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AM 5:25 。 夢 の中へ ゆめ のなかへ


ここのところ、朝5時にはアラームが鳴る。

外は暗くて部屋の中は寒い。
指先が冷たくて、太ももの間に挟んだ。


背中にひんやりとした感覚。
あぁ、また夢をたくさんみたのかと気づく。

もう一度、夢のことを考えようとするけれど。
冬はすぐに忘れてしまう。夏は二度寝したあとも鮮明に覚えているのに。

動悸にもにた、激しい鼓動。

覚えてはいないけど、夢の中へいってみたいとおもってしまう。
井上陽水が頭の中に流れてくる。


意を決する。
布団を飛び出し、
スリッパに足を滑り込ませ、
すばやく服を脱ぎ捨てる、
寒い。

4時間前に浸かっていた湯船は生暖かくて、冷えた体には暖かく感じるのだけど。追い焚きをおした。


このまえ買った、大好きな雑誌は今月はシティーガール特集。

期待していたよりもファッションページは少なかったけど、芯を持って生きている人はなんてかっこいいんだろうって、小説よりはいくらか入り込みの早い文章をのむ。


体が暖まってきたら、
髭を剃り、
髪を濡らし、名残惜しい浴槽をあとにした。

無印の化粧水を吹きかける。
デイリーに使うものは、手頃価格なものがいいと、毎度使うたびに、SNSかブログに書こうとおもうほど、スプレーヘッドを自慢したくなる。
もしも、無印の化粧水をつかっていて、スプレーヘッドにかえていないのであれば、すぐにでも変えることをおすすめしたい。
本当に便利で、いいのだ。


ペーパーの上にまかれた豆が、ふやけて香り立つ。

お気に入りのカフェで教えてもらったように、数十秒待ってからあとのお湯を注いだ。

これで朝の準備はばっちりだ。


AM 5:25。
まだ、すこしだけ重たい瞼をほんのりと愛おしく感じながら。
ひんやりとした感触が暖かくなった指先に伝う。

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