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第七十九話 涙と驚愕のLimbo。

どうもこんにちは。
久しぶりにnoteを綴っています。
気付けばあっという間に年が明け、2023年が動き始めました。

私は相変わらずスキズが好きで、のんびりマイペースで彼らを応援し愛でる日々であります。
色んなリリースがあったし、音楽賞もあったし、多忙な年の瀬にもかかわらず、何度も来日してくれて日本の音楽番組への出演もありましたね。ありがたくもあり、でも彼らの身体が心配にもなったり、そんな年末でありました。

昨年12月には『SKZ-REPLAY』がデジタルリリースされました。

入会したSTAY3期のキットが年明けに届き、色々入っている特典の一つであるCDが手元に。

FAMの韓国語versionとメンバー各自ソロ曲、そして# LoveSTAYが収録された"A-SIDE"のみではありますが、形としてCDがあるのは嬉しい🖤

『SKZ-REPLAY』はこれまでSKZ-RECORDで観たり聴いたりしていた数々の名曲たちを一同で聴けるのが感慨深く、特にハニのWish You Backは初めて聴いた時のその頃の心境や情景がよみがえって懐かしい。全25曲盛りだくさん、宝物みたいな曲が詰まっていて名盤と言えるのではないでしょうか。

そんな名盤の中、聴いていて私が一番心を掴まれた曲は、リノさんのソロ曲"나지막이(Limbo)”で。
夕飯の支度をしつつ、スマホで流しながら聴いたのが初聴きだったんですが、サビのところで思わず手を止めてスマホを見つめてしまうぐらいハッとしちゃって。勿論、その時は歌詞の内容は分からないんだけど、メロディとリノさんの歌声に心を持っていかれたというか。なんて綺麗なのだろうと。瞬間、その美しさにグッと来て涙ぐんでしまったんですよ。やばいですよね。怖いですよね。夫が帰宅する前で良かったですよ。
後に歌詞を和訳してみて、別れてしまった愛しい人へのまだ残る気持ちを歌った曲なのだと自分なりに解釈し、それを踏まえると聴き重ねるごとにまた色々な感情が湧き上がって来て。

曲のタイトルの“나지막이”という単語は「低めに」とか「静かに」「ひそひそ」という意味があるようで、秘密の話とか独り言などどちらかと言えば重いムードの話の時によく使われるワードのようで。心に秘めている思いを、そっと独白…という意味が込められたタイトルなのかしら?と想像。また英語のタイトルである“Limbo”は「忘却」とか「どっちつかずの状態」を表す単語で、割り切れない気持ちを表現しているのかな?と勝手に推測。

私が思わずグッと来て涙ぐんでしまったサビの部分の歌詞に
다 잊지 못해 바라는 순간 예전처럼 돌아가게 될까
(全部忘れられないって願った瞬間元に戻れるだろうか)
한마디에 바뀔 걸 알아 전하지 못한 말
(一言で変わると分かっていても伝えられなかった言葉)
という部分があり、伝えられなかった言葉って何だろう?と初めは分からずに考えたんだけど、その前の歌詞の全部忘れられないって言葉が全てなのかな…って。君との全てが忘れられないんだって伝えたならば、元に戻れるだろうか?という思いの中にある後悔や一縷の淡い期待、うずまく複雑な心境を想像すると切ない。

そしてこの曲のもうひとつわしっと掴まれる部分は
나지막이 혼잣말(ひそやかな独り言)
という言葉で突然曲が終わってしまうところ。
それまでの穏やかな切なさから一転、感情が千切れてしまったかのような唐突な幕切れに驚愕。
それも“ひそやかな独り言”…にしては、大きく叫ぶように終わる。ここからも独り言、でも君に伝えたい、いや伝わってくれ!という複雑な心模様が見える気がして、曲が終わっても心がざわめき不思議な余韻に見舞われる。驚かされたものの、奇のてらい具合にリノさんの色が感じられて嬉しかったり。
個性が見えてとても印象に残る一曲だ。
作詞には歌う本人が参加しているので、そのあたりを考えると今度はまた別の意味で心がざわめいて来るんですがねぇ。この歌詞に綴られている感情は創作?それとも実体験?

そういえば、以前チャンビン、ピリちゃんと共に出演した番組『ご近所スター』の中で、“我が人生に一片のロマンス無し!“と宣言していましたね。そういうことにしておきましょう。

年頭に公開されたSTEP OUT2023には、今年も楽しみな活動がたくさんひしめいていました。スキズのみんながどうか健康で、怪我することなく、充実した一年になりますように。スキズもSTAYも幸せな一年でありますように。

長話、ここまで読んで下さった方ありがとうございます。それでは、また。