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記事82:主人公声の話

主人公声って、いるよなあと思っている。
孫悟空とかルフィとか、そういうことではなくて(もちろんそれも主人公声だけど)、多人数グループの中には主人公声の人が必要だと思うのだ。

グループの中で一番歌がうまいとされている人が主人公声であることが多いと思うんだけど、一部はそうでもない場合もある。勝手な解釈だと、以下の感じだ。

嵐 大野智
ももクロ 玉井詩織
初期BiS プー・ルイ
3期BiS チャントモンキー
BiSH セントチヒロ・チッチ
EMPiRE MAYU EMPiRE
lyrical school hime
でんぱ組.inc 相沢梨紗

よく聴く(聴いていた)アイドルグループで考えたらこんなだ。特にプー・ルイの主人公声というか「正義の味方声」がやはり好きだった。

多人数グループということで、日本語ラップでも考える。

NITRO MICROPHONE UNDERGROUND SUIKEN
RIP SLYME RYO-Z
KAMINARI-KAZOKU RINO LATINA II
SMRYTRPS SEMMY
Refugeecamp Jazadocument
stillichimiya MMM
韻踏合組合 遊戯
梅田サイファー peko

主人公声だと思う人を挙げているのであって、グループで一番好きなメンバーと一致しているわけではない。
SD JUNKSTAは誰だろうな?と考えたけど、NORIKIYOがどうしようもなく主人公すぎて。でも声でいうならOJIBAHかもしれない。

ときに自分の個性よりも周りを引き立てるために必要になる主人公声。でも多人数で活動するグループには不可欠だと思う。こういう、共感を得られないことを記しておける場所があるのはよかった。あとこういうことを考えて過ごす休日は有意義だ。

なみちえ『毎日来日』

僕が気付くのが遅く、この作品を知ったときには自主制作盤はすでに通販サイトでは売り切れ、配信でしか買えなくなっていた。でも調べてみると、盤の方が1曲多く収録されている。
なみちえ本人がだいぶ前にアップしていたブログに、「購入希望の方はメールを」と書いていたのを発見し、ダメ元でメールしたら本人から買えたという印象深い1枚。

ユーモアを交えてフラストレーションを昇華させるという、とても徳の高い作品。かもしれない。もしくは「お前らにはどうせ分かりっこねーだろ!」という作品。2020年代、ようやくここまできたか。

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