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[2.8]お猿さんが恥ずかしがって出てきません

「2.79で作ったオブジェクトを2.80で開くと、瞳のアイコンが表示状態になっているのに、オブジェクトが見えない、その上[Alt]+[H]で復帰もできない」という状況が発生しているようです。

異なるバージョンのソフトで前のバージョンのファイルは普通開けるっしょ?って余裕かましてたらこれですよ、さすがBlenderさんは違うぜワッハッハ。

……

というわけにもいかないのでちゃんとトラブルシュートする方向で。

2.79

2.79で Suzanne を追加して、[H]キーで隠した状態、これを保存。

2.80

保存したファイルを2.80で読み込みます。

あれー、目玉のマークが付いているのにお猿さん出てきてないですね。おまけに[Alt]+[H]で表示もさせられないし。

はい、こういう時はアウトライナーのヘッダの漏斗マークをクリックして、表示非表示の制御ボタンをもう一つ画面に出す設定にしましょう。漏斗マークが見えない場合にはヘッダーのところでマウスホイールをクリクリしてヘッダをスクロールさせると出てきます。


ディスプレイのアイコン(Disable in Viewports )を有効にするとアウトライナーの表示にディスプレイアイコンの列が加わります。

ディスプレイアイコンをクリックして表示状態を変えてあげましょう。

はい、お猿さんが表示されましたね。

これって何が違うの?

3DビューのメニューのHideコマンドやショートカットキー[H]と[Alt]+[H] の表示の制御は瞳のアイコンが対応している、っていうことです。3Dビューの操作をしているときに、一時的に隠す表示することを制御します。

一時的に隠したいオブジェクト、[Alt]+[H]で不用意に表示状態にしたくないオブジェクトを分けて管理できるようになりましたよ、っていうことです。まあこれって仕様変更による制限ってやつでバグとか不具合とかではないですね。

動画

まとめ

・ 2.79から2.80のファイルで表示されないものがあったらアウトライナーを確認
・ アウトライナーのフィルタ設定を変更して Disable in Viewports の列を表示に追加
・ アウトライナー上でディスプレイのアイコンをクリックして表示

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