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神戸で暮らすイラストレーター・サタケシュンスケさん#noteクリエイターファイル

noteで活躍するクリエイターを紹介する #noteクリエイターファイル 。今回はイラストレーターのサタケシュンスケさんをご紹介します。

神戸を拠点に、フリーランスのイラストレーターとして書籍や広告を中心に活躍するサタケさん。3児(5歳、3歳、0歳)の子育てをするお父さんでもあります。

動物や人物をモチーフにした、カラフルでかわいいサタケさんのイラストをnoteユーザーの方であれば「みんなのフォトギャラリー(β)」を通じて、見たこと・使ったことがある人もいるかもしれません。

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noteでは、日々の仕事や子育てのなかで感じたことや考えたこと、サタケさんご自身の頭の中が垣間見える投稿をしてくださっていて、誠実でやさしい人柄が伝わってきます。

noteという”商店街”に自分のお店を出す

サタケさんがnoteを書きはじめたのは2018年4月。ユーザー登録はしていたものの、それまでnoteは「読む専門」でインプットのためのツールだったそう。同業者の先輩のnoteを中心に楽しく読み漁っているなか、吉本ユータヌキさんの「note開設1ヶ月で変わったこと」に出会い、刺激を受けて書き始めたと言います。

「それまでも自分のホームページ内にブログを開設したこともあったんですが、まったく続かなくて。そんな僕が、とりあえずなんでもいいからとにかく書こうと勢いで始めてみたら、noteは自然と書き続けることができています」

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毎月2〜3本ペースで更新し続けているサタケさんですが、更新頻度や書く時間等、特にルールは設けていません。

「僕の場合は、ルールを決めると楽しく続けられなくなってしまうので、自分のペースでやっています。日々の生活のなかで書きたいことがたまってきたら、書き出すようにしていて、それで不思議と書きたいことがどんどん溢れてくるんです」

ルールも決めていないのに、続かなかったブログと違って、なぜnoteは書きたいことが溢れてきて、更新を続けることができるのでしょうか。

「やっぱり読んでくれる人がいるからだと思います。ブログは“無人島に家を建てる”みたいな感覚ですが、noteはすでに素敵なクリエイターのみなさんが場を温めてくださっていて、“商店街に自分のお店を出す”のに近い感覚で、居心地がいいんですね」

まさにnoteが目指している“クリエイターの街“が少しずつ出来ているのかもしれません。

noteはコミュニケーションを楽しむ場所

noteを始めて10ヶ月程が経ち、どんな変化があったのでしょうか。

「まず、Twitterの使い方が変わりました。それまで一方的に情報を流すだけで、イマイチ活用できていなかったんです。でも、noteを読んでもらうための入り口をTwitterにしたところ、相乗効果でフォロワーが増え、双方向なコミュニケーションができるようになって、楽しくなりました」

その変化はインターネット上だけにとどまらず、仕事にもいい影響があるのだとか。

「noteやTwitterなどWEB上で僕の作品を目にして、神戸以外からも仕事の依頼をもらえる機会が増えました。一緒にお仕事をする時にもお客さんが『noteを読んでいます』と言ってくれることが多く、僕が大切にしていることや人柄をわかってくださっているので、仕事も進めやすいですね」

さらには、サタケさんが参加する「ちびっこうべ」という神戸市主催の子ども向けワークショッププログラムに関する話をまとめたnoteがきっかけで、「こどもまなびラボ」で「子どものクリエイティビティを伸ばすために大切なこと」という連載がスタート。

「noteを通じて、絵ではなく文章の仕事の依頼をいただけたことは、僕のなかでは一番衝撃でした。嬉しかったですね」

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それでもサタケさんは、noteは新たな仕事を得るためというより、ご自身が楽しむためにやっているそう。noteのお題やコンテストにも積極的に参加してくださっています。

「僕にとってnoteは、人とのコミュニケーションを楽しむ場所。お題やコンテストを通じて、みんなで同じ話題をわいわい語り合えるのが面白い。書くだけではなく、読むのも好きなので、これからもっと、スキやコメントをしてみなさんとコミュニケーションを深めていきたいと思っています!」

やりたいことへ向かって、種をまく

イラストレーターとして独立して13年目を迎えたサタケさん。これからは、出版や広告の仕事は継続しながらも、「子育て中のお父さん」ならではの視点を活かして、知育玩具や絵本など、子ども向けの仕事を増やしていきたいと語ります。

「その種まきとして、noteで子育てに関する発信も積極的にしていきたいですね」

サタケさんは、独立3年目から10年間、依頼されて目的を持って描くクライアントワークと並行して、自分が描きたいものや見せたいものを純粋に描く「作品」づくりを行い、発表しています。1年に1回、同じ場所で個展を開いているのです!

「年に1回なので、劇的に作風は変わりませんが、毎年、自分がやってみたい色使いや筆のタッチなど、新しいことに挑戦して、少しずつ進化できるように心がけています」

サタケさんが進化し続け、やりたいことへ向かっていく、その個展は「種まき」になって次の仕事へつながっていくと言います。

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そんなサタケさんの年に1回の個展が、2月13日(水)から東京・浅草で開催されます!

「昨年は次男の誕生が重なり開催できなかったため、いつもより長い期間、2年の時間を使って生まれた作品です。開催場所も東欧雑貨と絵本のお店で、とても素敵な場所なので、足を運んでいただき、楽しんでいただけたら嬉しいです」

“Birthday” SHUNSUKE SATAKE EXHIBITION
期間:2019年2月13日(水)〜2月24日(日)
※2月18日(月)は定休日です。
在廊予定日:2月23日(土)・24日(日) 終日
場所:チェドックザッカストア浅草 1F ギャラリー
東京都台東区駒形1-7-12 TEL 03(6240)9500
詳細はこちら→
https://note.mu/shunsukesatake/n/n3cd040e33eff?creator_urlname=shunsukesatake 

サタケさんの新しい作品、最終日2日間はご本人にも、出会える貴重な機会です。noteを飛び出して、ぜひ実際に足を運んでみてはいかがですか?

■クリエイターファイル
サタケシュンスケ(イラストレーター)

フリーランスのイラストレーター。1981年生まれ、神戸市在住。広告、出版関係のお仕事を中心に活動中。3児(5歳・3歳・0歳)の父。https://naturalpermanent.com/
note:@shunsukesatake
Twitter:@satakeshunsuke
読んでいるnote:
藤本智士(Re:S)さん
「もともと10年来の知り合いで、彼のnoteを読むために登録しました。会っていても普段は聞けない話が読めるのが面白いです」
木内達朗(イラストレーター)さん
「有料マガジン『イラストレーター・東京の現場から』を拝読しているのですが、非常に勉強になります」

text by 徳 瑠里香 photo & illustration by サタケシュンスケ

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