紅茶、飲まず嫌いだった話

24歳にして、意外と美味しいんだなぁ、と最近知りました。

お茶が好きです。家では毎日緑茶を淹れて飲みます。ほうじ茶、蕎麦茶、烏龍茶(……ウーロンはそんな好きでもないけど……)、麦茶、などなどフツーにお茶の部類のものは結構好きです。

ただし、紅茶、オメーはダメだ。マジでダメだ。

と思っておりました。

小学生の頃、遊びに行かせていただいたお家で、ミルクティーというのを初めて飲んだその日、

紅茶の香りで頭痛を起こした

のであります。熱以外で頭痛になったのはあれが初めてでした。

そもそも我が家は緑茶を急須で淹れて飲む家系なので……紅茶にはほぼ縁がなく……コーヒーはインスタントで度々飲みますが、今でも紅茶は登場しません。

で、その小学生の頃の経験から、紅茶はまずいという記憶が刻まれてしまいました。

あんなにいい匂いなのに飲むと頭痛起こすんだもんなあ……。

その後、大学に入ってから、人に飲み物をいただいたり、自分でかってみたりする機会があり、紅茶にはその時々で触れていました。

その中で、特にダメだったのは甘いストレートティー。紅茶の香りで私の前頭葉を内側から殴り、後からくる甘みで追撃してくるのです。偏頭痛より強い。お前は最強。

ついでダメだっのはレモンティー。不思議なことに、レモンティーを貰う割合が多いのですが何故なんでしょうね……レモンティー顔……?レモンティー顔なのか……?  こちらは、レモンのおかげで茶葉の香りが和らぎ、優しく脳の中心を平手打ちする程度になります。でも最後の方にはやっぱり甘い!ちゃんと攻撃力ある!助けて!となってしまい息を止めながら飲みました。

意外と一番大丈夫だったのが、市販のミルクティー。牛乳という大好物と混ざることで、茶葉の香りが牛乳の味に包まれ、香りが前頭葉に軽くタッチする程度にまで軽減。私にトラウマを与えたミルクティーでしたが、こいつが一番飲みやすかったです。牛乳味なので甘いほうがよい特殊な例。冬場は温かいものによくお世話になりました。

そして現在。

24歳にしてついに出会いました、素直に美味しいと素直に言える紅茶に。

BOSSの紅茶。

クラフトボスTEA ノンシュガー

です。ウンマー!!!!!!

紅茶の香りを楽しめますが、殴り込みにくるレベルの臭み?(ごめん)、香りが良い意味で、無。

後味も甘くなくてスッキリなのでちゃんとゴクゴク飲める。

そしてゴクゴク飲んで気付きました、紅茶は甘くすることで香りに攻撃力が与えられ、頭痛を起こしにやってくる……と。(こんな症状起こすやつ、滅多にいないと思いますが)

そういえば喫茶店の急須で淹れた紅茶はフツーに飲めてたような気がする(遠い記憶)ナァ、そうか私は甘〜い紅茶がだめなだけだったんだな!

というのを24歳にして知ることができました。

まぁでも、じゃがいも好きだけど味噌汁のじゃがいもは嫌とか、ゆで卵は好きだけど寿司の卵は好きじゃないとか、そういうのと同じ類ですね。完全に食べず嫌いならぬ飲まず嫌いでした。

てかコーヒーの加藤は飲めてもブラックはなかなか飲めない、の真逆っていうのが一番意味合いとしては近い?気がします。

そんなわけで、大した話ではありませんでしたが、紅茶も美味しいんだなぁと知れてよかったというお話でした。皆様も苦手なものがあれば別の形で(あんまりコストをかけずに)トライしてみてください。

ただ、まぁ、ほんとに体質によっては食べちゃダメ、飲んじゃダメなものってあると思うので、食べず嫌い、飲まず嫌いしちゃダメですよ!とは言いませんし、そういう時にはやんわりと次はこれにしてねってお互いのためにリクエストするのが一番良い手ですよね。私は最近ようやく、やんわりリクエストできるようになりました。日々ちんまりと成長できてるようでよかったです。




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