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ニンジャスレイヤーTRPG第2版:追加ソウル案『ヤマタ・ニンジャソウル』

「本来ならば貴方の力なぞは借りたくなかった、このオロチ、貴方の後継として……」
「良い、許す。久方振りに混迷昏々たる深謀遠慮を見て気分が良い」

邪法が張られたキョート地下。召喚されたオロチ・ニンジャと、目覚めたヤマタ・ニンジャの会話より

はじめに

これはFM(ファンメイド)の追加ソウル案である。

ゲームバランスを崩す恐れがあるので、PLがセッションで使用する場合はNMにまず事前に許可を。

NMがNPC等に適用する場合はゲームバランスを考慮して使用して下さい。

このFMソウルは、Feno2=サンの多大なる御協力で作成されたソウルです。
この場を借りて、改めてアリガトウゴザイマス!
◆感謝◆

利用規約

ダイハードテイルズが使用する、セッションで使用する等に制限はありませんが、使用する場合はこの記事の明記をお願い致します。

ダイハードテイルズ以外が商業利用する場合は連絡して要相談です。

ヤマタ・ニンジャとは(非公式基本設定)

◆忍◆
ニンジャ名鑑✕✕✕ヤマタ・ニンジャ
ドラゴン・ニンジャクラン門弟の一人にして赤緑の装束を身にまとい、
目は鬼灯の様に赤いと伝わる。
カイジュウ・ニンジャクラン、コブラ・ニンジャクラン創設にも関与した
ニンジャ神話時代フィクサーの一人。
「我に7つのソウル有り」と豪語しニンジャ大戦時、
カツ・ワンソーの指守護に周り実際ハトリ陣営の前に7度立ち塞がったが、
7回目にヤマトとハガネによって討ち取られる。
……8回目、それはハガネの暴走であった。
古事記に記される、エイトヘッズドラゴン真実である。
◆卓◆

ヤマタ・ニンジャとはその名の通り、「エイトヘッズドラゴン(八岐大蛇)」の名で古事記で有名な神話時代リアルニンジャである。

彼自身はもっぱらフィクサーとして暗躍することを好み、終に己自身のクランを興す事はなかったが、後年その生き様に憧れたモータルがリアル・ニンジャ「オロチ・ニンジャ」となり、ヤマタ・ニンジャの後継を宣言。
時のオーヴァーロードであるソガ・ニンジャと争い、派兵されたスサノオ・ニンジャに破れ歴史の表舞台から姿を消すが、その闇の血筋は古事記に「スサノオに敗れたエイトヘッズドラゴン」として記されることになる。

現在、ヤマタ・ニンジャのソウルはネオサイタマのとある傭兵ニンジャに宿る事となる。

───という設定を持つ、完全非公式なニンジャである(一部の設定に、かつかつ=サン所有PCニンジャの設定も反映されています)

ヤマタ・ニンジャソウル

☆◉交渉術
☆◉毒属性ダメージ軽減1
☆◉翻弄
☆カナシバリ・ジツLV1-3
★ニューロンアタック
★トグロ・アティチュード
★カナシバリ連打
★ハイブリッドLV1-3
★★ヤマタ・インストラクション
★★ヤマタ・オールレンジアタック
★★カイジュウ・ヘンゲ・ジツ
★★★ヤマタ・ダウンフォール
★★★我に七つのソウル有り

☆◉交渉術:ジツLV1以上

フィクサーの妙技。そのワザは、ソウルにも染み付いていた。

『交渉判定』で振れるダイスを+3個する。

☆◉毒物耐性:ジツLV2以上

チャドー呼吸の副産物。それはいつしか、呼吸ではなく肉体へ、ソウルへ刻み込まれた。

このキャラは『毒属性ダメージ』に対してのみ有効な『ダメージ軽減1』を持つ(エンハンスによる『毒属性ダメージボーナス+1』は一時的に無効化される)。
また【カラテ】の抵抗判定/対抗判定を強いられ、それが「毒」種別を持つ場合、その難易度を-2する。

☆◉翻弄:ジツ値3以上

敵よりハヤイニューロン速度は、カゼの如く先制を制する。

タイミング:手番攻撃フェイズ、瞬時コスト:精神力1

『●ワザ:翻弄』:自身よりイニシアチブの低い敵のみを攻撃する場合、それらの敵全てを『崩れ状態』と見なすことが出来る。

☆カナシバリ・ジツ(LV1-3)

コブラ・ニンジャクランから始まった妙技。当然のごとく、フィクサーはそのジツを手に入れた。

使用タイミング:手番「攻撃フェイズ」
コスト:精神力1、1行動
ターゲット:隣接する3×3マス
発動難易度:ニューロン+ジツ:NORMAL
効果種別:範囲攻撃、精神攻撃
 無効:「戦闘兵器」には効果を発揮しない

術者と隣接した3×3マスの敵全員に『精神力ダメージ1』(『回避:NORMAL』)を与え、それがモブ敵ならばこのターンの手番を失わせる。

【ジツ】値2の場合、効果範囲内の敵いずれか1体のみを『精神力ダメージD2』(『回避:HARD』)にできる。また、このジツを回避できなかった敵全員を、ターン終了まで『崩れ状態』にする。

【ジツ】値3の場合、この『回避:HARD』に失敗した敵1体は、続けて【ニューロン】で『抵抗判定:HARD』を行わねばならず、失敗すると術者側の次の手番まで『拘束状態』(脱出判定不可)となる(それがモブ敵ならば戦闘不能とみなし取り除いてもよい)。この『拘束状態』にある者が新たにダメージを受けて【体力】/【精神力】を1以上失った場合、そのフェイズの終わりにこの『拘束状態』は自動的に解除される。

ジツ系統全体の基礎効果:この系統のジツによって『精神力ダメージ』を与えられたモブ敵が【精神力】0となった場合、望むならば術者はそれらのモブ敵を直ちに戦闘不能状態にし、マップから取り除いても構わない。

★ニューロンアタック

ヤマタ・ニンジャは己のニューロンこそを真の武器とした。それは文字通り、ニューロンの速度で己のカラテを敵に繰り出す事である。

『●戦闘スタイル:ニューロンアタック』:【ニューロン】で『近接攻撃』を行う。
『●時間差』『●マルチターゲット』を取得している場合『●連続攻撃2』、
『●ニンジャ第六感』を取得している場合『●連続攻撃3』を得る。
ダメージ1固定(『エンハンス』『サツバツ!』『痛打』無効)。
出目【6,6】を含んで成功した場合、ダメージ2固定に強化される。

★トグロ・アティチュード

とぐろを巻くように体をねじる秘儀。捻じれた力の開放は、サツキのルーツにもなった。

使用タイミング:回避判定直前
コスト:精神力1、1行動
発動難易度:ニューロン+ジツ:NORMAL
効果種別:効果継続(フェイズ中)

以下の効果からいずれか一つを選んで適用する。1ターン1回の使用。
・フェイズ終了時まで有効な、『緊急回避ダイス』3個を得る。
・フェイズ終了時まで、『ダメージ軽減1』を得る。ただし、この効果を適用している間は通常の回避を行うことが出来ない。

★カナシバリ連打

「一発の邪眼に拘るべからず。千発の邪眼を向けよ」

使用タイミング:手番「攻撃フェイズ」
コスト:精神力2、1行動
ターゲット:隣接する3×3マス
発動難易度:ニューロン+ジツ:NORMAL
効果種別:範囲攻撃、精神攻撃
無効:戦闘兵器には効果を発揮しない

このジツは、3×3マスの敵全員に対して『精神力ダメージ1』を与える(『回避:NORMAL』)。
さらに、効果範囲内にいる敵のうち好きな1体に『抵抗判定:ニューロン:HARD』を行わせ、これに失敗したら『カナシバリ』効果を与える。
『発動判定』の出目次第で以下のように強化されるが、ターゲット範囲をそのつど変えることはできない。また、一回の攻撃フェイズで発生する『抵抗判定』は最大1回までである。

発動時【6,6】:ダブル・カナシバリ:上記の2連打となり『時間差』を得る。
発動時【6,6,6】:トリプル・カナシバリ:3連打となり『時間差』を得る。
発動時【6,6,6,6】+【ジツ】値6以上:クアドラプル・カナシバリ:4連打となり『時間差』を得る。加えて、『抵抗判定:ニューロン:U-HARD』に強化される。

★★ヤマタ・インストラクション

ドラゴン・ニンジャクランのアーツと、コブラ・ニンジャクランの秘技。

効果種別:精神攻撃
以下の効果からいずれか一つを選んで適用する。1手番1回の使用。
1.手番「攻撃フェイズ」に瞬時行動を消費してカナシバリ・ジツLv1を発動することが出来る。
2.手番「攻撃フェイズ」に【精神力】2消費、視線の通る敵1体を対象に『難易度:HARD』で判定を行う。
発動に成功した場合、毎ターンの自分手番開始時、ターゲットに対して自動的に『回避ダイスダメージ2』を与え続ける(ターゲットを変えることはできない)
術者が手番でこのジツの終了を宣言するか、術者が1以上のダメージを受けるか、術者の【体力】か【精神力】が0となるか、あるいはその戦闘が終了するまで、効果が持続する。加えて、視線が通らなくなると効果が途切れてしまう(再び視線が通れば、同じ戦闘中であれば再度効果が開始する)
また、このダメージは毒ではなく、遠隔精神作用によるニューロン破壊である。

★★ヤマタ・オールレンジアタック

ヤマタの首(カラテ)は、丘や谷すら超える。

タイミング:手番「攻撃フェイズ」
コスト:精神力2、1行動
種別:射撃、無属性

射撃(『連射4』『時間差可』『マルチ可』)を行うかのように、『ジツ発動判定:NORMAL』を行う。
成功した場合、ターゲットに『無属性ダメージ1』を与える(『回避:NORMAL』『隣接射撃可』)

このジツによって【体力】を2以上減らした場合、さらに【体力】に対してD3ダメージを与える。


★★カイジュウ・ヘンゲ・ジツ

フィクサーが手に入れた、カイジュウの極意。

手番「開始フェイズ」に瞬時行動として【精神力】2消費、『難易度:HARD』で判定を行う
成功した場合、以下の効果を得る。この効果は【ジツ】/2ターン後の手番「開始フェイズ」まで持続する。効果が切れるターンの手番開始時に【精神力】を1点消費することで、自動的に1ターン延長できる。
ただし効果持続中、このキャラは★★カイジュウ・ヘンゲ・ジツ以外のジツを使用することが出来ない。

・『大型1×1』
・『即死耐性』
・『素手基礎ダメージ2』
・『リーチ+1』
・『狂戦士化3(常時発動)』

カイジュウ・ヘンゲ中の能力と装備の制限:変身中の装備は自動的に「素手&スリケン」固定となる。
また変身中は、タツジン系スキルの基本効果だけでなく、タツジン系スキル内のワザ/スタイル、およびそれらを前提としたヒサツ・ワザも全て使用不可となる。
変身中はエンハンスの効果を使用できなくなるが、手番開始フェイズに【精神力】を1支払うことで、その手番中のみ(もし持っているならば)エンハンスの効果が有効となる。

★★★ヤマタ・ダウンフォール

エイトヘッズドラゴン真実。それはブンシンによる波状攻撃である。

タイミング:2ターン目以降の手番「攻撃フェイズ」
コスト:精神力3+回避ダイス3個、1行動
種別:射撃、無属性、連続使用不可

『●発動スタイル:ヤマタ・ダウンフォール』:『ジツ発動判定ダイス+8』を得て、射撃(『連射8』『時間差可』『マルチ可』)を行うかのように、『ジツ発動判定:NORMAL』を行う。
成功した場合、ターゲットに『無属性ダメージ1』を与える(『回避:NORMAL』『隣接射撃可』)

この射撃によって【体力】を2以上減らした場合、さらに【体力】に対してD3ダメージを与える。
【体力】を4以上減らした場合、これは2D3ダメージに強化される。
【体力】を8以上減らした場合、これは8D3ダメージに強化される。

★★★我に七つのソウル有り

ヤマタ・ニンジャは実際にソウルが7つ有ったわけではない。
ただ、己のソウルとジツが強大だった。
それだけなのだ。

ヤマタ・ニンジャソウルのソウルサマリーから、★の数の合計が4に等しくなるようにジツを選択する。
このキャラは選択したジツを習得する(この時、ソウルサマリーから★★★は選択出来ない)

更新履歴

2022/1/19 投稿
2022/5/14 ☆◉毒物耐性、★★ヤマタ・オールレンジアタック、★★★ヤマタ・ダウンフォールをFeno2=サン案で上方修正
           ★★★我に7つのソウル有りを上方修正
           ヤマタ・ニンジャの説明を追加
2022/08/27 公式カナシバリ・ジツのアップデートに伴い、記事のカナシバリも公式準拠に

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