見出し画像

実は死ぬほど面白い「哲学」の話!

おはようございます!皆さんは「哲学」といえばどんなイメージをお持ちでしょうか。

中には「難しそう」「役に立たなさそう」などのイメージを持っている方も多いと思います。

そこで今回は「本当は哲学ってめちゃくちゃ面白いんだぞ!」というのが伝わるような話をして行きたいと思います。

・デカルトの「独我論」

突然ですが、16世紀の哲学者・デカルトはある日、「この世界って存在しないんじゃね?」という疑問を持ちました。

「何言ってんだよ、現にこうやって目に見えてあるんだし、この世界は存在するでしょ」と思う方が多いと思いますが、ちょっと待ってほしい。

例えば皆さんは「マトリックス」という映画を見た事があるでしょうか?私は見た事がないです。ただし「あらすじ」を読んでみると、デカルトの独我論の話に似ているわけです。

マトリックスでは、主人公がなぜか起きているのに夢を見ているかのような感覚に悩まされるそうです。そこで「ひょっとしてこの世界は夢なのでは?」と思っていたところに謎の女性が現れ、「あなたが生きているこの世界は、コンピュータによって作られた仮想現実だ」と告げられると。

実は脳科学的には常識なのですが、人間は例えば脳に「今赤いものを見ている」という信号を流し込めば、実際に赤いものが眼の前になくても赤が見えるそうです。

このように、ひょっとして人間は生まれながらに電脳世界に生きていて、そこを現実だと思い込んでる可能性って、理屈の上ではありますよね。

まぁここまで極端でなくとも、例えばずっと植物状態にある人が、長い夢を見ていてそこを現実だと思っている場合もあるかも知れません。

それとか、精神病に掛かった人や麻薬を打った人は、現実にはないものが見えてそれを現実だと思いこむ事があります。

そう考えると、ひょっとして今目に見えているものは本当に存在するのか?そもそもこの世界自体が現実の世界なのか?という問いも成り立つのではないでしょうか。

「そんなの自分が本当と思い込んでるんだから、仮にこの世界が電脳世界だったり夢だったりしても、証明しようがないじゃん!」と思いますよね。

しかしデカルトは諦めず、この問題について考えました。本当に考えて考えて考え抜きました。

そこで「これだけは絶対に本当だ」という、ある衝撃の真実に気がつく事になります。

ここから先は

1,297字

¥ 100

黒瀬の執筆活動は皆さんからのサポートに支えられています。ぜひともご協力よろしくお願いします。