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梅シロップを仕込んだ感想vol.2

  仕込んで一日でけこう氷砂糖がとけるもんだなあと感心しています。
 ちょいとかき混ぜたスプーンを味見がてら舐めてみたら、梅のさわやかな風味が香ってきました。まだ一日目でこの出来上がりだと仕上がった時のシロップはもう濃厚なんだろうなぁと胸を膨らませてしまいます。

 じわっと汗をかいたように溶けています。
 毎日のお作法としては下に溜まったシロップを全体に行きわたらせるようにビンを回します。

 これが4日目。もう梅がすべて浸るくらいに氷砂糖がとけていました。梅も果汁が吸われているようでちょっとシワシワになっています。注ぎ口から匂いを嗅いでみるとほのかに梅の香が漂ってきます。良いぞ良いぞ…!

 6日目。なんか蜃気楼のようなものが漂っています。氷砂糖がとけたときの濃度が均一ではないのでこのように靄がかかったように見えるようです。「シュリーレン現象」と言って陽炎と同じ原理なんだそうですよ。濃度の高い砂糖水が下に溜まっているので氷砂糖が解けにくくなっているなと感じたので梅を潰さないようにかき混ぜました。

 そんなこんなで10日目の状況です。もうシロップと言っても差し支えないくらいに氷砂糖も溶けまして、梅干しかと思うくらいにシワシワになりました。このころになると梅を取り出すようです。梅の渋みが出てしまうのだとか。まだちょっとふっくらしていた梅もあったので、もったいない精神もありアディショナルタイムで延長戦です。出し尽くしていただきましょう(笑)

 こんな感じでかなりシワシワになります。ためしに食べてもあまりおいしくはありませんでした…「流れ梅」を期待しておりましたが…。この状態のものを煮詰めてやると梅ジャムもできるんだとか!

 12日目。残りの梅からも出すものを出してもらったので別の容器に入れて冷蔵保存です。酢を入れてないレシピなので発酵して泡立っています。このままいくと普通に梅酒となってしまいます。それはいろいろ危ういので冷蔵保存します。冷蔵庫に入れておけば一ヶ月は持つとのことなのですが、一ヶ月を待たずに無くなりそうなのです。飲みすぎて…。おいしい…!

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