Laifu 3

ベッドの波に浚われる君はキレイで、
そして君と俺はぴったりだった。

ささやかな胸の膨らみやへそのくぼみ、ふくらはぎの締まり具合
うなじから肩先へのラインには俺の唇が似合う。

冷えた肌が再び燃えて発熱している
強張っていた君の筋肉がトロけていく
密やかで甘やかな啄みにほどける秘部に
俺は君をみる。

xxくん
もぅ待てないよ 、、、

耳元で掠れてくラブを吐いて甘く耳朶を噛む

一緒だよ 俺ももう待てない 待てないよ、、、

焦らしていた最後の君と俺のジクソーのピースを嵌める
あぁ 初めてだね やっと一緒になれる、 君と

ねぇ力を抜いて、息を止めないで、 そして俺を見ててー

紅くはれぼったい君の瞼は涙に縁取られていて、震えている
そして、俺は気づいた。

君は、傷付きやすい

何も知らない君の心や身体は傷付きやすいのだ
初めての時、俺がどんなだったか思い出すと苦い。

愛してるからこそ俺はあの痛みを君に与えてしまうのかー
心がざわめく。愛していて傷付けるなんてー!

アノときの俺が脳裏に閃く
ダメだ あんなこと出来ない!
君を傷付けることなんて、できないー

細い腰にあてがっていた手のひらをシーツに戻した。
俺には、ボクにはできないー

眼の光を消して、体躯をおこして、胸に君を抱きしめた。
少し小さくした身体の君は息があがってまだ震えている。

抱きしめてしばらくして、小さな拳が背中を打つ。 鼻先を胸に擦りつけると、ぬるい涙が俺の胸を濡らした。

抱いて…、抱いてよぅ もぅ、、、待てないよ、、xxくん…

甘い台詞をなぞって、俺の首筋に抱きついてキスを降らすの、
君は。。。

瞳を縁取る涙で、ただでさえ大きく潤んだ瞳孔に俺を映して、
君は。。。

ねぇxxくん、知ってるつもりだよ
ずっと、ずっーとxxを想っていたんだよ。

最初は自分の想いが怖かった。
何度も何度も打ち消して、おかしいって嗤ったりこんな気持ち間違ってるって否定していたよ

でもね
消えてくれないんだ
何度打ち消しても、否定してもxxが此処にいて、どんどん大きくなってー
そのうちxxの姿を見るのも辛くなったよ。
もう会えないって、会ったらxxに迷惑かけちゃうんじゃないかって、怖かった。

もう、止められないんだ。
でもxxの側に居らずにはいられないんだ。

愛しているんだよーーー xxくん
どんなになっても こんな風になって今さら強く感じてるんだ
xxくんへの想いの強さを、ねぇ。

ゴメンね ひく、よね。
こんな気持ち隠してxxくんの側にいて。

もしかしてって、すがる想いが叶ったのかなって、今日は、今日は思ったんだ。 おかしいよね。 xxくん、ゴメンね…
ひく、、、よね、、、。

下腹部に触れそうなくらい身体を曲げて、へその辺りで君の嗚咽が漏れていた。

それは俺だって一緒だよ。
一時の気の迷いだって、何度も何度も打ち消したよ。

俺の経験が君の存在を汚していくのが怖いくせに止められないんだ。
君に会うと必ず夢のなかで君を抱いていたよ。
こんなこと言えるか? 気持ち悪いだろ?

絶対に君には知られたくないよ。

そんな俺の想いは言葉にならない。かわりに君の頬を濡らし続ける涙をシーツで拭った

ひどい頭痛に苦しむみたいに君がゆらゆら頭をあげて、俺の視線と絡んだ

xxくんの中に痛みがあるなら、それを分けて欲しい
xxくんと出会って甘くて苦い恋を知ったよ

もう、元には戻れないなら、キチンと最後までシルシをちょうだい。

愛をちょうだい。

もう、これ以上突き放さないで。
愛してる
愛してるんだよ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?