実は何度も失敗している

私は今までに何度も植物食を試みて失敗しています。続かない理由は色々ありましたが、何よりも大きいのは体力低下でした。

最初の数日間は植物だけの食事で何も問題なく、しばらくの間は苦痛もなく続けられるのですが、いつも数か月後に「ふらつく、貧血気味になる、疲れやすい」など、かなり重い栄養不良の症状が出ました。

年季の入った植物食の人たちの多くが「それは意思が弱いから」「そんなはずはない」とか言うんですが、植物食で体調を崩した人は私の他にも結構いますから、人の健康を軽視するような発言はどうか控えてください。植物食の評判が悪くなるだけです。

なので長年、断続的に雑食になったり植物食になったりを繰り返してきたのですが、今回は昨年からほぼ植物だけで体調に問題はありません

今までと違うのは、毎日必ずビタミン剤を飲んでいることです。肉を食べると家畜の餌に入っているビタミン剤を間接的に摂取することになりますが、植物だけになるとビタミンの添加はありません。そこでB12の欠乏が最も問題になるそうですが、これは総合ビタミン剤を飲めば解決します。

それから、できるだけ消化しやすいものを選んで食べています。肉食の人は意識して繊維質を摂取する必要がありますが、植物のみの食事だと繊維質が多すぎて、消化しにくい食事になる可能性が高まります。

植物性の加工食品がたくさん出ているので食材に不自由はしませんが、蛋白質は意識してたくさん摂るようにしています。野菜と果物と穀物では炭水化物ばかりになるので、炭水化物中心の食事にならないよう気を付けています。

体調を崩して肉食を再開して「やっぱり植物食は身体に悪いからやめよう」と思ってしまう人もかなりいると思います。そこで不調の原因を突き止めて、解決策を見つけることも植物食を広めるには不可欠な条件です。しつこく繰り返しますが、どうか「意思が弱い」「そんなはずはない」「そのうち慣れる」とか言うのはやめてください。非人道的な「環境テロリスト」などと言われる原因になります。

どうも体力が落ちたと思う人は、以下の点を確認してみてください。

①総合ビタミン剤
②消化吸収の良さ
③蛋白質の摂取量

味と調理法は単なる慣れです。植物蛋白には肉のような濃い味はなく、独特のにおいもあるので、最初はやや食べにくいし、調理法も味付けも変えないと味気なくなりますが、その辺は数か月で慣れます。しばらく試行錯誤すると、どうやって食べたら美味しいかもわかってきます。一度植物食に慣れると、今度は動物性食品の生臭さに敏感になります。

旅行中に植物食がなければ卵やバターの入ったものを食べることもあります。何日も梅干しのおにぎり以外は口にしないというところまではやりません。目の前に出されたものは中身が何でも捨てるより食べる方が良いだろうと思っていますが、肉の塊には手が出ません。こんな感じで今回はまだ無事に続きそうです。




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