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真・私の投資法の全て

この度は本著書を閲覧頂き、誠にありがとうございます。
本著書は皆様の人生がより豊かになるために、その一つのツールとして資産運用、及び投資という観点から、私を含めた有識者の方々のご意見知識知恵経験則を纏めたものとなっております。なお、有識者の意向により、クレジットは控えさせて頂きます。

ちなみに、実力がない者がこういった参考書的なものを作成するのは個人的に好きではありません。筆者はこちらを書いております時点で、

「ほぼ寝ているだけで年利15%」

を達成しております。これがどの程度のことなのかはこちらの無料部分だけでも十分理解していていただけると思います。

あと、メインではないので触りだけ触れますが、私が運営している有料サロンで以前無料配布しました為替FX日利3~5%の自動売買ツール「Dominator」も同梱となりますので、ツイッターにてnote購入の旨をスクリーンショットなど含めアパレル社長までDMくださいませ。有料部分にあるリンク先の指示に従っていただいても構いません(強制ではないです)。

さて早々では御座いますが、ご挨拶は程々にして、本文に移りたいのですが、その前に皆様に1つお詫びを申し上げなければなりません。本著書では、既存の様々な投資の教材が述べている学術的な事や、ぞんざいにコピーアンドペーストを用いてニヤニヤと算盤を弾き、講読者からの金銭でブランド物を買い漁る。投資家とは名ばかりの、いつの時代も何故か一定数存在してしまう。在り来りな情報商材提供者の類いが述べている。

勉強もせずに寝ていたらお金が殖えていました理論

が述べられる事はありません。冒頭の前置きで過剰な期待をしていたのであれば、まだページも浅いですし、閉じて頂いて勤労に励まれた方が向いているように思われます。
これは、私も含め、有識者の方々の考えですが、どっちが良い悪いでは無いのです。投資で100万円を1億にするのが向いているのか、勤労で1億円を稼いで、後に100万円を生み出すのが向いているのか。どちらが先でも良いですよね?
人生は有限です。しかし、タイムリミットは分かりません。得意なことから終わらせた方が合理的です。あなたが1億円を稼ぐに当たって、まず働いた方が良いのであれば働きましょう。ある程度貯蓄が貯まってきたけど、行き詰まりを感じたのであれば勉強しましょう。

でもそもそも、自分が働くだけでは無理だ。
てか働きたくない。
働くにしても自由が欲しい。
だからこの著書を読んでいるのだ。

というそこのあなた。是非このままお読み下さい。
書物全般に言えることですが、まともなものであればそれは著者が犠牲にした時間を効率的に自分にインプットできるアイテムなはずです。人が寝ている時に努力を重ねた人間の恩恵が受けられます。ただ、ここで大事なことなので念を押してご説明しますが、所詮、この書籍も1つのツールに過ぎません。そのツールを用いてどうするのか、どのようになるのかは今お読み頂いているあなた次第です。もっと言うなれば、スタートダッシュは決められるけれど、努力は必ず続けていかなければいけませんよ?という事だけはご理解と覚悟を持って頂ければと思います。

はじめに

まず始めに、資産運用と言ってもそのやり方は無限です。普通預金、定期預金、外貨預金から始まり、保険や不動産、株、国債、ゴールド、先物など様々な方法で資産の形体を変えながら運用をしています。
では何故、資産の形体を変えながら運用するのでしょうか?それは資産の価値が常に変動しているからですね?
我々はその変動する価値の差違。用語で言うなれば、ボラリティから利益を得るために様々な形体に資産を変えて運用しています。
身近な例を出してみましょう。

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Aさんは毎月の収入がボーナス等を加味し均して手取り25万円です。Aさんは意思が非常に強いので、毎月10万円を普通預金に貯金として預けています。そして、彼は1年後見事に貯金が120万円、資産運用の成果として120万の0.001%を利息として得たので、120万12円に資産を増やすことが出来ました。(正確に言うのであれば、利息に税金がかかりますが、ここでは省きます。)
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さぁあなたがAさんから学び取るべきポイントは何処でしょう?
最初のポイントは、どんなことがあろうと最初に決めた額を貯蓄できたところですね?自分の総収入から逆算し、どれくらいの額を貯めるべきかを考え、継続したという点については素直に見習うべきでしょう。
では2つ目のポイントですが、銀行は金庫ではないということです。銀行はあなたのお金を何らかしらに利用し利益を得ています。別の誰かに貸したりしていますよね?つまり、預金とは銀行にお金を貸すことですよね?貸してあげたのだから見返りに貰えるのが利息ですよね?悩ましいことに、多くの日本人がこの考え方が出来ずに毎日毎月毎年勤労に励み、貯金を切り崩して生活をしています。
そして、最後のポイントです。あなたのお財布にお金が入ってくるルートは、働いて稼ぎ出したお金、「勤労所得」とあなた自身ではなく、あなたのお金が働いて生み出したお金である、「不労所得」この2種類しか無いということです。
以上のポイント達を踏まえて、Aさんの人生がより豊かになるためには、恐らく2年目以降、使う予定が無いのであれば、自分の資産を別の形に変える。つまり、資産運用を取り入れて不労所得を増やす様に心掛けていくべきでしょう。
たとえ最初は12円しか不労所得がなかったとしても、資産運用の知識を培い、効率を上げることにより、それが120円、1200円、と増えていけば、全体として見たときのあなたの総収入は増え、豊かさとゆとりが手に入ると思いませんか?

投資家と投機家

では実際に、投資や資産運用をやる上で何から始めたらいいのか?というお話ですが、残念なことに、今のあなたでは投資の本を読んでも、覚えなければいけない知識の量に潰れます。よくある情報商材にある話ですが、これこれこうするとお金が増える。それをやる。結果、増える。その一方で、これこれこうならなかった時に対処法の記載がないからどうすれば良いか分からず、減らしてしまう。つまり、ギャンブルをしているということです。今流行りのバイナリーも情報商材が溢れています。ですが、彼らの提示している情報商材は所詮数字のマジックを用いているだけで、長期的な視点で見れば、コインの裏表と同じ確率に収束しています。 彼らがその情報商材の知識を用いてトレードをして稼いでいるお金の額と、彼らが用いているかもしれないその知識を情報商材として売って稼いだお金の額面、どちらが多いと思いますか?前者が多いのであれば情報商材なんてわざわざ売りませんよね?仮にその勝率をリーマンショック並みの大不況が来たときに、維持できると思いますか?残念ながら彼らには無理だと思います。それは何故か、みんな「投機家」だからです。投機家とは何か。とても大切な事なので、詳しく言及していきましょう。辞書で引くとインカムゲインよりうんたらかんたらと出ますが、そういうことを言いたいわけではないので割愛します。
投機家とは機会に資産を投じる人を指します。最近の分かりやすい事例で言えば仮想通貨が分かりやすいですね?みんなが騒いで買い出したから価格が暴騰、流れに乗って売り買いをして、このままこの仮想通貨の価格が上がれば、将来的に私の資産はいくらいくらになります。私は今、何々という仮想通貨を持っていて、といったように、最近覚えた言葉をズラズラそれっぽく並べて、会話の中身は100%希望的観測、みたいな多くの投機家が大して増やせずにうるさい口を塞ぎましたよね?
何故増えなかったのか、彼らが投資家を気取った投機家だからです。ではなぜ、多くの投機家は資産を増やせないのか?
「投資家」じゃないからです。投資家が見ているものは価値です。
そのモノの本質的な価値が今の評価から見て、安いのか高いのかだけでなく、今後どのようになっていくのか。総体的な視野を用いて判断しています。投資家の思考は投機家の思考とは全く異なります。それは日々の考え方から違います。では投資家の思考とはどのようなものでしょうか?基本の「き」からご説明しましょう。

ポートフォリオアセットアロケーション

まずはポートフォリオアセットアロケーションという2つの考え方についてご説明しましょう。難しい横文字が出てきましたが、ざっくり言うと。アセットアロケーションは配分、ポートフォリオはその内訳です。 投資家は基本的に%で物事を考えます。円グラフを用いましょう。Bさんは自分の資産を株式50%、普通預金20%、不動産20%、保険10%に分けています。これがアセットアロケーションです。 ポートフォリオとは、例えばこの株式50%の内訳を指し、日本株のどこどこが10%で、といった具合になります。

なぜ、円グラフや%を用いるのでしょうか?それは管理が出来るからです。また、視認性があった方が容易に理解できますよね?
では実際の生活に落とし込んで話してみましょう。
Aさんは毎月の手取りが25万円です。家賃が8万円、光熱費1.5万円、食費3万円、雑費が1万円、携帯0.8万円、お小遣いが3万円、保険が1.5万円、計18.8万円です。残りの6.2万円が貯金になります。
さぁ額面で見せられてこれが良いのか悪いのか分かりますか?気持ち貯金が少ないなぁ…。でもお小遣い余ったらそれもプラス貯金していたらやってけるのかなぁ…。保険で1.5万って高いのかなぁ?安いのかなぁ?でも余裕はなさそうだしなぁ…。みたいな感覚的な会話になりませんか?
%で考えて円グラフにしてみましょう。家賃が32%、光熱費が6%、食費が12%、雑費が4%、携帯が3.2%、お小遣いが12%、保険が6%、貯金が24.8%

このポートフォリオであれば、Aさんは自分の収入の約4分の1を資産運用していけることになります。このように、自分の資産を管理していくところから資産運用が始まります。
ちなみに保険も元本保証の貯蓄型なのであれば、資産運用として勘定に入れられるので、
Aさんは毎月、勤労所得から約31%も資産運用が出来る計算になります。(正確には30.8%ですが、計算しやすいように以後31%とします。)
この生活を定年まで維持するとすれば、Aさんは自分の生涯勤労総所得の31%を資産運用に当てる人生設計になります。20歳から65歳まで手取りが25万円だとした場合、生涯勤労総所得は1億3500万円。その内の31%は4185万円。この4185万円が今の自分の勤労所得から考えて資産運用していけるお金の最大値だと仮定しながら、資産運用をしているのが投資家です。そこら辺に吐いて捨てるほどいる投機家はこんなこと考えてなさそうな面してますよね?
なんだ、この生活で4185万も投資に振れるのか!人生意外と楽勝だなと感じたでしょうか?これしか投資に振れないのか、やベーなと感じたでしょうか?もっと切り詰めた会話をすると、4185万以上投資に振りたいのであれば、Aさんは自分のお小遣いなりから資金を捻出して、投資に振るしかありませんよね?
例えば、給料が入ったのでAさんはお小遣いから2万円のブランド物を購入しました。
さぁこの行為。ここまでの話を踏まえて、投資家ならどのように考えるでしょうか?
まず総体的な視点としては、自分の生涯勤労総所得から2万円使ったと考えます。1億3500万円から1億3498万円になったということです。
また、お小遣い枠から捻出しているので、Aさんの生涯のお小遣いは1億3500万円の12%に当たる1620万円なので、あとの残りが1618万円になったと考えられます。そして部分的な視点としては、1ヶ月の収入の8%を消費したということです。
つまり、逆説的に言えば投資に振れたであろう資産を消費したということになります。このように、全体から細部に至るまで、把握、管理をしながら投資家は生活をしているということです。
どうでしょう?とてもつまらなく息が詰まる会話ですよね?んなん1回1回考えてられるかよ!やってらんねぇよ!って思いますよね?


その感覚は正解です。

私を含め、この著書を執筆するにあたってご協力頂いた全ての人間が、その感覚を覚え、そしてそれを原動力に成り上がって来たといっても過言ではありません。しかし、日常生活で絶えず自分の生涯勤労総所得から引き算していたら精神衛生上よろしくないと感じているあなたのために、要点をまとめておきましょう。
要するに、支出には二種類しかないということです。それはロスかコストのどちらかということです。そしてもっと格言めいたことを言うのであれば、資産を買うのか、負債を買うのかしかないということです。限りある生涯勤労総所得をいかに出来るだけ多く資産に換金できるかが人生の分かれ道になるということです。この問いであれば、あなたの生活の中にスムーズに落とし込めるのでは無いでしょうか?

ありきたりな話ですが、職場の飲み会があるとします。あなたの人生の目的が資産運用等をして不労所得を手に入れセミリタイアすることだと仮定しましょう。ではその時、職場の飲み会にかかるお金はロスでしょうか?コストでしょうか?資産ですか?負債ですか?紛れもないロスですよね?時間も失い、資産にもなりませんよね?このマインドを取り入れましょう。このマインドがあなたを投資家として成長させてくれます。

自分のポケットにお金を入れてくれるのが、資産。自分のポケットからお金を出すものが、負債。負債を減らし、資産を買う。これこそが投資家としての基本です。
世の中の多くの人間が負債を買うためにあくせく働き大枚を使っていませんか?そういう人達は常に働き続け、働いて稼いだお金で負債を買い、資産には手を出しません。資産が無く、ポケットからお金が出ていく負債ばかり買っているので、お金が無くなってしまいます。なので、またお金が欲しくて働くのですが、また負債を買い、資産には手を出さず、またあくせくと働き、と繰り返します。この状態をラットレースと呼びます。あなたが彼等と違う考え方を持ち、行動に移さなければ、彼等同様、いつまで経ってもラットレースから抜け出すことは出来ないでしょう。


単利と複利

ここまでの話が腑に落ち、実生活に反映させられるのであれば、あなたは投資家としての1歩を確実に踏んだことになるでしょう。それは多くの人達と一線を画したということです。自分自身に誇りを持ち、他との差を広げるための、努力を積み重ねましょう。
そんな投資家としての第一歩を踏み出そうとしているあなたに、単利と複利のご説明をしましょう。あのアインシュタインも「複利は人類史上最大の発見」とまで言及しています。
まず、単利運用とは"利益を受け取り元金に再投資しない運用"の事をいいます。そして、複利運用とは"利益を受け取らず元金に組み入れていく運用"です。
単利運用の例を上げます。例えば、毎年10%の利益を投資で出したとします。100万円の元金を預けたとしましょう。単利運用の場合、毎年もらえる10%の利益を受け取り、再投資しません。つまり、毎年10万円の利益×10年で100万円増えます。受け取った利益を手元に置いて使わなければ元金と合わせて10年後には200万円になります。
同じように複利運用の例も上げましょう。複利運用の場合は、毎年受け取る10%の利益を元金に組み入れていきます。つまり、1年目に受け取った利益である10万円を元金に組み入れて110万円にします。そのまま運用をするので、2年目は110万円に対して10%の利益が得られます。110万円に対して10%なので、11万円の利益を得ることになります。単利の場合と、1万円分、利益が増えました。
さらにこの受け取った利益11万円を元金110万円に組み入れると、元金は121万円になります。3年目はこの121万円に対して利益が得られるので、121万円×10%=12.1万円の利益が出ます。利益を再投資しない単利と比べて2.1万円利益が増えています。このように毎年利益を元金に組み入れ再投資していくと10年後には100万円だった元金が約259万円になります。
同じ10%で運用しても、単利運用だと200万円なので、59万円もプラスで増やすことができたことになります。着実に利益が得られる場合は元金に再投資していく複利運用が長期的に有利になっていくことが分かるでしょう。
どうでしょうか、単利と複利。資産を運用するにしても、この単利と複利を上手く利用しながら、資産を増やしていった方が効率的でしょう。むしろ理解し、利用できなければ増やせません。
単利は、利益を1回1回抜くので、その利益を別の用途に使うことができます。つまり、自分の資産に流動性をもたらせるというメリットがあります。複利は利益を再投資し続けるので流動性は失いますが、雪だるま式に資産を増やしていけるメリットがあります。
投資において単利に分類される代表的な例としては、FXがイメージしやすいのではないでしょうか?ある程度の元金をいれて、常に変動する貨幣の価値の差を利用し、投資した額の何倍かの額で貨幣を売り買いして利益を得る。明らかに単利ですよね?
もちろんそれで得た利益を元本に入れたまま、さっきよりも多く貨幣を売り買いし、さっきと同等の利回りを出せるのであれば、それは複利なのですが、現実的ではないので、FXはどちらかと言えば単利に分類される投資でしょう。不動産も基本的には、単利の部類に属しますよね?不動産を買い、売ったり貸したりをして、利益を得る。その利益を貯めてまた新しい不動産をと複利にしていくことは可能ですが、1回の作業で見たらこちらも単利です。
ここで1つ共通点があります。皆さんが想像しているお金持ちはみんな複利を利用していませんか?不動産をいくつか所持している。とか、FXで勝ち続けている。とか、株を売り買いしながら増やしたそのお金でまた株を買い増しして、とか、ここまでのこの著書の言葉を使いおさらいをするのであれば、まず、勤労所得で資産を買い、お金に働かせて得た不労所得でまた資産を買い、単利と複利を利用しながら、複利に複利を重ね続けて雪だるま式に富を築いていますよね?これが、真理です。だから初めに申し上げた通り、寝ていたらお金が殖えていました!なんて理論は存在しないということです。お金が増える過程には、それ相応の自己管理能力があり、明確なビジョンがあり、そのビジョンから逆算した言動があるということです。

ドルコスト平均法

次は投資の用語としては基本中の基本、ドルコスト平均法をご説明しましょう。いかなる投資方法にもいえることではありますが、万能なものなどなく、その場に応じて、的確な手法をチョイスした方が最大効率化を図れるのは言うまでもありません。
ですが、ここで1つ問題が発生します。あなたがこれから投資を始めていくにあたって、常に的確なチョイスをしていける確率は何%でしょう?
もう一度言います。

常に的確なチョイスをしていける確率は何%でしょう?

ここまでこの著書をお読み頂き、ご理解をして頂けていると仮定した場合、ご自身の能力を過大評価している場合を除いて、そう高い数字は出てこないはずです。なぜでしょう?確かに、投資家としてのマインドはすでにあなたには備わりつつあるでしょう。
ですが、あくまで全ての基本である基礎が備わった段階であり、そこからの知識や知恵を自在に操る術をまだあなたは持っていません。だからこそ、そこに感じたリスクの量がそう高くはない数字に表れているということです。この感覚とても大切な感覚です。
リスクを感じ取る力。この力はあなたの投資家としての謙虚さを常に現していると思いましょう。
例えば、自分が常に的確なチョイスを選べる確率が70%だと思ったとしましょう。つまり、その人は30%にはリスクを感じていますが、70%にはリスクを感じていないということですよね?この感覚、非常にリスキーですよね?リスクを感じていないとしたら、そこには必ず慢心があるはずです。常に謙虚であり続け、疑い続けましょう。私を含め、有識者も常に自分の判断を疑い、様々な角度から分析をし直し、投資をしています。
しかし、常に自分の勝率を維持し続けるというのも難儀な話ですし、正しいチョイスというのもそれなりに、リスクを伴います。まだ誰も買ってない、価値を見出だされていない時にその物を買い集め、みんなが欲しくなったら売るという行為が、一番正しいチョイスだとして、必ず上がるという自信と理屈が自分の中にあったとしても、気持ちの中では多少、それもそれでリスキーだなぁって感じますよね?そもそも右肩上がりになる物が分かったとして、そのタイミングでどれくらいまとまった額を用意できますか?といった問題もありますよね?
ですが、この先程挙げたドルコスト平均法というものを用いれば、一番正しいチョイスは出来なくとも、リスクを分散させながら、まとまったお金を必要とせずに、資産運用をしていけるかもしれません。
ドルコスト平均法とは、株や投資信託などを買うときに、定期的に一定金額分を買っていく方法です。毎回、一定金額分を買うことにより、自ずと、高値のときは少ししか買わず、安値のときに多く買うことができます。

リンゴで例えてみましょう。1つ100円のリンゴがありました。毎月あなたは100円分のリンゴを買います。最初にリンゴは100円なので、あなたはリンゴが1個買えました。次の月、なんとリンゴがセールになって50円になっていました!!先月やられたなぁ…とは思うかもしれませんが、時計の針は元に戻せないのでチャンスですね!?あなたはリンゴを2個手に入れました。
ここであなたのリンゴは200円を使って3個です。もしあなたが初めに200円を使ってリンゴを買っていたら、あなたのリンゴは2個です。どうでしょう?お金を用意するタイミングも分散できますし、買ったものの価格の変動にもリスクヘッジできていますよね?今の例えがリンゴなので、額面が可愛いものですが、ダイヤモンドとかにしてみたらどうでしょう?死活問題ですよね?もちろん、100円の時に買わずに50円の時に200円使ってリンゴを4個買うのが正解です。
ですが、ここで先程の質問を繰り返します。あなたが常に的確なチョイスができる確率は何%でしょう?
さて、私も含めあなたが常に的確なチョイスをしていける確率はそんなに高くないことについては、力説をしたのでご理解頂けたかと思います。勿論、正解を導き出す知識や、確率を底上げするような知識も後述します
ではなぜ、先にドルコスト平均法をご説明したのかですが、それはドルコスト平均法があなたの生活に落とし込み易いからです。復習がてらにもう一度ご説明します。ドルコスト平均法とは、株や投資信託などを買うときに、定期的に一定金額分を買っていく方法です。定期的に一定金額分を買う。この国の多くの国民は給料という形で1ヶ月に1回収入を得ています。

さぁ、もうお気付きですよね?ポートフォリオの話を思い出しましょう。毎月の収入からポートフォリオを組み、貯蓄や投資に回せる金額を算出しましたよね?それを毎月、銀行に預けるのではなく投資に回すと、あなたはドルコスト平均法を用いた資産運用を実践していることになります。どうでしょう?投資が身近なものに感じたのではないでしょうか?

実際に、先進国で投資が遠い世界の話をしているかのように感じるのは日本人だけです。

アメリカの小学校では、投資の授業がカリキュラムに含まれており、アメリカの教育法では、「アメリカ人はすべからく経済教育を受ける権利と義務がある」と制定されています。幼少期から投資をする学生も珍しくないわけです。日本人の感覚や教養が遅れをとっているのが分かりますね?
また、イギリスでは中学校で経済と金融の教育を行います。経済・金融知識が人間力の一つと考えられているからです。
このように、世界的にみたときに投資は貯金と同じように行うものであり、学生時代には、まぁまぁの事がまぁまぁ理解できるクオリティにはなっているということです。

この事を踏まえた時に、周りの日本人を見てみましょう。暗愚ですよね?由々しき事態ですよね?ですがこれが現実です。日本の多くのサラリーマンの経済、金融学のレベルは、多くの先進国の学生レベルと同等か、もしくはそれ以下です。尚且つ、日本のサラリーマンは先進国の中で、ダントツで勉強をしません。
周りにいますか?社会人になって勉強の時間を自分の生活に設けている大人。居たとしても少数ですよね?つまり、残念なことに、自分達を勤勉だと思っている我々日本人は井の中の蛙状態だということです。
そんな中、あなたは今、投資家としての1歩を踏み、次のステップである資産運用に足を踏み入れようとしています。世界を鑑みて、全体的に見れば、失われた時間の多さを感じられますが、部分的に見てみたときにはメリットに包まれています。周りの日本人は世界から鑑みた自分を知りません。恐らく、昨日までと変わらず今日も勉強することはないでしょう。全体的に見れば残念な話ですが、部分的に見ればこれはチャンスです。少なくとも、大多数の日本人を相手にする場合は、勉強をして得た差は埋まらないということです。
つまり、ドルコスト平均法を用いただけでもそれなりの差を付けられるということです。ですが、世界的に見た場合は、失われた時間を埋めなければいけません。そのためにはもっと投資や資産運用に対する理解を深める必要があります。実際、ドルコスト平均法までは理解し実行に移せるが、具体的にドルコスト平均法を用いてどのように投資していくのが正解なのか?ということはまだ分からないですよね?
そんなあなたに朗報です。今までは投資家としての基本、基礎、核となる初歩的なマインドの話を主にしてきました。それを踏まえた上で、ドルコスト平均法を用いた具体的な投資のご説明をしましょう。

負けない投資

ドルコスト平均法は前にも述べた通り、あなたの生活に落とし込み易い手法ではありますが、弱点があります。
今回もリンゴで例えましょう。毎月100円分のリンゴを買います。最初の月はリンゴが1個100円でした。なので、リンゴは1個です。次の月リンゴバブルが発生しました。リンゴは1個200円です。買えたリンゴは0.5個ですね?その次の月、リンゴは1個100円に戻りました。買ったリンゴは1個です。300円を使って計2.5個のリンゴを手に入れました。これがドルコスト平均法の弱点です。リンゴの価値は元本割れしていないのに、使った額に対してリンゴの数が少ないですよね?

つまり、ドルコスト平均法で資産をある程度増やすためには、元本割れが1度も起こらず、価格が乱高下しているのであれば、利益が出るタイミングを見計らい決済をするか、価格が下がり赤字になる時期を設けて安く買い増すか、総体的に常に右肩上がりになるものを買っていくのかですよね?
しかし、赤字になる時期を予測して、安く買い増す。それが分かるのであれば、ドルコスト平均法なんて要りませんよね?では、どうするのか、総体的に常に右肩上がりになるものを買うのが一番合理的ですよね?
総体的に常に右肩上がりになるものとは何でしょうか?そんな上手い話があるわけない。そう思いますよね?でもそれは我々人類の市場経済が確立したときから常に緩やかに右肩上がりしています。むしろ、市場経済が確立する前から確実に右肩上がりです。
さて、それはなんでしょう?それは、人類の成長です。つまり、世界経済の成長です。我々人類の世界経済は常に成長をしています。我々が使っている携帯端末も随分シリーズが進みましたよね?言われてみれば当然かと思いますが、文明の進化も去ることながら、そもそも人間の数が増えています。人の数が増えていれば、当然市場も大きくなります。つまり、世界経済は肥大していきます。
実際に、あのリーマンショックを踏まえても、世界経済の成長率は年間平均3~4%もあります。高々3とか4%かぁ…と思いましたか?確かに、単利で見たときの3%や4%といった数字は銀行の利息と比較すれば100倍以上ですが、そこまで大きい数字ではない印象かも知れません。ですが、ここに複利を組み合わせてみるとどうでしょう。
Aさんを題材にしてみましょう。Aさんは6.2万円貯金できましたね?あとお小遣いは3万円です。毎月6万円投資したとしましょう。利回りは間をとって3.5%にします。20才から65才まで積立てしたとしたときの総額は、7857万6279円です。内訳としては元本3240万円に対して運用収益が4617万6279円です。仮に65才になったときに積立てをやめたとして、1年間で3.5%資産は増えるので計算しやすいように7560万として、1年間で275万円増えます。働かずに毎年275万円です。現状の日本のルールには年金がありますよね?65まで働いたのであれば、それじゃ辛うじてじゃないか!と話題になっている年金がもらえます。毎月10万円しか年金がもらえないとしても、年間120万円が支給されます。275万円と合わせて、395万円の不労所得が生まれます。
ここまでの話を聞いてみて、いかがでしたか?あんだけ、投資家のメンタルがとか言って、切り詰めた生活をして、65才から395万かよ!って思いましたか?
そんなあなたに再び朗報です。世界経済の成長というのは全体に投資したときの話です。イメージとしては見える範囲全てが赤土しかない国にも投資しているイメージです。その国と最新の携帯端末が普及している国に平等に投資しませんよね?そうです。厳選しますよね?そうすると、平均的な投資家のリターンは、5%~8%まで上がります。利回りが倍になりましたね?よってあなたの資産が増える速度も上がり、総額も増えます。
さっきの例で再び試算してみましょう。利回りは控え目に間以下の6%で試算します。
すると総額は、1億6535万9557円です。元本は変わらず3240万ですが、運用収益が1億3295万9557円です。どうでしょう?目の色が変わりませんか?この計算であれば、20年弱で5000万円になるので、積立てをやめて利回り6%で300万円毎年引き出せる計算になります。勤労所得と足して年収600万円にするのもよし、セミリタイアも視野にでてきますよね?投資の着地点としては理想系だと思います。

他人任せで最高効率

では効率よく世界経済にどのように投資をするのかですよね?理想は個別に株を買うことなのですが、初期資金の関係上無理なので、投資信託を用いましょう。
投資信託とは投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家であるファンドマネージャーなどが、株式や債券などに投資をして運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっています。集めた資金をどのような対象に投資するのかは、投資信託ごとの運用方針に基づき、この投資信託を用いれば、少ない資金から分散投資ができます。
もう少し詳しく説明をしましょう。投資信託には様々な種類のものがあります。ですが、そのほとんどが、ある程度の期間を設けて見たときに大して増えていません。それは投資家にとって不利な条件や仕組みにしているものがあるからです。
例えば、毎月分配型の投資信託が良い例です。増えていても増えていなくても、毎月決められた%が投資信託から分配されます。つまり、増えてないときは元本から切り崩しているということです。運用する資産を切り崩しているので増えません。このように正解ではない投資信託が世の中に溢れています。
ですが、あなたには著者及び有識者が導き出した必要なこと以外のご説明はしませんので、投資信託全体の説明はこの著書では省きます。大事なところを抜粋していますので、お読み頂いている要点は必ず覚えて頂ければと思います。
次は投資信託のコストの話になりますが、主に信託報酬実質コスト販売手数料ノーロード型の4点が挙げられます。
初めに、信託報酬とは読んで字の如く、運用をしてもらうにあたって払う手数料です。リターンに対して手数料が安いところが優秀な投資信託になりますよね?コストが0.5%と1%の投資信託があってリターンが同じならコストが低い方が我々にとっては正解ですよね?
次に、実質コストとは信託報酬も含めその他雑費を含めた経費です。この実質コストが全てです。信託報酬は安いけれど、実質コストで見たら高かったという例がありますので、実質コストに目を向けましょう。
そして、販売手数料とは、その投資信託が買付等を行うときに取られる手数料のことです。この販売手数料を取る投資信託はまず投資家の資産を増やすために設立している投資信託ではなく投資家からお金を巻き上げて私腹を肥やそうとしている投資信託です。完全に無視しましょう。
この販売手数料がかからないものが、ノーロード型の投資信託になります。そのため、ノーロード型の投資信託を選びましょう。
このようにノーロード型の信託報酬が低い投資信託を組み合わせ、ポートフォリオを組み立てて資産運用していけば、前述したように安定的に資産形成をしていくことができます。
ですが、安定的に資産を増やしていける代償に時間を失ってしまうのは事実です。積立てをしていく間に、羽目を外しにくいのも事実です。この問題点を解決するためにはそもそもの基本となる資産運用の最大効率化と、FXや個別株売買などの単利的な収入を得る必要があります。
毎月安定的に増えていく資産と、不定期に単利的収入を手に入れていくことが出来れば、あなたの人生はより豊かになると思いませんか?
まずはあなたの人生の根幹となるアセットアロケーションやポートフォリオの組み方からご説明をし、その組んだポートフォリオの運用の仕方まで、著者を含めた有識者の方々の経験則を踏まえてレクチャーします。そのあとに単利的な投資の代表格であるFX等のご説明をさせて頂きます。

・・・というわけで詳しいご説明はここから有料にさせていただきます。
私が主に生息しているクリプト界隈にありがちですが、楽してお金を儲けたい方や、FXで負けてしまった人、むしろお金めちゃない人、逆にポッと出で増えてしまったお金をどうしたらいいかわからない!という方にも有意義な内容をかけたのではないかなと思いますので、ぜひ読んでみてください。

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