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初心者ゲームイベント〝ショゲイベ〟参加

ストリートファイターVの初心者ゲームイベントに参加しました。

なかなか良き経験が出来たので文章にしました。

格ゲー初心者イベントに興味ある方は是非読んでみてください。

『初心者ゲームイベント〝しょげイベ〟参加』

今回このイベントはあるフォロワーさんから声をかけてもらって参加する事になった。
正直僕はゲーム対戦イベント、大会なるものに参加する気はまったくなかった。
なぜなら自信がないからだ。
行っても楽しめない、ボコボコにされて終わる。弱いやつはお呼びじゃない。行く前の僕はそんな風に考えていた。

前までの僕だったらこの誘いは確実に断っていただろう。
しかしリーグでウメハラさんに変化をつける事の大切さを習ったので〝行った事のない場所に行く〟というのも何か発見が得られるのではないかと思い行動してみた。

不安だった僕はビギナークラスに声をかけた。国定と木村が行けるというので3人で参加する事にした。

事務所の後輩である国定と中野駅で待ち合わせて会場に向かった。

どんな会場なのだろう、、
北斗の拳に出てくるようなモヒカン野郎が『おれと戦えぇぇ』と絡んでくるのか?と不安混じりの妄想を膨らませながら向かった。

会場到着。
レッドブル・ゲーミング・スフィア・トーキョー
薄暗い地下にはモニターが何台も並びデザインがスタイリッシュな空間だ。

(雰囲気あるなぁ)

そんな風に思いながらボーっと受付待ちをしているとマイクアナウンスが流れた。

「ただ今ストリートファイターリーグで活躍されたビギナークラスの国定さんとパイナポーさんが到着されました!みなさんどんどん対戦して楽しんでください!」

普通なら芸能人が来たとなればこのアナウンスで会場はどよめき「うおおおおお」という声の1つでも上がっていいものだ。だが流石は売れてない三流芸人。誰も声を上げなければ誰も寄ってこない。

(恥ずっ!!)

思わず顔を伏せて会場入りをした。

中へ進むと何人かの方が話しかけてくれた。

(よかった、、、)

祭り上げられて誰も話しかけられないというお粗末な状態だけは避ける事が出来、内心ホッとしていた。

リーグ見ました。note見ました。応援してます。などの声をかけてもらった。
ありがたかった。

ある程度会話を終え国定とも軽くゲームで遊んでボーっと突っ立っていると僕を芸人ナガシマパイナポーとしてではなくゲーマー永島として話しかけてくれる人が現れた。

それは外国人プレイヤーだった。
見るからに強そうで海外の大会で見るような黒人プレイヤーに

「ヘイ!ヤリマショウ」

的な事を言われた。勝負の誘いだ。

おお!なかなか出来ない経験だ!
こんな機会があるのか!

とテンションが上がった。
僕はその人をマイケル(仮名)と勝手に名付けた。
僕はマイケル(仮)にLP(ランクポイント)を聞いてみた。
マイケル(仮)は「センゴヒャク」とだけ答えた。
近しいLPに安心した。
ちなみに僕はLP2000くらいだ。

試合開始
技が決まる度に大きめのリアクションをとるマイケル(仮)を見ているとゲームが楽しかった。
CA(クリティカルアーツ)という超必殺技を僕が決めた。するとマイケル(仮)はおでこに手を当て洋画でよく見るポーズで
「オーマイガー」と笑顔で呟いていた。

勝ち負けとかではなく単純に楽しんでいるマイケル(仮)の姿を見てゲーム本来の楽しみ方を思い出させてもらった。

マイケル(仮)と試合を終え冷静に見渡してみると周りはそんなプレイヤーばかりだった。

笑顔でプレイしている人が多い。熱くなって前傾姿勢になり勝った瞬間ガッツポーズを決める人、負けたら天を仰ぎ笑いながら嘆く人。どうしたら強くなれるか試合後に話し合う様子も見受けられる。

勝ち負けのみを意識してリーグに参戦していた僕にとってその光景はとても新鮮だった。

もちろんストリートファイターリーグの試合のような真剣勝負は見ていて楽しいし興奮する。しかし本来のゲームの楽しみ方や目的はこれなんじゃないかと改めて思う事が出来た。

特に記憶に残っている対戦相手の話をしたい。

そのプレイヤーは女性の方だ。
対戦を申し込まれLPを聞くと数百だと言われた。
僕はLP2000だけどいいのかな?と正直思った。
このゲームのLP数百と2000ではまあまあ差がある。
初対面でLPの話ぐらいしか思いつかなかった僕はキャラ選択画面で何か会話を広げようと思い

「そのキャラ似合ってますね」

となかなかに、わけのわからん発言を相手にした。初対面の相手に似合う似合わないもないのだが何となく雰囲気的に合ってると思ったからだ。
するとLPの会話も有ってか、その女性はこう答えた。

「勝ちたくてやりたいっていうより楽しみたいので好きなキャラでやってるんです」

先程のマイケル(仮)の時もそうだったが再びハッとさせられた。本当にみんな楽しもうとしている。

続けて僕がそのキャラクターの衣装について触れると、その女性はこのキャラのこの衣装が好きだとか足元のココまでこの色だったら良かったと、いろいろ教えてくれた。

こういう楽しみ方もあるよなぁ

改めて、改めてゲーム本来の楽しみ方を見つめ直す事が出来た。

僕はリーグに出てトッププロのストイックな面に触れすぎていたせいか、格闘ゲームは強くなければいけないゲームなのだと勝手に思い込んでいた。
だが蓋を開けたら全然そんな事はなかった。

ゲームにしてもスポーツにしてもプロの世界があれば趣味の世界がある。
ワーキャー対戦するのもいいし強くなりたいと目標をもって真剣にプレイするでもいい。
とにかく自分がやりたいように楽しめばいいのだ。

このイベントではそういう部分を改めて考える事が出来た。

この後も対戦はとても楽しかった。
僕に勝てなくてリベンジさせてくれという人も現れた。
この技にはこうするのがいいのか?などあーだこーだ話しながら対戦したりもした。

会場には幅広い年齢の人がいて10代から50代くらいの人までいた。老若男女が平等に楽しめる空間だと言うことが見ているだけでよくわかった。以前この業界の人が〝e-Sportsは身体能力がさほど関係なく平等に戦える〟と言っていた意味を改めて実感する事が出来た。

はい。という感じで以上でございます。
もっといろいろ感じた事はありましたが今回のイベントで特に思ったのはこんな感じです。

初心者ゲームイベントっていうのは珍しいらしいです。なかなか初心者が集まれるイベントって確かにあまり聞いた事がありません。
いいイベントだなぁと素直に感じました。貴重な体験が出来ました。

こちらの〝しょげイベ〟月に何度か開催されるみたいなのでよろしかったら参加してみてはいかがでしょうか?次回は4.14にあるみたいです!

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