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短編小説

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短編小説「ゆなさん」

「ゆなさんって、呼んでよ」  はじめて参加となった、職場での忘年会。くじ引きでたまたま隣…

14曲のプレイリストで処暑が過ぎていく物語を作りました タイトル『305号室』

この14曲を聴きながら処暑が過ぎていく物語を作りました。 プレイリストを聴きながらゆっく…

まる
4年前
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8月31日

ハンドルネームしか知らない彼女が唯一残したプレイリストを聴きながら夏の有効期限が切れる日…

まる
4年前
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高円寺ストリート

「さっき話してた映画私の家にあるんやけど、見にこない?」軟骨にピアスを開けていて 髪色は…

まる
4年前
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必ず夜が朝になるように、必ず朝は夜になる

30年続いた平成が終わり令和を迎えた 僕は邦楽の年間ランキングに「CAN YOU CELEBRATE?」がT…

まる
5年前
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口癖

午後三時 同い年の彼女から『てか今日予定なくなっちゃった』とLINEが来たのでMr.ふぉるてのラ…

まる
4年前
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小さな恋の歌

「小さな恋の歌」という映画が上映しているのをTOHOシネマズ渋谷で目にして、昔のことを思い出したので書き起こそうと思った。 2011年、とある夏の出来事だった。 僕が中学二年生だった時のことだ(当時の僕はバスケ部に所属していた) 当時の連絡方法はスマートフォンが流行っていなかったのでガラケーやYahoo!メッセンジャーを使っていた。 家族が寝静まった後、夜な夜なパソコンを立ち上げてはYahoo!メッセンジャーで、学校の友達と夜通しチャットをして楽しんでいたことを思い出

言葉 について

眩しそうに曇る二月の 短さを埋めてはやれないが よくあるむずかしい歌詞ではなく、遠いどこ…

まる
5年前
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