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拝啓18歳の僕へ


受験勉強は順調かな?やりたいことなんてまだ見つかってないよね 今は勉強頑張ってね  


あれから4年間が経った僕は少しだけ変わった生き方をしているのかもしれません 東京でオリンピックが開催されることが決まった18歳の時 大学受験で悔し泣きをし世界史の教師を目指すために浪人をして上智大を目指してたよ 結果は散々だったけどね でも、世界史の楽しさや古典の儚さを学ぶことができた 今でも浪人時代は経験できないから大切な時間だったって思うよ


20歳になった大学生活では面白い人に沢山会えたよ 頑張ってきたことは無駄じゃなかったって思えたように だけどね、成人式の7日前にあることがきっかけで留年と休学を退学をせざるおえなくなるんだ それはまた今度話すよ そこからの人生は僕の中で全く新しいものとなった


22歳では紆余曲折を経て言葉を扱う仕事をしています それまでに僕はほかの職業もしたりSNSを使って色んな人に会って自分は何が適しているのか? を模索する時間も使っていたよ 


留年をして借金を抱え 休学をして退学を考えていた時期 常識という枠組みから外れた自分のことを蔑んだり 離れていく友達 勝手に期待して 勝手に絶望する家族 自分を悪く利用しようと考えている大人達...... 20歳の冬から21歳の秋まで 毎日毎日毎日 苦しい 苦しい 苦しい.....  日々の連続だった


何もかも失った僕は唯一 やろうと思えばお金がかからずに誰でも表現することができる文章を毎日書いて 読んでいた デザイナーやエンジニアも経験したよ 芸術に触れていた時期もあった その方が僕の思いを的確に表現できるかもしれないと思っていた時期もあった
だからね『書く』という行為を表現手段として選ぶのは最後の方でいいと思うんだ 村上龍さんが「作家は人に残された最後の職業だ」と表現しているように あれこれやって回り回って辿り着くのが『やっぱり書くのが好きだな』みたいなスタンスでいいと思う


20歳と21歳の僕は必死に社会に周りの評価にしがみつくように生きていた だけどね最近は好きなことしかしてないし好きな人としか一緒に居ないから大丈夫だよ これからも適度に抜きながら感受性を殺さずに生きていくね


P. S ストレートな歌詞が好きだったあの頃より 今は含みを含んでる歌詞を好きになりました そのおかげであの時よりも想いをストレートに伝えるのが出来なくなったけどね 僕が書く文章も誰にも伝わらなくてもいい だけど分かる人に汲み取ってもらえるならっていう含みを含んでる文章がほとんど… 少しだけめんどくさい大人になっちゃったかな

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