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イノベーションと起業家精神

2024年2月14日付の日経速報ニュースによると、

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営するレンタルビデオ・書店「TSUTAYA」の閉鎖が止まらない。1月には、30年の歴史を持つ東京・世田谷の象徴的な店も閉まり、10年余りで半数近くが消えた。

とのことです。

2012年のピーク時には1,470店舗だったのが、今では約800店舗。
しかもレンタル併設店がそのうち約600店舗。

知りあいのTSUTAYA加盟店社長様からは、
・コロナ禍で、高齢者のレンタルビデオ需要は伸びたものの、残念ながら一過性のモノだった。
とお聞きしました。

どんな業態でも、市場の変革に対応していかないと、いずれ陳腐化していきます。

経営コンサルタントの神様=P・Fドラッカーさんは、自らイノベーションを起こすための視点として、

1、予期せぬ成功と失敗を利用する
2、ギャップを探す
3、ニーズを見つける
4、産業構造の変化を知る
5、人口構造の変化に着目する
6、認識の変化をとらえる
7、新しい知識を活用する

「イノベーションと起業家精神」 P・Fドラッカー著

と、7つの視点を提示しています。

弊社の勉強会でも、以下のような視点で、未来の市場を洞察するようにしていただいています。

・想定している顧客は来ているか。また、想定外の顧客は来ていないか。
・提供している価値と、受け取っている価値にギャップは無いか。
・利用者の真のニーズを満たしているか。
・製造、卸、流通、小売、どの部分との連携を強化するか。
・最大人口ゾーン(団塊世代)のライフスタイルに変化はないか。
・SDGs、ジェンダーレス、働き方改革、ハラスメントなど。
・DX化、AI活用、ロボット、動画など。

「勝ち続けるFC本部構築勉強会」資料より抜粋 株式会社パワフルブレーンズ

FC本部の経営者としては、常に、自らがイノベーションを起こし続けないと、長く続くフランチャイズは構築できないです。

今後のCCCでは、「生活提案型商業施設=蔦屋家電」や「新しい発想を提供する場所=SHARE LOUNGE」の展開、そして今年4月にリニュアルオープンしていく「好きなもので、世界を作れ。=SHIBUYA TSUTAYA」など、市場の変革に適応していく活動に取り組んでいくみたいですね。

5年後のCCCの姿が楽しみです!

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