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Vol.09. 堅い後援を入れることでしっかりと…コロナ対策

【はじめのご挨拶】
*前回から読んで下さっている方は飛ばしてね!

ひつじサミット尾州の発起人/実行委員会代表の岩田真吾です🐑

2021年10月30日(土)〜31日(日)に開催した「ひつじサミット尾州」というクラフトツーリズム・イベントの舞台裏について、

「クラフトツーリズム」持続可能な地方創生
〜ひつじサミット尾州の紡ぎ方〜

と題してnoteを10回連載します!

【連載目次】
01. クラフトツーリズムって何?ひつじサミット尾州のケース
02. 始まりはいつも誰かに想いを伝えるところから
03. 類は友を呼ぶ…実行委員会の作り方
04. 回り道をしながら繋がっていく…参加事業者の集め方
05. 夢を語ると助けてくれる人が現れる…協賛&協力者の集め方
06. 時流のどこに位置づけるか…メディアを仲間化する方法
07. 工場を「人」に変える…インフルエンサーの活かし方
08. わかりやすさと奥深さの両立…デザインのチカラ
09. 堅い後援を入れることでしっかりと…コロナ対策◀︎今回の記事
10. やって終わりにしない為に…レガシーの残し方

遊びに来てくれるゲストの皆さんにはイベントをより深く楽しめるように、他産地でクラフトツーリズムをやりたい/やっている方には事業の参考になるように、未来の自分たちにとっては甘酸っぱい思い出(笑)として…頑張って書こうと思いますので、背中を押す感じでぜひハートマークお願いします!

イベント開催から2週間、無事に感染者ゼロで終えました!

このnoteを書いている11/15(月)でイベント開催から2週間が経過しました。この時点でコロナ感染者の報告はなく、今、ほっと胸をなでおろしています。

現在、日本国内でのコロナ感染状況はかなり落ち着いているとは言え、ゲストの楽しい思い出の為、応援してくれた後援&協賛企業の為にも、なんとかしてコロナ感染はゼロにしたいところ…イベント後にできることは何もないのですが、自分たちが取った対策は間違っていなかったのだと安心しました。

ここで、昨年12月からの準備の中で、どのようにコロナへ対応してきたのかを振り返りたいと思います。

緊急事態宣言下でのプレ開催

企画を始めた2020年末から2021年初に掛けては、正直かなり楽観的な見通しを持っていました(汗)足元の感染者数は増えつつあったものの「7月から始まるオリンピックに向けて政府もかなりしっかりとした対策を打つだろうから、6月には落ち着いているんじゃないかな」と。

なので、最初のころは企画書も、基本的には普通にコロナ対策をやれば大丈夫…というトーン。

コロナ対策①

しかしながら、一旦は抑え込んだと思ったコロナの第4波が襲ってきたのです!!

<厚生労働省ウェブページより>

企画書のトーンも代わり、コロナ対策が最優先事項に格上げ。毎週の定例ミーティングもオンラインに切り替えました。(最終的に27回やりました!)

ひつじサミット尾州の開催予定日である6/5(土)〜6/6(日)に緊急事態宣言が掛かるか否か…これが決定されるのが5/28(金)ということが分かった時点(イベント開催日の3週間前)で、実行委員会では一つの決断を下しました。

「緊急事態宣言の有無に関わらず、本番としての開催は延期しよう。」

「逆に、緊急事態宣言下でもできるような体制で、プレ開催をやってみよう。」

多くのイベントが政府方針に右往左往する中、僕らは先に自分たちの方針を決めることで、かなり柔軟かつ機動的に動くことができました。

会場数や予約枠数を当初の50%以下に設定し、予定していたアンバサダーの公表を延期、メ~テレとのコラボ内容を地上波のテレビ放送でリアル参加をPRすることから「おうちで楽しむひつじサミット」 と題してYouTubeでのオンラインライブ配信に切り替えるなどを矢継ぎ早に行うことで、かなり充実したプレ開催を行うことができました。

▶プレ開催実施レポート◀

デルタ株VSワクチン接種での本開催の決断


6月中旬、コロナ感染者を一人も出さなかったプレ開催の学びをベースに、10月の本開催に向けて再スタートを切りました…が、プレ開催とは言え、一度ビッグイベントをやりきってしまったので、正直みんな中だるみしていたと思います。

そうしたら、あれよあれよと感染者数は爆上がり、「デルタ株やばい!」という不安感で日本列島は覆い尽くされました。

ワクチン接種も始まったものの、ひつじサミット本開催を予定している10月末までに充分広がるかは未知数…感染者数がピークとなる9月の定例ミーティングで、僕がこう切り出しました。

「プレ開催は成功していることだし、無理して10月にやらなくても良いかもね」

リーダーである自分がこう言ってしまったら、ギリギリ保っていた緊張の糸が切れて、空中分解するかもしれない。でも、危機管理上、リーダーこそ言わねばならないことだ。そう思ってなんとか吐き出した言葉でした。

すると、ぽつりぽつりと、別の意見が出てきたのです。

「プレ開催で社員もヤル気になっています。前向きな挑戦を止めたくないです。」

「プレ開催で経験を積んだ僕らなら、この状況でもやれることはあるんじゃない?やるかやらないかじゃなくて、やれることは何かを、みんなで考えよう!」

実行委員会メンバーの一人ひとりの想いが一つになり、もう一度、みんなの闘志に火がつきました。

そこから参加事業者全員でラストスパートし、10月の本開催は大成功!プレ開催の2倍の集客と売上を達成することができたのでした。

*開催レポートは追って追加します!

行政からの後援依頼を通して、コロナ対策ガイドラインがパワーアップ

今回、ひつじサミット尾州では

・経済産業省
・愛知県
・岐阜県
・一宮市
・羽島市
・一宮商工会議所
・羽島商工会議所

という分厚いラインナップで後援を頂戴しました。

コロナ禍だからこそ「ちゃんとした後援がついているんだから、ひつじサミット尾州はちゃんとしたイベントだ」と、ゲストの方々や参加事業者のみんなに安心感を持って認識してもらいたかったからです。

もちろん、後援をもらうことで申請書類や報告書などの手間暇は増えますが、ここは踏ん張りどころだと考え、一つ一つ実行しました。(担当してくれた三島会計事務所の三嶋先生、ありがとうございました!!)

その中で、特に役立ったのが後援者からのコロナ対策のノウハウ伝授です。例えば、ちょうどガイドラインを作成しようとしているタイミングで一宮商工会議所の観光委員会に出席したところ「イベントにおけるコロナ対策ガイドライン」という資料が配布されたので、完コピとは言わないまでもかなり参考にさせていただきました(笑)

また、経産省の方からも様々な参考資料を頂戴したり、私たちの作ったガイドラインのチェックまでしてくださったり…ここでも、多くの方に支えられていたのを、今になって思い出します。みなさん、ありがとうございました。

自慢のガイドラインはこちら↓です。屋内/屋外ときれいに整理した、良い出来だと自負しています(笑)

▶ひつじサミットのコロナ対策ガイドライン◀

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さて、いよいよ次回「Vol.10 やって終わりにしない為に…レガシーの残し方」でこの連載も終了です。開催レポートとともに、この一連のプロジェクトでどんな学びがあったのか、何を未来に残せるのか、じっくりと書いてみたいと思っています。

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