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アプリケーションファイルを作るよ【家計簿を作るよ Vol.1】

はじめに

 私にとって懐かしいノーツのアプリが、ポータブルディスクのとても深いところに眠っていました。
 時を巻き戻すこと○年...ガンガンとノーツの開発をおこなってブイブイいわせていた、まだ蒼かった私。あの頃を思い出すと...恥ずかしくもあり懐かしくもあります。若いっていいですねー。
 眠っていたアプリ...家計簿アプリ...を公衆の面前にさらしてしまおうとおもいます。アプリの作り方を伝えられたら嬉しいですが、ノーツでこんなことが出来るのね~と感じてもらえるだけでもOK...かも。


家計簿アプリの概要

 家計簿アプリといっても、企業会計で使われる複式簿記になります。入力画面は1行だけの振替伝票をイメージしています。ご存じのかたもいらっしゃるとおもいますが、借方(左側)・貸方(右側)というものです。
 振替伝票はフォームで作って、帳簿や合計金額などはビューで表現します。ひとつの振替伝票をビューの2か所で表示するためのトリックはガリガリとコードを書きます。
 昔のアプリですが、フレームセットを使う方向にします。今となっては懐かしいナビゲータを使いません。

新しいアプリケーションを作る

 まずはドミノデザイナー(Domino Designer)を開いてください
何?ドミノデザイナー!?と思った皆さんは、ドミノデザイナーをインストールしてください。ノーツの開発ツールが無ければお話しになりません。
 初心者だった私は、まず開発環境が欲しいのねーとわかるまで、1週間もヘルプを調べた経験があります。初心者ってどこでつまずくのかわかりませんね、怖いですねぇ。
 新しいアプリケーションファイル(*.nsf)を作りますので、メニューの[ファイル]-[アプリケーション]-[新規]を選択してください

 ダイアログボックスが開いてきます。
[タイトル]はここでは『家計簿』としておきましょう。[ファイル名]は『kakeibo.nsf』とします。本当は名前なんてなんでもいいんです。

 さぁ、[OK]ボタンを押して先に進みましょう。
 今作った家計簿アプリがデザイナーに出てきません!という皆さんは、メニューの[ウィンドウ]-[Eclipseビューの表示]-[アプリケーション]を選択してみましょう。

 画面の左側に[データベースナビゲータ]が表示され、そこに家計簿アプリが表示されていませんか?小さな問題がひとつ解消したとき嬉しいですよね。
 余談ですが、ノーツのアプリは、昔は『データベース』と呼ばれて、名前が統一されていました。いつの頃からか『アプリケーション』と呼ぶようになりましたが、至るところに『データベース』という表記が散見されます。統一できないのは何故でしょうか?と、私はおもうときがあります。

まとめ

 今回は新しいアプリケーションファイルを作るところまで進みました。ベテランになると造作もないことですが、入門者はこんなところでも容易につまずけます。
 このシリーズを最後まで書ききれるのか、はたまた途中で倒れるのか、私自身とても心配しています。
 お気づきの点などありましたら好意的なコメントを残してください。きっと私たちの原動力になります。

次回の記事はこちらです。

注意すべきところ

 大筋に影響ないのですが、より良いアプリケーションにするために気をつけるといいとおもうことをこれから書きます。

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