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秋華賞は初○○を狙う!?

 先週の毎日王冠は本命が6着と振るわず。ほぼ人気通りの決着で順当な結果だったのかと。当たっても安いので、これは買えなかっただろうから諦めて気持ちを切り替えていきたいと思います。今週は牝馬三冠目の秋華賞が開催されます。3冠馬誕生なるかと話題にもなっており、オッズ的には4強対決の様相。どういった展開になるのか予想していきたいと思います。

 今年の秋華賞は阪神2000m。京都競馬場の改修工事のため、今年も昨年に引き続き阪神競馬場での開催。阪神内回りコースは先行馬有利ともいわれている。この開催場所の違いがどの馬にプラスに働くか、昨日今日の傾向を見ると、差し馬の台頭が目立つ。最後の直線がそこまで長くないとはいえ、上がりの末脚はあるにこしたことはない。今回のメンバー見ても、固く決まってもおかしくないような感じはする。三冠馬のなりえるスターズオンアース、前哨戦であるローズステークスを快勝したアートハウス、オークス2着で前哨戦の紫苑ステークスを勝ってここに臨むスタニングローズ。この3頭だけでもいいかなと思うが、それでは面白くない。三冠馬間違いないと思われていた、ブエナビスタでさえ負けてしまったこのレース。過去10年で二桁人気も3頭、8~9人気も3頭と決して固いレースではない。それらを踏まえて有力馬以外から夏場の成長を経て、秋華賞で巻き返しを狙える馬を検討していきたい。

◎6 メモリーレゾン 古川騎手

 現状13番人気。前走のローズステークスでは、最後の直線で伸びきれずに5着。デビュー戦では1200mであったものの、そこから距離を伸ばし2000mの舞台までたどり着いた。適正距離はもっと短い、ローズステークスで実力差が測れたという意見もあるだろうが、この馬は左回りが苦手・右回り巧者を秘めている。馬券外になった2戦は中京競馬場でともに左回り。右回りの成績は(3.1.0.0)とパーフェクト連対。距離は違うものの阪神での実績もあり、右回りであれば末脚はこのメンバー1じゃないだろうか。今回のメンバーは先行馬が多く、前が崩れるような展開になればこの馬の末脚がハマる場面が出てくるかもしれない。

◎11 エグランタイン 池添騎手

 現状11番人気。前走のローズステークスでは、7番人気ながら3着と馬券内に食い込んできた。これにより秋華賞出走の権利を得たわけだが、デビューしてからの実績を見ると、GⅠレースに出れるような馬ではなかった。新馬戦では14頭立てで14番人気10着と決して注目するような馬ではなかった。その後も未勝利戦を14番人気11着、14番人気12着、12番人気8着ときて、15番人気の5戦目にして未勝利戦勝利。未勝利を脱してからは、3戦してすべて馬券内で、かつ上がりすべて2位以内と覚醒モード。デビューからずっと1800m~2000mを走っており、今回の舞台は桜花賞や優駿牝馬よりも向いている。昨年はキズナ産駒のファインルージュが上がり最速で2着に食い込んでいるので、今年はこちらのキズナ産駒に期待したい。

◎15 サウンドビバーチェ 岩田望来騎手

 現状12番人気。前走の紫苑ステークスでは、押し出されるように先頭に立ってしまったが、最後まで粘りに粘り、上位人気馬であるスタニングローズにクビ差の2着。優駿牝馬では放馬のため、競争除外となってしまったが、掲示板内でも確保していたら、こんな人気ではなかっただろう。チューリップ賞では4着と掲示板は確保し、阪神競馬場の経験もある。騎手変更にはなるものの、岩田望来騎手は過去に騎乗経験があるためそこまで悲観することはないだろう。逃げ・先行でレースを引っ張るであろう馬が、タガノフィナーレ、ラブパイロー、ブライトオンベイスといるので、それを見る形で番手追走できれば、先行勢の中では1番粘りこみを図れる馬だろう。

 秋華賞で三冠牝馬が誕生するか楽しみな一戦ではありますが、過去に誕生した三冠牝馬に共通して言えるのが、三冠レースともやむを得ない事情がない限り騎手が同じだった(※騎乗停止のためジェンティルドンナは騎手変更有)。騎手が同じだからといってブエナビスタのように獲れないケースもあるが、はたしてスターズオンアースはどちらになるだろうか。
 今回の秋華賞は固い決着にもなりそうだが、馬券的には今回上げた3頭から、馬連か3連複で高配当を狙ってみたいと思います。3頭とも重賞初制覇がかかっており、岩田望来騎手に至っては初GⅠ制覇もかかっている。人気していない3頭ではありますが、上位人気を脅かすような走りを期待したいと思います。

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