4年くらい前に三軒茶屋で働いてました。

当時からアイドルを元気に追いかけていたので、仕事終わりに銭湯に行き、そのまま夜行バスに乗ることもしばしば。

そんな時によく行っていたのが駒の湯さん…ではなく、同じく三軒茶屋の千代の湯さんだったのですが（笑）むしろ大変失礼ながら駒の湯さんの存在は当時知りませんでした。

転職して三茶にはあまり寄らなくなったのですが、銭湯お遍路をするようになって、久々に三茶に行ってみたいな〜とか思っていたところ、駒の湯さんの紹介ページに「水風呂キンキンに冷えてます」とあるではないですか。
「これは気になる！千代の湯にも行きたいし！！」ということで、久々に三茶の駅に降り立ちました。

変わらないようで三茶も少し変わった

駅前のサブウェイは、フレッシュネスバーガーに変わってたり、キャロットタワーに3COINSができたり、デザイン系のかっこいい本がたくさんあったTSUTAYAは文具コーナーがやたら大きくなってたり、いつの間に鳥貴族が3軒も出来てたり、しばらく来ないうちに少し街も変わりましたね。

でも、適度にゴチャゴチャしつつも、ゆるやかな時間が流れている三茶の空気は変わらず、懐かしい気持ちになりました。

たぬきの置物が迎えてくれた「駒の湯」

肝心のたぬきの写真は撮り忘れました

紺色の暖簾をくぐると下駄箱の下にたぬきの置物。久々にこういうたぬき見たなあ〜と思っていたら、私の横からランドセルを背負った女の子が「おじい〜ただいま〜〜！」と叫んでいました。お孫さんだろうか。ほっこり。

入り口には鈴虫の飼育ケースがあって、すっかり秋だな〜と。

とにかく温かい場所

入り口を入ると、ロビーには丸山清人さんの描かれた富士山が。

お風呂上がりにも富士山が楽しめる素敵

キレイに掃除された脱衣所では、常連さん同士が楽しそうにおしゃべり。

「ここに来るとみんなに会えるし、お風呂は気持ちいいし、いいわよね〜」「また明日からも頑張れるわ〜」

としみじみと語るおばあちゃん達に、「場」としてもすごくいい銭湯なんだろうなあ〜と。いる人がみんな楽しそうで、幸せそうで、素敵。

入る前からワクワクしました。

お湯もサウナも優しくじんわり温かい

正面にメインの浴槽が1つ（ジェット、バイブラ、低周波電気風呂）、手前にサウナと水風呂の縦長の浴槽。サウナ横に立ちシャワーが1つと、カランの列の隣にも立ちシャワーが1つありました。

メインの浴槽は42℃とややあつめのお湯で、サウナ前のブーストにもぴったり。しっかり温まれます。

サウナはサウナストーブが段の下に収納された、ボナサウナでした。この日は80℃程度だったので、熱いのがやや苦手な私も、いつもよりも長めに入れました。ボナサウナは、腰や背中がよく温まるので疲れたときに効きますね〜〜

テレビはなく、演歌がずーっと流れていて、「演歌っていい曲多いんだなあ」なんて思ったり。
何度目かのセットのときには入った瞬間にサブちゃんの「まつり」が流れてテンション上がりました（笑）

立ちシャワーが2つあるので、シャワー待ちがなくて快適です。

キンキンに冷えた水風呂で即ととのった〜

お待ちかね、自慢の水風呂！水温は18℃でした。ただ、浴槽が真っ青のタイルのせいか、体感温度はそれ以下でキーンと冷たく気持ちよかったです。

外気浴スペースはないので、カランの前で静かに休憩…気持ち良い……あまみが出まくり〜〜

子連れにも優しい地域のコミュニティ銭湯

カランの前で休んでいると、お子さんを連れたママさんが来た。

常連さんが「あら〜〜久しぶりね〜〜」なんて声をかけ、代わる代わるお子さんをあやしてたり、ママさんも「ここに来るとみなさんが子供を見ててくれるので助かります」と、ゆったりシャンプーしていたり。

優しさが…すごい……

こういう場の温かさって一日二日でできるものではなくて、ずっとこの街に根付いて営んできた賜物なんだろうなあ…いいなあ…と、ととのった身体でとても幸せな気持ちになりました。

…千代の湯は定休日でした（笑）

幸せな気持ちで駒の湯をあとにし、さて久々に千代の湯にはしご湯しちゃおう〜！と思ったら、まさかの定休日！ガーン！

相変わらずハードな見た目に懐かしさが溢れる

絶対リベンジしようと心に決め、一人で楽しく飲んで三茶を後にしました。また来よう。

駒の湯♨情報

住所：〒154-0024 世田谷区三軒茶屋2-17-13
アクセス：東急田園都市線／世田谷線「三軒茶屋」駅徒歩5分（りそな銀行の裏）
営業時間：15:30〜24:00
定休日：月曜 ※第1第3月・火は連休（2019年10月から月火が定休日とありました）
備考：サウナ+290円（ハンドタオル、バスタオル付き）、リンスインシャンプー／ボディソープあり