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ポンコツなわたしで、生きていく。ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす / いしかわゆき

◆ ポンコツなわたしで、生きていく。ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす /  いしかわゆき

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◆分かりやすさ:★★★★★
◆おすすめできるひと:少しでも生き辛さを感じている人
◆載っていること:生き方、ビジネスマインド

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「ああ、私ってポンコツだなぁ・・・」

って、最近仕事で同じミスを立て続けに3回してバチクソに怒られ、こう思いました。I’m a PONKOTSU・・・

みなさんも同じような経験ないですか?・・・え?ない?すみませんでした!!

ポンコツでないみなさんは、ここでお帰りいただいて、ちょっとでも覚えがあるみなさんは、ちょっとこの本を読んでみてください。

『ポンコツなわたしで、生きていく。ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす /  いしかわゆき』(技術評論社)

ポンコツを自称するフリーランスのライターである「いしかわゆき(ゆぴ)」さんが、自分のポンコツエピソードを存分に紹介してくれています。

本の最初には『はじめに』として導入が書かれていることが多いですが、あまりにもポンコツすぎて笑いました。(ひどい

・『昼の12時にのっそり起きてきて、自堕落な生活を送っていること』

・『幼稚園児にしてギリギリ登園。誰とも関わらず絵を描いたり、本を読んだりの天性の隠キャ。中高時代は、ガチヲタ』

・『産まれてはじめてやった接客業のバイトで「早起きして着替えをして時間通りに打刻する」ができず、毎日寝坊して怒られていたこと。さらにアットホームな職場なのに1年間で友達が1人もできなかったこと』

・『「接客がダメならコールセンター!」と思い働き始めるも、研修段階で寝坊してクビ。ケーキ工場でバイトしたときには、カートに乗っていた100個のモンブランをひっくり返して、大惨事』

などなど。
おもしろエピソードがたくさん。(ひどい

私は、『はじめに』で笑って、気づけばレジに本を持って行ってました。

読んでくれ・・・。頼む『はじめに』だけでも読んでくれ・・・。笑えるから・・・。

①いしかわゆき(ゆぴ)さんとは。

早稲田大学文化構想学部 文芸ジャーナリズム論系卒。小売業営業、サイバーエージェント広告事業本部、Webメディア・新R25編集部を経て2019年にライターとして独立。取材やコラムを中心に執筆するほか、声優やグラフィックレコーダーとしても活動している。

2021年8月に出版した『書く習慣~自分と人生が変わるいちばん大切な文章力~(クロスメディア・パブリッシング)』は2万部を突破し、Amazonライティングカテゴリで1位に。翌年には『ポンコツなわたしで、生きていく。』(技術評論社)を出版。

キャリアスクールSHElikesのフリーランス講座講師。WorkshipMAGAZINEで『健康で文化的なADHDフリーランスのお仕事ハック』連載中。生きづらい世界をいい感じに泳ぐために日々発信をする。
いしかわゆき(ゆぴ)のプロフィールより

経歴などは↑がわかりやすいのでコチラをみてもらうのが1番早いかと。

ざっくり言ってしまえば、フリーライターで、声優で、グラフィックレコーダーの人。
(グラフィックレコードとは、ホワイトボードや模造紙へ、イラストや図を用いて会議の内容を見える化する手法のこと)

さらに、ADHD(注意欠如・多動性障害)の性質も持っているらしいですね。
こちらは、本書でも説明されていました。

②ポンコツでも、会社を辞めていいですか?

(↑の子見出しは、『第1章 ポンコツでも、会社を辞めていいですか?』より)

そんな「いしかわゆき(ゆぴ)」さんが、どういう社会人人生を送ってきて、会社を辞めてフリーランスになったのかが、第1章でまとめられています。

この時代でもやはり「いしかわゆき」さんは、やっぱりまあまあやらかしています(笑。

章の構成は以下の通り。

・第1章 ポンコツでも、会社を辞めていいですか?
・第2章 ポンコツメンタルで生きていこう
・第3章 ポンコツのお仕事ハック
・第4章 めんどくさくない人間関係を築く魔法
・第5章 「そもそもなんなん?」な呪縛は解いてしまおう

第2章は、ポンコツなりのメンタルやマインドについて。
第3章は、ポンコツが社会で働いていくにはどう考えたらいいか。
第4章は、人間関係について。
第5章は、生きるのを楽にするために「固定観念」をなくそう、といった内容になっています。

私が1番心に残ったのは、やはり「第1章 ポンコツでも、会社を辞めていいですか?」ですね。間違いなく、私が会社を辞めたいという思いがあるからでしょう!

それに加えて、やはり「いしかわゆき」さんのポンコツエピソードが満載で面白かったのと、1人のポンコツとして共感できることが多かったから。

第1章 ポンコツでも、会社を辞めていいですか?

③弱みを晒せる強さ

自分の弱みを晒すというのは、誰であっても怖いもの。
もちろんわたしも怖く、人一倍弱みや本音を見せるというのを嫌がる傾向が、私にはあります。

普通に暮らしていると、自分の弱いところや恥ずかしいと感じるところは、つい隠そう隠そうとしてしまうもの。みなさんのなかにも弱みを晒したり、本音を晒したりした記憶がないという人がいるのではないでしょうか。

私も特に対面では、弱みや本音を晒す・話すといった記憶がここ数年ありません。
社会に揉まれ、次々やってくる人間関係を受け流すことばかり上手くなってしまっていて、気づけば誰にも弱みや本音を見せていないといった状況に陥ってしまっています。

「いしかわゆき」さんがポンコツでありながらも、会社を辞め、フリーランスとしてやっていけているのは、自分のことを理解して弱みを晒しているからではないか、と本書を読んでいて感じました。

弱みを晒すことで、一時の恥は感じるかもしれませんが、自分の深いところを知る理解者を増やすことにも繋がるからです。

本書は確かに「いしかわゆき」さんのおもしろポンコツエピソードという弱み満載ですが、逆に「いしかわゆき」さんの強みをも理解できるといった本になっていると思います。

そういうところは、見習うべきだな〜〜と私は読んでいて思いました。

④笑いながら読もう!

と、良いこと言いましたが、やはり読んでいる最中は、おもしろエピソードを笑いながら読んでいました!

文章もすごく読みやすくて、スラスラ読めますし、本をあまり読まない人にもオススメできる本だと思います。

あと、これだけは言わせて!!

表紙がめちゃ可愛い!!

ジャケ買いして、本棚に並べて置くだけでも良いかもね!

まあ、なにはともあれ、『はじめに』だけでも読んでみてくだせぇ。

間違いなく笑えることは保証します。

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