ですよね。脳が大きくなることによるイライラと、小学生までのような単純なコミュニケーションではうまくいかなくなるモヤモヤ。勉強もわけわかんないし、部活でも技術が伸びないことへの不満・・・何かとフラストレーションが溜まるのがこの時期。
なんかそーゆーのをフッ飛ばしてくれるエネルギーと、細美さんが不敵に笑う姿をみて、どーでもよくなるっていうか。代わりにモヤモヤをフッ飛ばしてくれたような気がして、スカッとした気持ちになったことを覚えている。

当時はまだ、その音楽サイトに載っているような音楽をきくことが好きだったから、エルレにのめり込むようなことはなかった。今考えるともったいない、ディグっとけディグっとけ!
でも、「Space Sonic」のミュージックビデオも観てたなぁ。4人のアホな女装と、ピーと鳴るモザイク音が超クール!!!!と思って観ていた。結構ハマりかけてるじゃねーか。

 

きっかけ

拍車がかかったのは高校に入ってから。
バンドってあんまり知ってる人いないじゃないですか。
そういうの知っていると、優越感、浸れるじゃないですか。
そういうことです。笑
 
でも、同じクラスにエルレを知っている人間がいたのだ。
きゃ!この子、ツウね!なんて思ったりして。
知っている人がいるだけで、話が盛り上がるだけで、音楽やエルレへの好きがとめどなく膨らんでゆく。きっとこれは若さゆえですね(高校のころのエネルギーがほしい昨今)

唐突ですが、うちは五人家族で、リーマンショックのあおりを受けた部類で。だからあまり贅沢はしちゃいけないな、と幼心に思ったものです。真面目だからバイト禁止と言われたらバイトをするという考えがアウトof眼中。
だけど、
エルレの5枚目のアルバムが出るとなったら買うという選択肢しかなかった。
もちろん買った。なけなしのお金で。
超カッコよかった。買ってよかった。
ダークな雰囲気で攻撃的、今のわたしに超ピッタリ。
高校生のわたしも無意識にいい子ちゃんでいたかったので、ライブハウスなんて怖い場所とは無縁だったし、行こうという発想すらわかなかった。もったいね~!!
そして部活も委員会も学業もどれもきちんとこなさないと、と思っていた。根っこの、バカで、出来損ないで、負けず嫌いな部分を見せてはならないと思っていたんだねぇ、やっぱりバカだねぇ、健気だねぇ。この部分で分かり合える友達を作っておけば、この部分でコミュニケーションを、トライ・アンド・エラーを繰り返していれば、たられば、たられば。
ま、そんな感じでフラストレーション in my head なわけです。(未だにね)
そりゃ。こんなに頑張ってるのに!こんなに我慢してるのに!とか勝手に思って勝手に苛ついて、そんなわたしにヒットしないわけがないでしょう!

あ~あ、話はそれますが、今だから思うんだけれど、
ライブに行っておけばよかったなぁ。
う~~~ん。もやる。わたしはなんで頑なに弱みを見せることに怯えているのだろうか?バカにされたくないから?う~ん。相手より優位に立ちたいから?それって結局バカなんじゃん???(混乱)

 

大事な大事な

そしてエルレ大好き人間が、大学生になったらやること。
軽音楽部の門扉を叩くこと!
ここでの経験は本当に財産になりました。

エルレのコピバンをしたかというと、そんなことはなく。
あんまりハッキリ形にして考えたことはないんだけど、多分、神格化してたんじゃないかな。エルレが大好きが故に、うまくコピーできなかったらヤダと思って。
わたしはベース持ってるだけの人なので、音作りがどうだの、ギターのソロがあってないだの、バンドとしてのまとまりがどうだの、そういうのはあんま分からない人間でして。
だから、うまく出来なかった時、汚した!と思いたくないからだろうね、エルレのコピバンは組まなかった。いいなぁとは思ったけど、組まなかった。ファイアークラッカーとかのベース難しいし!!!

でも、エルレの影響で軽音楽部に入ったのは事実。
初心者同士で仲良くなったnちゃんと、「Missing」「高架線」を、音源と一緒にあわせて演奏したり、ドラムとベースだけで歌ってみたり。めっちゃ楽しかったなぁ!!
このときの感情、なんていったらいいんだろう!
ドーパミン?
すごく嬉しい、楽しい!
真面目ちゃんでいなくていい瞬間。アホなままでいい時間。本当に一生このままでおりたいと思った。

  

やっぱり良いんだよな…

そんで、引退・卒業。
あ〜あ、一生あのぬるま湯につかっていたかったなぁ〜

卒業して数ヶ月後に就職。あーー毎日つまんねー。なんて言ってしまったら、認めてしまったら、この生活に耐えられない。目を逸らして必死に社会人として、社会人のフリして生きていました。
そんな時もSONYのwalkmanがわたしを慰めてくれる。

でもやっぱりつまんないことには変わらない。
その上、うまくこなしたいのに出来ない。ああ鬱屈、、、なんとなく行き詰まり感。

そんなとき、ベースをやっていたからか、ベースラインを聴き過ぎて、ベースしか聞こえなくなってしまった。
あ、音楽、つまんない。
聴き過ぎて、頼り過ぎて、満足するとこまできてしまったのだ。

SOS!音楽しか支えがないのに、拒絶するようになってしまったらどうするの?!という焦りと不安を一瞬感じたけれど、疲れ切っているので、もうなんでも、どーーでもよかった。
まぁ、しばらくはどうってことなかったです。
あれ、案外音楽なくても良いじゃん。
むしろ、音楽って聞いてると感情とか思考が勝手に湧いて出てきちゃうから疲れてたんだなぁという発見すらあった。

問題は、数ヶ月後。
音楽は疲れるもの、という新しい認識を手にしたわたしは
息抜きの仕方がわからなくなったままでいました。

これまでは退勤→walkmanで音楽が仕事スイッチのオフを担っていた。そして嫌なことがあったり、腹が立ったりすると音楽に逃げこんでいた。
これらを自力でどうにかしないといけなくなったが、
どうもしようがなかった。寝てスッキリしても、
起きて、あぁまた今日が始まる。起きてすぐ小さな絶望。
毎日毎日。
音楽がいてもいずれはそうなっていただろうけれど、とうとう一回目の休職。そこに音楽はあったが、なにも響いてなかった。

時間が経った。
時間は薬だ。

ある時ふとまたwalkmanを取り出して聞いてみようという気になった。何を聞いたか思い出せないけど、音楽っていいなぁと思い出した。

また時間が経った。
ちょっとイラつく程度に元気もある。

エルレを聞いた。
やっっっっっっっっっぱ良いな!!!!
20歳までに人格が形成されるなんて聞くこともあるが、やはり青春時代にずっといたからエルレの一撃は重く身体に響き渡った。染み渡った。やっばいいな!!
何がいいか?わからない。なんか、カフェインみたいなもので、効くっ!て気持ちになる。
その頃には事務職で復職しようかという話が上がっていた。

  

視野が広がる

その前、まだ在学中のこと。
エルレで音楽にのめり込んだけれど、新譜はでない。でも音楽はたのしい。
そうだ、いろんな音楽聴いてみよう!と思いついた。

ふつうなら下にディグったりするもんだと思うのですが、
わたしの場合は横や斜め、いろんなバンドを聴いてみようと思った。
きっかけはただの思いつきだけれどテナー、ナンバガ、ロストエイジ、ボーディーズ、ラッド、ユニゾン。ひいてはモーツァルト、バッハ、ベートベン等。意識して広く色々聞こうと思ったのは、やはりエルレがきっかけである。音楽は楽しい、垣根はないと教えてくれたのである。

なんなら、ももクロ。ももクロちゃん。

わたしはカッコよくも可愛くもない。そして中学生の時に亀梨くん激推しの女生徒がおり、非常にかしましかった。アイドルとはなんだかキラキラちゃらちゃらして、キャーキャー騒がれて。要するに、アイドルという存在を妬んでいたわけですね、はい。某Jニーズが大嫌い、顔がいいことに腹たってましたね、羨ましい。怒
それが、大学の出し物?でれにちゃんパートをやることになって、ももクロの楽曲に好き要素があって。段々アイドルというハードルが下がっていたところに、「いろんな音楽を聴いてみよう!」という思いつき。
先輩がハマって、恋人にDVDが回ってきて、それを一緒にみたことが引き金となった。確か極楽門やったかな?

も、、、ももクロ、、、、ロックやんけ、、、、、!

そして国立競技場大会、女祭り、ドームツアーなどライブに参戦するまでになったのですが、これはまた別のお話。
とにかく、エルレ経由ももクロきっかけで、アイドルに対する偏見がなくなったのである。自分の中では大きな変化。

さらには、Hey!Say!JUMPのカウントダウンコンサートや、ツアーに参加するようになる等、昔の自分では考えられないような変化を遂げるわけですが、これもまた別の話。
わたしの中の概念をひっくり返し、視野を広げてくれたももクロちゃんには感謝を申し伝えたい。そしてその背後にずっといたエルレにも。世の中にはたのしい音楽がまだまだたくさんある!!!!

  

ずっと信じる

時は社会人、鬱真っ只中だろうか、いつだったか。
エルレが活動再開するという報せが届く。
熱を帯びたように、喜びが身体中をかけまわる!とうとうこの時がきたかァ!

わたしのスタンスはこうだ。
仮に空中分解しても、年を重ねて価値観が変わることはあり得る。でも解散じゃなくて、「活動休止」という言葉を選んでくれたから、ずっと待つ。彼らを信じて待つ。
10年待った。小1が小学校、中学校卒業して高2になろうとする年月である。ひたすら静かに待った。価値観の相違はあり得たとしても、黙っていなくなることなんてあり得ないと、ひとつも疑わなかった。

だから、時間が経っても、四人とも答えがYESであることが非常に嬉しかった!!!!なんだか報われたような気すらした。

そして、
ナナイロ・エレクトリック・ツアーで初めてのエルレを体験し、
Lost Songs ツアーで、初のワンマンを経験し、
やっと心の準備ができて6thアルバムを聴き、今に至る。エルレの新譜、控えめに言ってかなり良かったです。

不思議なもので、聴く・聴かないを含めても
わたしの人生に、常に在り続けていたのがエルレガーデン。
彼らを追いかけるでもなく
ただ、ただ、在り続けていた。
ね、こうなるとわたしにとって、エルレとは何なのか。
形容し難いですねぇ。

本当に。支えられてるなぁと思う。
寄りかかろうとすると逃げていくクセに、ずうっとそばにいてくれる。
自分の足で立てよ、と言われているような気がしてならない。

自分の足で立てた時期もあるけど、今は全然。
だからエルレの存在が重くのしかかる時もあったし、あるし。でもなんかいるんだよなぁ。存在感がある。

出会って15年ほど経つものの、
わたしの中でどういう存在かまだ明確化されていないけど
いないとならなら、不思議な存在、エルレガーデン。

まだまだ人生、伴走してもらいたいと思います。

  

さて、
2022年、新たに挑戦した年でした。
2023年、断続的にでも続けられるように楽しみたいと思います。

フォローやいいね、ありがとうございます。嬉しかったです。
お読みくださいまして、ありがとうございます。ちょっと恥ずかしいです。

また来年、音楽日和になりますように!!!!

皆様におかれましても、健康で幸せな、
よいお年をお迎えくださいませ。

  

\エルレガーディアン!/
by高田メタルさんのTwitter
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