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デジタル大阪ミュージアムズOPEN !

大阪市では、2025年大阪・関西万博に合わせて、大阪市立美術館・大阪市立自然史博物館・大阪市立東洋陶磁美術館・大阪市立科学館・大阪歴史博物館・大阪中之島美術館の6館で「大阪博」を開催します。

「大阪博」に関連し、200万点以上の収蔵品の中から選定した「大阪の宝」を公開するためのWEBサイトを制作し、2024年2月20日(火)オープンしました。
制作にかかわる事ができたので、「デジタル大阪ミュージアムズ」について少しご紹介します。
今回デジタル大阪ミュージアムズには2つのコンテンツが備わっています。


メインコンテンツ その1:統合データベース「大阪コレクションズ・アーカイブ

大阪市立美術館・大阪市立自然史博物館・大阪市立東洋陶磁美術館・大阪市立科学館・大阪歴史博物館・大阪中之島美術館の6館では数多くの収蔵品を保有しています。この様々な分野の収蔵品を、横断検索できる仕組みを構築しました。
それぞれの施設ではすでに独自のデータベースを運用されていたため、API等で連携することで、新たな統合型のデータベースを構築しました。

大阪コレクションズ・アーカイブ
キーワードで検索すると、複数の施設の資料が表示

メインコンテンツ その2:「大阪の宝

大阪のアイデンティティの象徴として未来社会に引き継ぐべき、各館の代表品を「大阪の宝」とし、それらを介して見えてくる都市大阪の魅力を「大阪の力」と表現して「市民の力」「都市の力」「未来への力」「芸術の力」「風土の力」という5つの「力(ちから)」に分けて紹介しています。
今回は、120点の「大阪の宝」のうち、18点を公開しました。

市民の力

大阪の宝」には、各施設で管理されていたデータベースでは、管理が難しい高解像度の画像や、3D、VR(バーチャルリアリティ)などのデータを管理できるデータベースと、CMS的に、各施設の方でも自由にコンテンツを登録できる機能を私どものシステムをカスタマイズして構築しました。こうした、裏側の仕組みにより、大阪の魅力ある資料を細部まで見ることができます。

カールツアイスⅡ型プラネタリウム (大阪市指定文化財、日本天文遺産)

まとめ

今回、横断型のデータベースを構築した事で、共通するキーワードで横断的に検索できるようになっただけでなく、博物館法の改正で求められる「博物館の連携」についても、それぞれの館の収蔵資料が一覧で見られるようになり、互いのノウハウやリソースを共有し合うことのできる器になったのではないかなと思います。
この事業の中では、博物館関係者向けの講演会も開催され、運営をサポートする私もとてもよい学びを得ることができました。
非常に短期間での事業の実施で、関係者皆様の数多くのご協力の下、無事に遂行する事ができたことは、本当に感謝申し上げます。

今後も2025年に向けて情報の更新がされていきますので、ぜひチェックしてみてください。

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