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技術士一次試験の概要|全科目択一問題

今回は技術士資格試験の内容を記載します.
すでに来年の令和5年度の試験実施について案内がなされていました.それをベースにお話ししていきます.

なお、「技術士って何?」については、以下の記事で紹介しています!

技術士第一次試験

試験は、科学技術に関して20部門に分けたうちの、どれか一つに対して受験します。
そして、技術士第一次試験を合格すると、「技術士補(◯◯部門)」として登録できるようになります.

技術士補は、技術士になるための基礎的な能力を有しているか、を問うものです.異なる定義で示すと「修習技術者」となります.

修習技術者については、別の機会で勉強し、まとめます.

試験内容の程度は、4年制大学の自然科学系学部の専門教育課程修了程度とされています.
また、試験は全科目択一式であり、技術士会HPで公表されている過去問をみると、大学のテストを思い出します.

受験資格はなく、調べると最年少は小学校3年生とのことでした.その歳で大卒レベルの知識はすごいですね.

正確な情報を示すため、技術士会HPで案内されている『技術士第一次試験実施大綱』及び試験案内の一部を示します.

1.技術士第一次試験の実施について
(1) 技術士第一次試験は、機械部門から原子力・放射線部門まで20の技術部門ごとに実施し、技術士となるのに必要な科学技術全般にわたる基礎的学識及び技術士法第4章の規定の遵守に関する適性並びに技術士補となるのに必要な技術部門についての専門的学識を有するか否かを判定し得るよう実施する。
(2) 試験は、基礎科目、適性科目及び専門科目の3科目について行う。 出題に当たって、基礎科目については科学技術全般にわたる基礎知識(設計・計画に関するもの、情報・論理に関するもの、解析に関するもの、材料・化学・バイオに関するもの、環境・エネルギー・技術に関するもの)について、適性科目については技術士 法第四章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性について、専門科目については 技術士補として必要な当該技術部門に係る基礎知識及び専門知識について問うよう配慮する。 基礎科目及び専門科目の試験の程度は、4年制大学の自然科学系学部の専門教育課程修了程度とする。
(3) 基礎科目、適性科目及び専門科目を通して、問題作成、採点、合否判定等に関する基本的な方針や考え方を統一するよう配慮する。
  なお、専門科目の問題作成に当たっては、教育課程におけるカリキュラムの推移に配慮するものとする。

技術士会HP|技術士第一次試験大綱_抜粋(https://www.engineer.or.jp/c_topics/009/attached/attach_9110_1.pdf)2022.12.15閲覧

令和5年度 技術士第一次試験の実施について
1.受験資格
年齢、学歴、業務経歴等による制限はない。
2.試験の方法
試験は、筆記試験により行う。
3.試験科目
試験は、総合技術監理部門を除く20の技術部門について行う。
(1) 基礎科目として、科学技術全般にわたる基礎知識。
(2) 適性科目として、技術士法第4章(技術士等の義務)の規定の遵守に関する適性。
(3) 専門科目として、受験者があらかじめ選択する1技術部門に係る基礎知識及び専門知識。
なお、一定の資格を有する者については、技術士法施行規則第6条に基づいて試験の一部を免除する。

技術士会HP|令和5年度 技術士第一次試験の実施について_抜粋(https://www.engineer.or.jp/c_topics/009/009110.html)2022.12.15

合格率

近年の合格率を以下に示します.

技術士会HP|技術士第二次試験結果一覧表(昭和33年度~令和3年度)より作成(https://www.engineer.or.jp/c_topics/001/attached/attach_1013_1.pdf)

技術士補は実務経験や学歴問わず、取得できます.
興味のある方や自信のある方、学びなおしをしたい方は、受験してみてはいかがでしょうか.

さいごに

最後までご覧頂き、ありがとうございました!
堅苦しい記事ですが、スキしてくれると今後の励みになります!よければお願いします!
のおと


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