もともとＨのつく賃貸仲介会社でカウンター営業をしておりました。
営業所単位では１番でした。

賃貸業界、一番忙しいのは何月だかご存知ですか？
実は２月なんです。タイムリーですね！

１月からじわじわとお問い合わせ、ご来店が増え、２月にピークを迎えます。僕もつき３０件は契約手続きをしていました。３月はというと、もうすでにめぼしいお部屋の空きは埋まっていて、お客さんは来るけど部屋が無く、契約数は２月よりはへります。

【部屋探しのポイントについて】
場所、予算、転居理由、転居時期によってポイント、見せる順番が変わります。転居時期が１か月も先だと内見までいかないことも有ります（どうせせ契約しないので・・。）。この時期だとお客さんを車に乗せて移動中に店舗から電話があり、「その部屋ほかで申込になりました」なんてことも有りました。
転居理由は意外と重要です。「今の部屋、日当たり悪くてかびるんだよね」と言っている方に部屋がきれいでも日当たりの悪い部屋紹介したら決まりません。まあ、安ければわかりませんが・・。
予算と場所はいわずもがなですが、ばしっといい物件があれば自分のところまで来る前に他の店で申し込んでいるでしょう・・。

【アパートとマンションのいいところわるいところ】
木造が人気が無いといわれますが、木造は人気が無いので予算が低くなります。ただ、15年くらいのものだと床がたわんできて踏むと揺れるなんて施工の悪い物件もあります。逆に鉄骨のマンションはやはりしっかりした印象で、何年たっても木のようにたわむことはありません。ただ、気密性が高く換気はマメに行った方がいい気がします。ＲＣ（鉄筋コンクリート）マンションは、賃料が高い傾向です。また、床はしっかりしていて暴れなければ上階の音が気になることは少ないと思いますが、天井に張りがボコボコでていることが多い（梁やエアコンのダクト等を通すためです）です。

【いい営業マンと悪い営業マン】
悪い営業マンには、犯罪性のカテゴリーもありますが、ここは客付けの下手な人について・・。お部屋の内見時にしゃべりすぎると決まりません。また、ここぞというところで必要最小限の説明をできない事。
そんなこと、部屋見てみないとわからないじゃないか？と言われるかもしれませんし、「manatee！遊んでないで見たことない物件を観に行け！説明できないぞ！」と言われたことも有りますが、年数、間取りを見れば大体どういう部屋か、わかっています。その内装などをイメージしながら目の前のお客さんが気に入るかどうか考えて、無理そうなら時間の無駄とお部屋のご案内はいきません。店にいてお客さんからの電話とった方が成績上がりますので。
もしあなたがオーナーなら、あなたが聞きたいお客さんの質問には答えられなければなりません。特に、いつ引っ越すか、なぜ引っ越すか、場所はどこで探しているかくらいは最低限必要です（仕事の有無は最近保証会社がいるので重要度は下がっていると思います。）。

【空室の多い物件】
絶対的に何かしらの原因があります。たとえば
・家賃が高い
・敷金、礼金が多い
・不動産業者が適当

ご存知の通り少子高齢化が進み、賃貸市場は冷え込んでおります。昔は敷金2カ月、礼金２カ月が当たり前でしたが、敷２、礼１、敷１・礼１、敷１・礼０となっています。

また、いまは賃金も上がらないのに土地が上昇、建物建築費も上昇、収益用不動産の価格も上昇。
貸出金利がさがっていても、固定ではなく変動利率ですのでここに突っ込むのは怖いことです。

そうだ！変なお客さんベスト３の発表を忘れていましたので編集いれます！

【変なお客さんベスト３】
３位！
４回同じ物件をみて、４回目にご両親を連れてきた女性。
⇒結局決めました。そんなに不安にさせてしまっていたのか？と申し訳ない気持ちになりました・・・。

２位！
俺は事故物件でも大丈夫だよ！安い部屋紹介してよ！という男性。
⇒ここは、首つり自殺があったようですが、大丈夫ですか？ときいたら、「さすがにそれは俺でも無理だ！！」といって帰りました。事故物件としては初級なんですけど・・・。

１位！
中学生のご兄弟と奥さんと肩に抱いているのだれ？？？というご家族。
⇒少し古めの木造戸建てのお部屋に待ち合わせ時間に現れた、赤いジャガーのセダン・・。
manatee:「なんかおっかないひとでてくるのかなあ・・。」
実際出てきた人＝眼鏡で小太りの中年男性（工事関係の人かなあ・・。両肩に赤ちゃん２人）＆その奥さん＆中高生位のお兄ちゃんと妹？の４人と？二人。
manatee:「？？？？？！！！！！あれ、あかちゃんじゃなくって、赤ちゃん的なリアルな人形？？？なんで俺以外おかしいと思わん？？？見間違い？？？！！！」
と頭が混乱しているうちに内見終了。おうちのドア閉めるのめっちゃ怖かった・・。なにされるかわからんし。なにもなかったけど。

よかったのか、悪かったのか、契約にならなかった。