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新しい形のソーシャルメディア

 noteがリリースされたのは2014年4月のことです。今からもう5年も前のことになります。リリース当時、ブロガー仲間と熱狂したことをよく覚えています。なぜ熱狂したか? それはコンテンツに課金する仕組みを備えていたからです。

 それまでにも「投げ銭」のような形でコンテンツに対して少額を支払うマイクロペイメントという仕組みが何度も登場しては消えていきました。ブログを書くこと……つまりコンテンツをつくり、それをマネタイズするには、広告を貼る、という方法しかほぼなかったといっても過言ではありません(Google AdSenseやアフィリエイトなど)。

 その壁を飛び越え、コンテンツに課金することを当たり前にすべく登場したのがnoteでした。2019年現在、「noteでコンテンツを購入している」「noteに課金している」という人はかなりの数にのぼっているのではないでしょうか。

 noteというとまず課金の仕組みに目がいきがちですが、古くからコンテンツをつくっている者からすれば、それはあくまでもコンテンツの出口としての結果でしかありません。重要なのは、コンテンツの入口です。つまり、どれだけコンテンツをつくりやすいか、そしてどれだけコンテンツが読みやすいかというところです。

 コンテンツがつくられなければ読まれませんし、コンテンツが読みやすくなければそもそも読まれません。

 note=ノートというサービス名は、実に神がかっていると最近になってあらためて感じるようになりました。だって「ノート」なんですよ。小学生のときの自由帳や学生時代の大学ノートを思い起こす人もいるかもしれません。まさにnoteはノートなんです。真っ白なスペース。何を書いてもよい場所です。

 雑多だけれどクリエイティブなコンテンツが集合している場所……これをnote=ノートといわずしてなんと呼んだらいいのでしょうか。

noteは自由

 noteは自由です。自由だからこそ、発想が求められる場合もあります。むしろTwitterのように140文字という制約があったほうがよいと感じるときもあるかもしれません。でも、真っ白な場所、何でも描ける場所だからこそ、クリエイターたちがnoteに集っているのだと考えています。

 逆にいえば、自分で制約をつくってもいいんですよ。毎日、「300文字の日記を書く」とか、「夕食の写真と一言コメントだけを投稿していく」とか。読まれるかどうかは未知数です。でも、noteというのはそのくらい自由なものだと考えてください。

 いま、あなたの目の前には真っ白なインターネット上のスペースが開かれました。突き放すようですが、何を書くかはあなた次第です。どう書くかもあなた次第です。でも、ヒントはあります。本書の中で、noteの書き方のヒントをたくさんご紹介しますので、ぜひ一歩を踏み出してください。踏み出さないと何もはじまらないですよ!

ちょっとかっこつけて書きすぎちゃいましたか?
でも皆さんが「いっちょ踏み出してみるか」と思っていただけたら幸いです!(コグレ)