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正しいニキビ痕の治し方を現役美容看護師が解説します。

ニキビやニキビ跡のお悩みは思春期世代だけでなく、生活環境によって様々な世代からの声もたくさんありますよね。
今回は私が、”ニキビ痕の原因・症状・治し方”について日頃医師と話しているので、解説していきたいと思います。
ニキビ痕を改善したい・治したいという方はぜひ参考にされてください!


はじめに原因を知ろう

相手を攻略するには、まずは相手を知る事が大切です。
ニキビ痕とは、ニキビによりお肌がダメージを受けた状態をいいます。

代表的な症状は「クレーター」と呼ばれる肌に凹凸ができる症状や、「色素沈着」と呼ばれるメラニンが沈着(溜まる)している症状です。

クレーターは、ニキビの炎症が続いたりすることで、真皮層にまでダメージを与える結果となり、それが凹凸になって「クレーター」ができてしまいます。
ダメージが大きい場合は、修復に時間がかかることがあります。

また、色素沈着は、ニキビ痕を放置してしまう事でターンオーバーが上手く働かず、メラニンが肌に沈着して起こる症状で、メラニンの関係で赤いニキビ痕から茶色いニキビ痕に変化していきます。
この色素沈着は、古い角質を上手く排出できていない結果によるものですが、こうしたメラニンによる色素沈着は、ニキビ痕やシミの原因にもなっていますので特に注意が必要です。


ニキビ痕の症状

ニキビ痕の症状として、「クレーター」や「色素沈着」以外にも「赤み」や「しこり」、そして「ケロイド」も挙げられます。

「赤み」はニキビによる炎症が残っている状態の事です。
肌が治療しようと毛細血管を作った事で赤く見えてしまいます。

「しこり」は化膿が原因で皮膚が盛り上がってしまう状態の事です。
痛みはありませんが細胞を作り過ぎた事により起こってしまいます。

最後に「ケロイド」は、「しこり」と同様に皮膚が盛り上がる状態の事で、
顎や胸部、背中にできる事が多く、痛みを感じる事があるのが特徴です。
また、「ケロイド」は体質の要素が関係していると言われています。


ニキビ痕の治し方

ニキビ痕は、毛穴の組織が壊れることでニキビ痕になりますが、市販薬でも治る場合もあります。
市販薬は、軽度のニキビ痕であれば効果を持つことができるかも知れません。

ただし効果については、一人ひとりのクレーター、シミ、赤みなど、症状により変わるので薬局などで相談するのもいいでしょう。
もっとも、ニキビ用の薬は多くありますがニキビ痕の薬は少ないため、症状のある方は美容外科や美容クリニックへ相談してください。


ニキビ痕が治らない場合

薬局等で市販薬を購入する治し方もあるかと思いますが、一度できたニキビ痕を治すのは美容外科や美容クリニックなど医療機関での相談を受けることをおすすめします。

ニキビ痕治療は複数の治療法があり、クレーターやシミ等のニキビ痕の場合は、ダーマペン4がおすすめです。ダーマペンとは、髪の毛よりも細い針で、肌に無数の細かい針穴を空けることができる医療機器です。 ニキビ痕の凹みに無数に細かい針で傷つけることで、体が本来持っている肌を修復する力を利用してニキビ痕の凹みを緩和させます。
また、早く治したいという方は、ダーマペン4と合わせて治療するアムニオジェニクスといった薬剤もあります。アムニオジェニクスとは、サイトカイン・タンパク質などが含まれているヒト羊膜・絨毛膜の胎盤由来の増殖因子やサイトカイン、コラーゲン(Ⅰ型、Ⅲ型、Ⅳ型、Ⅴ型、Ⅶ型)、タンパク質など、285種類もの成分が含まれた薬剤で、より肌の修復力を高めてくれます。

まとめ

ニキビ痕は専門的な治療を必要とします。
セフルケアで間違った対応をして悪化させないためにも、医療機関でカウンセリングを受けることをおすすめします!