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逆説の10か条

最近、仕事仲間から「逆説の10か条」の話を聞きました。
(※「逆説」とは、一見、真理にそむいているように見えて、実は一面の真理を言い表している表現のことで、「急がば回れ」なども、それにあたるそうです。)

「逆説の10か条」は、アメリカの行政官僚で講演家のケント・M・キース(Kent M.Keith、1949年 - )氏が、当時ハーバード大学在学中に高校の生徒会のリーダーたちを激励すべく150回以上講演した内容を、小冊子にまとめた言葉です。

後に、「マザー・テレサ」の目に触れ、感銘を受けた彼女が「カルカッタの孤児の家」の壁にその言葉を書き留めたことで、有名になったそうです。

以下に紹介します。

逆説の10ヵ条 (The Paradoxical Commandments)

①人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
それでもなお、人を愛しなさい。

②何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。

③成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
それでもなお、成功しなさい。

④今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。

⑤正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。

⑥最大の考えを持った最も大きな男女は、最小の心を持った最も小さな男女によって撃ち落とされるかもしれない。
それでもなお、大きな考えを持ちなさい。

⑦人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていない。
それでもなお、弱者のために戦いなさい。

⑧何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
それでもなお、築きあげなさい。

⑨人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
それでもなお、人を助けなさい。

⑩世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。


僕は、この「逆説の10か条」を読んで、
「他人や周囲の環境を変えることはできず、コントロールもできない。
そんな中でも、自分自身がどうあるか・どうするかは、常に一貫しているのがリーダーである。」
ということかなと感じました。

僕自身も、改めてそういった意識を持って、1日1日を過ごしていきます。


森哲平


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