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2019 ルヴァンカップ第2節 ガンバ大阪vs松本〜公開練習試合〜

ルヴァンカップ第2節はガンバと対戦。土曜日に浦和戦、水曜日にガンバ。そしてこの後は日曜日に広島と過密日程が続く。

試合結果

試合内容

完全ターンオーバーして松本に対して週末に川崎との対戦があるにも関わらずガチメンのガンバ。ここまでリーグ戦1勝2敗、カップ戦1敗と調子の上がらないチームに喝を入れるのか本気を出してきた。

両チームのフォーメーションは松本352、ガンバ442でスタート。松本の352は珍しいがどうも442対策らしい。高崎、町田の2トップがガンバの2CBとボランチのパスコースを切り縦パスを入れさせない。そしてSBにボールが出るとIHの安東と宮阪がチェックに出て行きここも縦に入れさせない。なかなかボールが来ないガンバの2トップのFWファンウィジョとFWアデミウソンが中盤まで降りて行く時は今井か當間がついて行くことで自由にさせない。そうやってなるべくボールを外に誘導して行くのが松本の守備プランらしい。

先に決定機を作り出したのは松本。MF倉田がPA前でハンドを犯すとFKを宮阪が直接決めて松本が先制。

先に失点してしまったガンバは早速手を打つ。442のままではビルドアップで手詰まりになると見てボトムチェンジで最終ラインを3枚に変更。松本は2枚でガンバの3枚を見る形になり規制をかけきれなくなる。また機を見て松本DFの裏にロングボールを送りFWファンウィジョを走らせて一気にチャンスを作り出す。

ガンバの得点は松本のミスから。DF三浦からの縦パスを米原がカットするもMF小野瀬が再度ボールゲイン。FWファンウィジョを縦に走らせて一気にPAに侵入するとMF小野瀬にラストパス。これを落ち着いて決めて同点にする。しっかり構えての守備は固いもののアクシデントで裏返されると脆さが出る松本DFの悪癖が出た。

さらにガンバは逆転に成功する。こちらも松本のパスミスを引っ掛けたFWアデミウソンがドリブルで持ち上がり、走りこんできたFWファンウィジョが決めてあっさり逆転。頑張ってビルドアップしようとしているのは分かるがそこでボールを失ったらそれこそガンバの思うツボである。

松本の3CBが右から今井、飯田、當間でパワフルに跳ね返すのに向いたメンバーだが足元の技術はそれほどない。それでもボールを保持してビルドアップを意図するのはこの試合をなんとしてでも勝つんだ、というよりは今後に向けての準備をしているように思える。この今後に向けた準備というのは後半に選手交代後にも感じたことでルヴァンカップをその為に費やしているのが反町監督の狙いかもしれない

逆転後に松本はいつもの3421に変更。やり慣れていることとガンバのボトムチェンジにも対応したのだろう。ここまであまり書いていない松本の攻撃はあまり機能していない。ボールをつないでガンバの隙をつこうとしてはいるものの、そもそもパス成功率があまり高くなく有効なパスが通る前にロストしてしまう。たまにシュートを打ってもPA外からで可能性の高いシュートとはならない。そんな中でも出来るだけボールに関わろうとオフザボールでも精力的に動いていたのが宮阪で、ボールを引き出してはサイドチェンジのボールを配給するなど機能していた。また交代で入った杉本もパス&ゴーを繰り返し、またミドルシュートも放ってアクセントになっていた。

そして70分に投入されたのが腰痛で出遅れていたレアンドロペレイラ。まだ本調子とは思えないが横からのボールへの強さや動き出しの速さで光るものを見せていた。しかしネットを揺らすことまではできずタイムアップ。浦和戦と続いての敗戦となった。


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