捨てるべきもの、本当は気付いてるはず。


写真は嵐の「アオゾラペダル」の歌詞の一節です。

明日を眩しいくらいに
うまく描こうとして
ぼくらはキレイな色を
ぬりすぎたみたい


映画「ハチミツとクローバー」の主題歌。
キラキラした青春もだけど
ザラザラした青春も感じさせてくれる
好きな映画です。

もちろん、歌全部好きなんですが
ここ↑の部分で
いつも胸の奥がギュッとなってました。


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ワタシは様々な理由から法学部に入学。
ホントはね、理系学部に進みたかったんです。
センター試験がうまく行かなかったのもあったんですけど、
父の勤めてる会社が傾きかけてたこともあって
私学に入るなら理系は学費が高すぎる!
では文転しては?との先生の勧めで法学部受験。
最終的にはすごく楽しく勉強できたのですが、
四年間「法律職で身を立ててやる!」
と、どこか鼻息荒かったんです。

在学中に宅建を取り、
卒業後はスーパーでアルバイトをしながら
司法書士を目指していました。
少ないバイト代から教育ローンを組み
よし!やるぞっ!って。

なんだかんだで6年くらい勉強しましたけど、
結局ノイローゼになってしまって
司法書士は諦めちゃいました。
それでもどこか諦めきれないワタシは
・インテリアコーディネーター
・福祉住環境コーディネーター
を取得しました。(不動産系ばかり)
努力はしてきた。資格もいくつかは取った。
でも住宅系の会社に就職活動をするも
実務経験がないから。。と
コーディネーター職は落とされてばっかり。

なんでこんなに上手くいかへんのやろ。。
いままでやってきたこと、無駄やったんかなぁ。
そんなココロの炎が消えたときあとに残るのは
「ワタシ何やってんやろ。。」って思い。


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ワタシはいったい「なに」にしがみついていたんだろう。



でね、当時のテキスト全部捨てたんです。
あると、いつまでも未練がましくなってしまう。
もぅ、えーーーーい!!!って。


実は挑戦することより、捨てることが一番勇気いりました。
親にもあんなに頑張ってたのに捨てていいの?って言われるし。
そして何より、これまでの自分を否定しているようで辛かった。
「無駄やったんかなぁ」って思いを自分で「そうだよ」って言ってるみたいでした。
夢に夢見てたんです。
身体の芯がスースーするようなちょっと寒い感じがしました。
でも同時にもうこれで周りに心配かけなくて済むんだ、
とちょっと身軽な思いもしましたっけ。

しばらくはボーッとした日が続きました。
これまで勉強に充ててた時間を
次は何に使えばいいのかわからなかった。


ワタシがやりたいことってなんだ?


結局、高い授業料を払ってわかったのは
変なプライドは捨てなさいってこと。
変なプライドはいつの間にか執着に変わります。
ま、ワタシがしがみついてたなにかとは
「不本意な理由で法学部に入らざるを得なかった
(可哀想な)ワタシが逆境に負けず努力して
ヒーローになる!」
でした (寒)
ちっさ。

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いや~いま思い出しても寒いです(恥ずかしい!)
当時はめっちゃ必死やったけどねw
ノイローゼん時なんて悲劇のヒロインぽくなってんの、
俯瞰してみてたからね、自分で。
だから本当はここままじゃアカンってこと、
わかってたんやと思います。
だけど渦中に居るからもうその渦に飲まれちゃったほうが楽かも、なんて思ってたのかも。
我ながらズルい。

でもね、人生って面白いもので
回りまわって今、住宅系の仕事に就いてます(*^^*)
(ケータイ業界から外構業界へ転職)
福祉住環境コーディネーターは名刺にも載せてもらってます。
あの頃があったから、いま自由にやりたいことやってます。
でも今もちょっとずつ捨てていってるモノもあります。
新たな夢もあります。

無駄なことなんてないんだなー、ほんと。
歌はいまだに聞くとギュってなりますけどね 笑
なーんて。

ワタシの人生、まだまだこれから面白くしていきますよ!



今日も最後までお読みくださりありがとうございます♪
(ホントに長くてすみません)



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