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ストリートファイターリーグ RAGE参戦

初めまして。
ナガシマパイナポーです。松竹芸能のお笑い芸人です。

さてわたくしはいまカプコン「ストリートファイターリーグ powered by RAGE」
こちらのリーグ戦に参加しています。このリーグはチームを組みゲームのストリートファイターVで争うものです。

このリーグに参加して非常に得るものが多く、それを自分の中に留めておくのはとても勿体ない気がしたのでこのnoteを活用してみなさんにお伝えできればと思い始めてみました。


余談ですがわたくしとか僕とか拙者とか一人称がブレブレになると思います。気にせず読んでやってください。

はい。


今回のリーグはストリートファイターVをまったくやった事がない初心者枠のビギナークラスと22歳以下のうまい人枠のハイクラスとトッププロ枠のエクストリームクラスがあり、それぞれの枠1人づつの計3人でチームを組み6チームのリーグ戦で争うものです。

僕はビギナー枠で出場してます。まったくの初心者です。初心者の戦いを見て誰が喜ぶねんって話になると思いますがこのリーグ2.3ヶ月続くわけですよ。つまり見所としてはうまい人の試合だけではなくビギナーがどう成長するかも見てもらうという企画なわけです。
そこでチームのうまい人やプロの人に教えてもらって上達を目指すのですがただ上達を目指すという単純な話ではありません。試合では戦術やメンタルケア、試合中の指示など複雑な物が勝負に絡んでくるのです。そこが見所でございます。

あたいが入ったチームのメンバー
ハイクラスの選手がオニキ君という19歳のカリン使い。とにかく優しくてストVの知識がすごい。
そしてエクストリームクラスの選手があの梅原大吾さんです。ウメハラさんはゲームで世界一に輝き更にギネス認定もされてるゲーム界の先駆者でスーパーレジェンドでありハイパー超人でエクストリームホモサピエンスなのです。

そんなすごい方から何を教えてもらい何を学んだのかを節ごとに振り返っていこうかと思います。

もし何かに挑戦してる人や壁にぶち当たってる人にとって少しでもヒントになればこれ幸いです。
暇つぶしにでも読んでやってください。

さあまずは第1節(1試合目)・・・を振り返る前にチームを組むことになって初めてウメハラさんとプライベートでお会いした日の事を振り返りたいと思います。

『顔合わせ』
年末に行われたドラフト会議で『ウメハラゴールド』に加わる事が決定し、年始早々にウメハラさんと食事に行く事になった。
いざ会う事になりウメハラさんの事を〝世界一になった人〟ぐらいにしか認識していなかった僕はウメハラさんについて調べる事にした。検索履歴は梅原大吾 スペース 〇〇で埋まった。調べれば調べるほどウメハラさんのすごすぎる経歴に顔がどんどん青ざめていった。
やばい人と会うんだ、、、

どんな人かな?厳しい人なのかな?世界一とか未知すぎて怖いなぁ、、こんな事を考えながら待ち合わせ場所に向かった。

待ち合わせ時刻ウメハラさんから電話がかかってきた。
「ナガシマですっ」と緊張のあまり新人営業マンのように上ずった声で電話に出て軽いやり取りをして無事ウメハラさんと合流する事が出来た。
お店に向かう途中
「あのぉ、、経歴を調べれば調べるほどウメハラさんが凄すぎてキンチョウガヤバインデスケド、、」
と、在日1週間経ってないくらいの口調で伝えるとウメハラさんは笑いながら大丈夫ですよーと言ってくださった。ここで緊張はだいぶとけた。優しそうな人だ。
一安心しながらお店に向かった。そして食事を介して自己紹介的な話や普段どんな活動をしているかなど話した。自分がいかに売れてない芸人かというプレゼンをある程度終えたところで僕はこう切り出した。
「いやー企画とはいえこんな売れてもないゲーム初心者を世界一の方がお相手してくださるなんてなんか、、すいません」
するとウメハラさんの口から思いもよらぬ言葉が飛び出した。

「世界一っていう実績はありますけど僕の場合ツイてただけですよ」

は???????

レジェンドに向かって睨みを効かせて「は?」って言いそうになった。いや言ってたかも。
二度も世界一になって何年もプロゲーマーの最前線を走ってる人がツイてただけ?そんなわけがないし、そもそもそんな事言える?!
その低すぎる姿勢に驚いた。
もちろん見栄を張る必要がないくらい人に認められてきた自信なのだとは思うがにそれにしてもあり得ない。普通初対面の人にだったらオレすごいんだぜアピールがちょっとくらいあってもいい。しかしまったくないのだ。それどころかラッキーだったみたいな言い方をしてくる。
もうそれだけでこの人なんて器がでかいんだ、、スゲエ、、と驚いた。
続いて僕が次の質問をすると更なる驚きが僕を襲う。
「普通そんなに実績があると多少なり天狗になるもんじゃないんですか?」

するとこう返答がきた。
「昔は天狗になった事もありましたが何度も鼻をへし折られていくうちに天狗になる鼻がどんどん低くなっていったんですよ。それを繰り返していくうちに天狗になるみたいな感覚はなくなりましたね」

ここでナガシマ完全に心を鷲掴みにされた。
グシャッ!生搾りパイナップル状態。
ウメハラさんみたいなすごい人でも相当苦労や挫折を繰り返したんだと気付かされる。いや、だからこそこの結果とこの人柄なのだとわかった。

こんな下っ端のゴミ同然の芸人に初めて会った日にそこまで話してくれますかね?自分を下げるような事言ってくれますかね?
やっぱり本物の成功者は違うなと感じた。

こう思ってしまったらリーグへのモチベーションもMAX。絶対頑張ったろって思いながら会食を終えて帰宅した。

これがウメハラさんの狙い通りなのか定かではないが僕はまんまとリーグにめちゃくちゃやる気を出して取り組むことになった。

そしてここから更に心を鷲掴みされるような出来事が次々と起こっていく、、波乱の第1節が訪れる。

つづく

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