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ウエイトリフティングの”煽り”ってなんだ!?

ウエイトリフティングをやると「煽りが足りない」「もっと煽れ」と言われることがあります。

僕は高校生の頃にこう思っていました。
「煽るってなに??」

ウエイトリフティング特有の言い方「煽る」

今回の記事はこの煽るについて考えていきたいと思います。

記事を読むと煽りの意味を理解してできるようになると思います!


煽るとは?

まずは煽るという言葉の意味を理解していきましょう。
煽るの意味をネットで検索してみました。

<煽るの意味>
1 うちわなどで風を起こす。また、風が火の勢いを強める。「うちわで—・って火をおこす」
2 風が物を揺り動かす。また、風を受けて物が動く。「強風にテントが—・られる」「通路の扉 (ひらき) が—・っているので」〈紅葉・多情多恨〉
3 おだてたりして、相手がある行動をするように仕向ける。たきつける。扇動する。「競争心を—・る」
4 物事に勢いをつける。「人気を—・る」
5 (「呷る」と書く)酒などをひと息に飲む。「毒を—・る」
6 写真で、煽り4を上向きにして写す。また、低い位置から上向きに写す。
7 相場の高騰をねらって、意図的に大量に買う。
8 自動車の運転で、前を走る車の後ろにぴったり付いて走行する。→煽り運転
9 鐙 (あぶみ) で障泥 (あおり) をけって馬を急がせる。
「馬をいたく—・りければ、馬くるひて落ちぬ」〈宇治拾遺・一三〉

goo辞書煽るとは?意味・読み方・使い方

調べてはみましたがウエイトリフティングで使われている
煽るに近い意味がない??

この場合2番目の意味が近いでしょうか。
勢いをつけるという意味があるからそういう意味でウエイトリフティング界では使ってる感じですね。

バーベルに勢いをつける=煽る
言葉の意味はこんなところでしょう。

では、どんな動きを煽ると呼んでいるのでしょうか。

ウエイトリフティングの煽るの意味

煽るというのはスナッチやクリーンをやる時にしか言われません。

今のスナッチまたはクリーンは煽れている、煽れていないというような使い方です。

タイミングで言うと2ndプルからフルエクステンションの段階で言われます。
煽るというのは2ndプルの動きを指していそうですね。

次なる疑問は「2ndプルのどの段階を煽ると呼んでいるのか」

煽りができてる、できてないという指定や評価を聞いてると
2ndプルをした時の上半身の動きをみて言われていることに気が付きます。

煽りがうまくでいてるのはこのインスタグラムの
シャオジュン選手のコマ撮りの投稿を見るとわかるかと思います。

2ndプル後の反りあがってる姿勢がすごいですね。

クリーンの2ndプルの動きがわかりやすいのはこの投稿です。

クリーンはスナッチよりも上半身の振り幅は小さいです。

クリーンとスナッチの振り幅が違うことから考えるに、
どうやら上半身を起こして後ろに倒すだけが煽りではないようです。

クリーンとスナッチに共通することは
いい煽りと言われている時は
バーベルの挙がり方もいい軌道なことです。

つまりいい煽りとは
2ndプルで跳ね上げたバーベルを上半身の動きでさらに引き上げる力を
加えてる動きなんです。

最近になって言われるようになってきた
3rdプルがこれにあたります。

ではどうやってそれをやるのか?
ってことを学生時代に具体的に言われたことがありません。

センス無さすぎてとりあえず上半身を思い切り後ろに反らせばいいと思っていました。
しかしそれは大きな間違いということに社会人になってから気が付きます。

では煽りとはどうやるのかを次に動画でも解説していきます!

正しく煽る

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